■クロスプレイの恩恵で、「野良パーティ」も賑わう

狩り友がいなくてぼっちだけど、オンラインプレイに抵抗がないなら、誰でも(もしくは一定の条件の中で)参加できる、いわゆる「野良パーティ」で遊ぶというのも手です。
これは従来のシリーズ作にもあったものなので、別段目新しいものではありません。人が集まるフリーの「ロビー」に入り、適切なルームを見つけ、挨拶を交わして共に狩りをする。ごく標準的な、オンラインマルチプレイです。

ただし、本作のロビーは最大100人まで収容できます。そのため、参加を募集するクエストもかなりの数が並び、どれを選べばいいのかと嬉しい悲鳴が上がるほどです。
これだけ賑わう理由は『モンハンワイルズ』の人気の高さもありますが、本作がクロスプレイ機能にも対応しているのも大きな要因です。現在、PS5版、Xbox Series X|S版、Steam版の3機種に向けて展開中ですが、異なるプラットフォームのユーザー同士でもマルチプレイが可能なので、より多くのハンターが集まりやすい環境になっています。

そのためクエスト参加方式だけでも、ルーム先の選択肢が多く、手軽にオンラインプレイが楽しめます。従来の形に抵抗がない人は、ロビーが賑わう『モンハンワイルズ』のマルチプレイを問題なく楽しめることでしょう。
■「救難信号」で気軽なオンラインプレイもお勧め

知らない人と(仮に数回でも)長く一緒に遊ぶのは抵抗がある。でも、強敵相手に助け合いたい。そうした複雑な気持ちに駆られている人も、決して少なくはないでしょう。
かく言う筆者も、プレイヤー同士で力を合わせて戦うのは好きですが、気を使ったり使われたりが多いのはしんどい性分なので、従来型のクエスト参加方式はやや気が重いところです。

そんなプレイヤーにお勧めしたいのが「救難信号」です。モンスターと戦い始めると「救難信号」を打診することができ、それに反応した他のプレイヤーたちが手助けに駆けつけてくれるのです。手助けといっても、討伐後の報酬はプレイヤー全員がもらえるので、双方ともに気兼ねする必要はありません。
先ほど触れた「サポートハンター」も、実はこの「救難信号」で駆けつけるCPU側のハンターです。リアルハンターの参加がなかったり、あらかじめ設定しておくことで、リアルハンターの代わりにサポートハンターが参加する……というシステムになっているのです。