『真・女神転生V Vengeance』は序盤から新展開の兆し! 新キャラ「ヨーコ」もパーティ参戦─fps設定にどこでもセーブなど、利便性も向上【先行プレイレポ】

無印版に様々な新要素を加え、マルチプラットフォームで展開する『真・女神転生V Vengeance』。その体験にどんな変化があったのか、先行プレイによるレポートをお届けします。

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『真・女神転生V Vengeance』は序盤から新展開の兆し! 新キャラ「ヨーコ」もパーティ参戦─fps設定にどこでもセーブなど、利便性も向上【先行プレイレポ】
『真・女神転生V Vengeance』は序盤から新展開の兆し! 新キャラ「ヨーコ」もパーティ参戦─fps設定にどこでもセーブなど、利便性も向上【先行プレイレポ】 全 24 枚 拡大写真

■悪魔関連にバトル、探索の新要素も見逃せない!

新鮮な体験は、ヨーコの登場やゲストキャラの参戦だけではありません。前述の「グラシャラボラス」をはじめ、無印版にはいなかった追加の悪魔が、序盤から終盤まで万遍なく用意されています。

グラシャラボラスとは今後も出くわしますし、序盤だけでも「グレムリン」「チョトンダ」といった追加悪魔がフィールドを闊歩。筆者のプレイでは、「チョトンダ」は遭遇よりも悪魔合体での出会いが先でしたが、戦力的にも頼りになる存在で、戦闘面でずいぶん助けてもらいました。

また、悪魔とより深いコミュニケーションが可能になる「悪魔の裏庭」が本作に実装されました。これは、プレイヤーが所持している仲魔たちが、フィールド上に姿を現す特別な場所のことです。

「悪魔の裏庭」には、条件を満たすことで特別な会話が発生し、アイテムがもらえたり、仲魔が成長したりするといった要素があります。また、特定のアイテムを貢ぐことで、狙った仲魔から好感を得ることが可能です。

「悪魔の裏庭」では交流だけでなく、「フリーカメラ」機能も楽しめます。無印版だと、仲魔たちを撮影できる機会が限られていましたが、フリーカメラなら遠近に俯瞰、回り込みなど自由自在。カメラの自由度自体はかなり高く、主人公の位置に関わらず、「悪魔の裏庭」全体を幅広く移動できます。

バトルシステム自体は無印版の時点で完成されているため、基本的にはそのままです。ただし、いくつかの新要素もあり、その中でも見逃せないのが「ユニークスキル」の存在です。

これは、条件によって自動的に発動する効果のことで、例えば特定条件下における威力上昇や自身の能力強化など、様々な種類が用意されています。

ユニークスキルは、既存のものも含めた全ての悪魔(主人公やヨーコなども含む)に用意されているので、こちらも序盤から楽しめる新要素です。中には、悪魔会話で悪魔の機嫌を損ねた際、割り込んで仲を取り持ってくれる「悪魔の仲立ち」というユニークスキルも。悪魔会話の機会は多いので、この手助けは実にありがたいところです。

フィールドにも変化が訪れており、「マガツロ」と呼ばれる移動手段が追加されました。これは、特定の2点間を繋ぎ、高速で移動できる道のこと。フィールド上の移動を補助してくれる要素ですが、この「マガツロ」を使って無印版にはなかったエリアに行くこともできます。

エリアといっても広大なものではなく、従来のマップに追加される形ですが、見慣れた場所に新たな探索範囲を見つけると心が湧き立つのも事実。「グレムリン」や「チョトンダ」とはそこで遭遇したので、新悪魔の何体かは追加されたエリアに集中して配置されているのかもしれません。

追加エリアは「マガツロ」経由で行けるので、発見するのは容易ですが、新機能の「雲上視界」を使えば更に見つけやすくなります。「雲上視界」とは、ミニマップと全体マップの中間的な存在で、自分がいる場所とその周辺を航空写真のような見た目で描写してくれます。

真上からの視点なので位置関係が分かりやすく、全体マップよりも詳細に描かれており、各種アイコンも地図上に記載。周囲の地形や、どこへ行けば何があるのか、一目瞭然で分かるので非常に便利です。「雲上視界」のおかげで、今回のプレイでも探索がかなり捗りました。

このほかにも、戦局の一変も可能な「マガツヒスキル」が50種以上増えたり、無印版のダウンロードコンテンツも収録されていたりと、『真・女神転生V Vengeance』は単なるシナリオ追加に収まらない大きな進化を遂げています。



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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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