なぜ話題?いきなり発表の新作『カービィのエアライダー』―移植も続編もなかなか来なかった名作がついに

任天堂が発表した『カービィのエアライダー』は、22年ぶりの新作で2025年に発売予定。桜井政博氏がディレクターを務め、ファンの期待が高まっている。

ゲーム Nintendo Switch 2
なぜ話題?いきなり発表の新作『カービィのエアライダー』―移植も続編もなかなか来なかった名作がついに
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◆ゲームキューブの名作、実はWiiでも遊べた

まず思い浮かぶのは、ゲームとして遊べた期間が長い点です。

前述したように『カービィのエアライド』が発売されたのは2003年7月。GC本体の発売は2001年9月ですので、多くの人にハードが行き届いたタイミングといえます。前述した遊びやすさもあって「持っていなかったけど、友達の家で盛り上がった」人の割合はかなり多いのではないでしょうか。

さらに、次世代ハードの「Wii」ではGCソフトとの互換性持ち合わせていました。本体にはGCのコントローラーを接続できる箇所もあってプレイ環境自体は整えられており、ソフトさえ手に入れば『カービィのエアライド』は「遊べる」時代が続いていました。

しかしその一方で、Wiiの時代になっても『カービィのエアライド』の続編は発売されませんでした。当時の筆者も「Wiiリモコン+ヌンチャクで『エアライド』ができたら楽しそうなんだけどなぁ……」と思った記憶があります。

◆「Nintendo Switch Online」で配信される過去タイトルに触発?

さらに、2018年9月からはニンテンドースイッチに「Nintendo Switch Online」の正式サービスが開始。「ファミリーコンピュータ」や「スーパーファミコン」といった任天堂の過去ハードのタイトルが配信されるようになりました。

その後「NINTENDO 64」や「メガドライブ」「ゲームボーイアドバンス」などのソフトも配信が開始。こうなるとゲーマーたちの視線は、どうしても過去に向けられ始めます。

また、2015年頃からは各ゲームメーカーが過去作品のリメイクや久々のシリーズ復活タイトルなどを多数発表するようになりました。任天堂においても『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』や『New ポケモンスナップ』などが大きな話題を集めます。

その中でも最大のムーブメントを引き起こしたのは、フロム・ソフトウェアが2023年に発売した『アーマード・コア6』でしょう。『アーマード・コア5』から10年ぶりとなった本作は「身体は闘争を求める」というコピペを胸に、最新作を求め続けたフロムファンたちを歓喜せしめました。

そのような動きを対比して見るに連れ、『カービィのエアライド』に対する期待も高まったように思えます。


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《鈴木伊玖馬》

ゲームと乗り物の記事を書いてる 鈴木伊玖馬

名古屋県生まれ。幼少期に『スターフォックス64』でゲームにハマり、学生時代に『CoD:MW』でFPSにハマり、そのままゲームから卒業できず今に至る。ここ数年でRPGにも手を出し、最近『ドラクエ6』をクリアした。中日ファン、犬派、後ゲームはオフラインでやるタイプ。デカい航空機にはロマンを感じる。

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