【特集】『崩壊:スターレイル』文化を食べ物からチェック!ピノコニーの夢のような料理や“ホタルの好物”、ベロブルグを追い詰めたカニ騒動まで…

絶対食べてみたい料理から、死んでも食べたくない料理まで山盛り。

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【特集】『崩壊:スターレイル』文化を食べ物からチェック!ピノコニーの夢のような料理や“ホタルの好物”、ベロブルグを追い詰めたカニ騒動まで…
【特集】『崩壊:スターレイル』文化を食べ物からチェック!ピノコニーの夢のような料理や“ホタルの好物”、ベロブルグを追い詰めたカニ騒動まで… 全 18 枚 拡大写真

『崩壊:スターレイル』にて新たな目的地「ピノコニー」の物語が追加されました。ピノコニーは絢爛豪華な“夢の世界”とあって、様々な娯楽とともに食べ物にも力が入っています。

本作のディティールへのこだわりは「ゴミ箱」を調べたときのメッセージなども有名ですが、「食べ物」のフレーバーテキストもまた、笑わせてくれるジョークだったり考察しがいのある情報が秘められたりしています。ピノコニーで追加された食べ物の数々も、舞台の背景を知るための手掛かりになりそうなテキストで満ちていました。

そこで本記事ではピノコニーを中心に『崩壊:スターレイル』の食べ物をご紹介!「宇宙ステーション ヘルタ」「ヤリーロ-VI」「仙舟『羅浮』」も含めて、もはやフレーバーテキストが独特な料理の数々を紹介していきます。

◆ピノコニー名物「スラーダ」はもちろん、ホタルの好物「オークロール」から“マーケティングの勝利”が垣間見える逸品まで!

ピノコニーの名物である「スラーダ」は、作中でも大きく取り上げられています。アメリカのコーラよろしく、ピノコニーでは社会的ムーブメントを起こし“シロップ主義”という言葉まで生まれたようです。街の売店では「クラシックスラーダ」として販売されていますが、このフレーバーテキストにもちょっと皮肉が込められています。

名前が「クラシックスラーダ」である理由は“顧客にスラーダのレシピ変更が受け入れられず元に戻した”というところからきているようで、古き良きスラーダに対する愛が感じられますね! ……しかし続きを読むと、実は7割を超える人間が古いレシピと新しいレシピの味の違いを区別できていなかったと書いています。ピノコニー民はスラーダを飲んでるんじゃない、「クラシック」という情報を飲んでるんだ……!

ちなみに、このスラーダは実は仙舟「羅浮」にも「グッドドリーム・ソーダ」という名前で登場しています。仙舟人に合うようにレシピが調整されているというのがリアルですね。

ピノコニーで「ホタル」に連れて行ってもらったレストランには様々な料理が並んでいますが、その中でも彼女が一番好きだと言ったのが「オークロール」。バウムクーヘンみたいな見た目でさぞ美味しいんだろうと思いますが、貧しい星の民の「パンに木くずを加えて空腹を凌いでいた」というエピソードが発祥のようで、外見はともかく成分までオークの樹に近いようです。食べてみると意外とおいしいのかもしれませんが……まず味が想像できません。

“夢の国”ピノコニーらしさを感じられる他のメニューとして「フライドポテトサンデー」も挙げられます。夢境であることを存分に活かして「溶けないアイスクリーム」「しなしなにならないポテト」を実現した逸品です。本当に美味しそうですね。食べてみたい……。

別の意味で“ピノコニーらしい”のが「百層サンデー(カロリーゼロ)」です。ピノコニーは「オークロール」「フライドポテトサンデー」も含めてカロリーの化け物っぽい食べ物が目白押しで「百層サンデー」なんかはその筆頭に思えます。しかしピノコニーは夢の世界で、実は全部カロリーゼロです! 「オークロール」を毎日1個食べるホタルが異常な大食漢というわけではないのです。

そして、それを逆手に取ったのが「百層サンデー(カロリーゼロ)」。あえてカロリーゼロと商品名に入れることで、罪悪感が軽減されて思わず手に取りたくなります。本当は百層サンデーに限らず全部カロリーゼロなのに……。人心を操るマーケティング戦略が実に上手い!

◆ベロブルグを滅亡寸前に追い詰めた「イワグラシガニ」、カロリーの高い飲用水「鱗淵氷泉」、材料がごみ袋の「不味いチャーハン」…

続いてはピノコニーから離れ、「宇宙ステーション ヘルタ」、「ヤリーロ-VI(ベロブルグ)」、「仙舟『羅浮』」の食事をピックアップしていきましょう。こちらのフレーバーテキストも、それぞれの文化に基づいたユニークなフレーバーテキストが展開されていました。

「ヘルタ」では全員が同じ組織に所属しているとあって売っている食料は少なめ。そのかわり注文ロボット「チャーハン天才123号」などが存在しており、自動販売機などでは「大宇宙チャーハン」が売っています。「色も味も香りも最高」と、一番身近で食べたくなってしまう逸品ですね。

ちなみに失敗作のチャーハンを作りたいなら材料にゴミ袋を使い「不味いチャーハン」を合成可能。テキストで「もちろん、私だってチャーハンぐらい作れる……」と言っているのはゴミ箱好きの主人公でしょうか?

ヤリーロ-VIでは、長い間封鎖されていたベロブルグらしい料理を見ることもできます。「洞窟イモリの塩焼き」は鶏肉のような味をしていますが、「この時代のほとんどのベロブルグ人はニワトリを見たことがない」とも書かれており、凍土に囲まれた厳しい環境を実感させてくれます。

その一方で「揚げイワグラシガニ」には「寒波が来る前にベロブルグを滅亡寸前に追い込み、その後訳もわからず絶滅寸前になった…水産物」という物騒なフレーバーテキストが! 星核だけでなくイワグラシガニの脅威にも晒されていたとは、本当に厳しい環境を生き抜いてきたのですね……。興味はあるけれど、イワグラシガニ関連の騒動について語られる日は来るのでしょうか?

仙舟「羅浮」の自販機では「鱗淵氷泉」が販売されています。鱗淵境で生産された天然飲用水とあって爽やかな喉越しっぽいですが「実はかなりカロリーが高い」と書かれています。「ミルクティーのように高糖高脂」とも書かれていて、それはそれで美味しそうですが、パッケージに悪意を感じますね。ピノコニーの「百層サンデー(カロリーゼロ)」とは真逆を行く商品です。


今後サブイベントでも語られる機会があるかもしれませんが、飲食物のディティールから『崩壊:スターレイル』の世界を見てみるのも面白いでしょう。ピノコニーに“シロップ主義”という概念があったり、イワグラシガニがベロブルグを崩壊させかけていたエピソードのように、ストーリーの根幹にかかわる設定があるかもしれません。今回紹介した料理はごく一部。気になった方は自分の推し料理を探してみてはどうでしょうか?

『崩壊:スターレイル』はPC/PS5/iOS/Android向けに現在配信中です。


PlayStation 5(CFI-2000A01)
¥66,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《高村 響》

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