医療福祉関係者らがeスポーツについて学ぶ―JeSU、障がい者のeスポーツ参加支援セミナーを初開催

参加者は5時間以上のプログラムを受講し、終了後には修了証が配布されました。

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医療福祉関係者らがeスポーツについて学ぶ―JeSU、障がい者のeスポーツ参加支援セミナーを初開催
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一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)は、障害を持つ方のeスポーツ参加を支援する人材育成を目的としたセミナーを初めて開催したことを報告しました。

eスポーツは、年齢や性別、身体的なハンディキャップに関わらず誰もが競技を楽しめる「ハンデキャップ・レス」な特徴を持っています。この特性を活かし、全国各地で障害を持つ方々によるeスポーツを通じた社会参画や交流の取り組みが行われてきました。

しかし、支援する人材や機器の不足など、普及拡大に向けた課題も指摘されています。JeSUは今年度から、公益財団法人日本財団からの助成を受け、障害を持つ方のeスポーツを通した社会参加について人材育成と啓発活動に取り組み始めました。

今回のセミナーには、病院や施設、自治体などで障害を持つ方のサポートに取り組む医療福祉関係者をはじめ30名が参加。eスポーツに関する基礎知識や医療現場における現状に関する講座と、専門的な機材を活用する実践形式のワークショップで構成された5時間以上のプログラムを受講し、参加者には修了証が配布されました。

冒頭の講座では、JeSU医事委員会のメンバーでもある田中栄一氏が、国立病院機構北海道医療センターでの実践例や課題を紹介
手作りのメガネ型装具で視覚障害の見え方を簡易的に再現し、アクセシビリティに対応しているFlex Controllerによるゲームプレイを体験
半身不随など、運動機能に障害を持つ環境を想定し、Xbox Adaptive Controllerの使い勝手を確認

JeSUは今後、セミナー参加者にJeSUが関わるeスポーツイベントで講師を務めてもらうなど、障害を持つ方の社会参画や交流に貢献する機会を作っていくことを検討中であるとしています。

《e-Sports Business.jp》

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