なぜ『レイトン』最新作は、怯えていたファンを安心させることに成功したのか─物語、声優変更、ナゾトキの全てに希望の兆し

シリーズファンが喜ぶ朗報ながら、一抹の不安もあった『レイトン教授と蒸気の新世界』の発表。ですが、その不安のいくかは払拭され、また期待が持てる情報なども垣間見えました。

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なぜ『レイトン』最新作は、怯えていたファンを安心させることに成功したのか─物語、声優変更、ナゾトキの全てに希望の兆し
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■やむを得ない事情によるナゾの監修変更。本作の担当は誰になった?

『レイトン教授』シリーズの特徴といえば、物語や魅力的なキャラクター陣に加え、プレイ時間の大半を費やす「ナゾトキ」要素が欠かせません。そのナゾトキの質を大きく支えていたのは、ナゾの監修を担当してきた多湖輝氏です。

多湖氏は、ベストセラーを記録した人気書籍「頭の体操」シリーズの著者でもあり、この道の第一人者。その実力を『レイトン教授』シリーズでも存分に発揮し、挑み甲斐のある数々のナゾでプレイヤーを翻弄しつつ、閃きの快感を与えてくれました。

ですが、残念ながら多湖氏は2016年3月に死去。『レイトン教授と超文明Aの遺産』発売から、わずか3年後のことでした。そのため、以降のシリーズ作(『レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀』)はもちろん、最新作の『レイトン教授と蒸気の新世界』にも関わることはできず、監修の変更は不可避です。

『レイトン教授』シリーズに深く親しんだファンであれば、ナゾトキの監修変更も非常に気になるところ。最新作の告知以来、果たしてどうなるのかと注目していた人も多い中、発表会にて「QuizKnock」がナゾ開発を担当すると判明しました。

「QuizKnock」は、クイズ王として知られる伊沢拓司氏を筆頭とする東大発の知識集団。数々のTV番組に関わるほか、知力を刺激するゲームアプリの提供や、エンタメと知の融合を目指すYouTubeチャンネルなど、その活躍は多岐にわたります。

「QuizKnock」と『レイトン教授』シリーズのタッグで、どのようなナゾトキが生まれるのか。最終的な判断は製品版が登場するまで分かりませんが、その実績や多湖氏以外に任せるほかない現状を踏まえると、決して悪い選択肢ではないでしょう。


本作に対して様々な不安を抱く方もいるかと思いますが、安心材料となる発表がありましたし、期待できそうな情報も少なくありません。まずは今後の続報に注視しつつ、シリーズを新たに彩る『レイトン教授と蒸気の新世界』の登場を楽しみにお待ちください。

(C)LEVEL-5 Inc.


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《臥待 弦》

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