■『ドラゴンズドグマ 2』:2024年3月22日発売(PS5/Xbox Series X|S/PC)
今年の3月も話題作が続き、『Rise of the Ronin』や『プリンセスピーチ Showtime!』なども登場し、盛り上がりに拍車をかけました。この2作品はいずれも3月22日に発売されましたが、今回取り上げる『ドラゴンズドグマ 2』も同日発売され、上半期の中でも特に目玉となる作品が集まる日となりました。
シリーズ1作目の『ドラゴンズドグマ』は、2012年5月に発売されたオープンワールド・アクションRPGです。当時はまだ国産のオープンワールド作品が少なく、「カプコンがオープンワールドを手がけた」として、大きな注目を集めます。
特に関心を集めたのが、アクション性の高さと「ポーン」の存在です。当時のオープンワールド作品はシンプルなバトルが多く、『ドラゴンズドグマ』が持つアクション性の高さはかなり刺激的でした。また、プレイヤーに付き従い、共に戦う「ポーン」がいることで、ソロプレイなのにマルチプレイを楽しむような新鮮さがありました。
こうした特徴で好評を博した一方、オープンワールドとしてはフィールドの広さが物足りず、探索要素などに不満の声も挙がりました。そんな1作目から10年以上の月日が経った2024年、念願のナンバリング続編『ドラゴンズドグマ 2』が、満を持して登場します。
『ドラゴンズドグマ 2』のフィールドは一気に拡大し、数十時間程度では遊びきれない広大な冒険が待っていました。もちろん、アクション性の高いバトルや「ポーン」の魅力は継承されており、さらなる進化を遂げています。
ただし、手軽なファストトラベルがなく、UIが使いにくいなど、不便な面も目立っており、賛否両論分かれる向きもありました。そうした点に不満を持つのも当然の話ですが、移動中に起きるハプニングや出会い、洞窟や宝箱の発見など、「道中」と「冒険」が密接な関係にあるため、敢えて調整した面が見受けられます。
体験したプレイヤーの思い出に残る、偶発的な「冒険」を大事にする『ドラゴンズドグマ 2』は、万人向けという点からは外れるかもしれません。ですが、4月2日時点で販売本数が250万本を超えるなど、確かな人気も得ています。これだけ個性的な作品、見逃すには惜しいばかりです。
■『ELDEN RING』DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」:2024年6月21日発売(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PCS)
『デモンズソウル』をはじめとする数多くの高難易度アクションゲームを手がけ、国内外に多くのファンを持つフロム・ソフトウェア。同社の一部タイトルは“死にゲー”という通称が代名詞ともなり、刺激を受けたクリエイターが多くのフォロー作品を生み出しました。
フロム・ソフトウェア自身も、高難易度アクションゲームの開発に磨きをかけ、2022年に『ELDEN RING』を発売しました。従来のような高難易度のアクション性に、広大な世界を舞台とするオープンワールド性を加え、これまでにない斬新なプレイ体験が好評を博します。
“死にゲー”の多くは、ゲーム進行の要所に手ごわい敵がおり、その敵を倒さないと先に進めない場合が多々あります。そのため、何度挑んでも勝てない強敵を前に、心が折れそうになることもしばしば。しかし『ELDEN RING』はオープンワールドなので、ある箇所で詰まっても進める場所は多く、その先々で武器やアイテムが手に入ることもあります。
高難易度アクションを自由度の高さでカバーできるユニークなゲーム性は、従来のファンのみならずカジュアル層にも受け入れられ、発売から約2年で世界累計出荷本数2,500万本を記録。ゲーム史に残るほどの大ヒット作となりました。
そんな『ELDEN RING』の遊びの幅を広げるDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」が、6月21日に配信を開始。マリカが神となり、黄金樹が生まれた「影の地」を舞台に、『ELDEN RING』の新たな冒険が楽しめるようになりました。
広大なフィールドやダンジョンはもちろん、武器や魔法、戦技といったバトルに直接関連するものも追加され、戦いの幅も広がった「SHADOW OF THE ERDTREE」。これまで語られなかった物語と共に、刺激に満ちた冒険が今一度幕を開けます。
『ELDEN RING』は2年前に発売されたゲームですが、その人気と注目度は衰えることなく、「SHADOW OF THE ERDTREE」は発売からわずか3日で、世界累計売上本数が500万本を突破。今もなお活気づく『ELDEN RING』、そのDLCでも豊かなプレイ体験が味わえます。
今回は上半期の中から厳選させていただきましたが、このほかにも『百英雄伝』や『SAND LAND』、『サガ エメラルド ビヨンド』に『ステラーブレイド』と、4月だけでもこれだけの話題作がひしめいていました。
その後も、『ペーパーマリオRPG』に『真・女神転生V Vengeance』と、人気シリーズの復活からバージョンアップ版まで、その展開も様々。2024年の上半期も、濃厚なタイトル群に恵まれました。今一度改めて見落としていた作品がないか確認し、今後のスケジュールを見つめ直してみませんか?



