任天堂が2017年3月3日にニンテンドースイッチのローンチタイトルとして発売したミニゲーム集『1-2-Switch(ワンツースイッチ)』。このゲームを「世界で初めて完全制覇した」というゲーマーが2025年の今、海外掲示板に現れ話題を呼んでいます。
発売から誰にもクリアされていなかった『1-2-Switch』。完全制覇を阻んだのはたった1つの鬼畜ミニゲーム

意外なことに、ニンテンドースイッチ2も発売となる8年もの間、ネット上では誰からも完全クリアしたという報告がされていなかった『1-2-Switch』。ゲームの大半は簡単なミニゲーム集ですが、その中に1つ鬼畜難易度のミニゲームがあったのです。
それは「皿回し」で、Joy-Conを皿回しの棒に見立て、皿を落とさないように回し続けるというミニゲーム。基本的に2人対戦のミニゲームで、2分のタイムカウントが設定されており、このカウントを超えて回し続けたという報告は今までネット上のどこにもありませんでした。
本作発売当時の紹介記事でも、「皿回し」は「2分間回し続けるのはなかなか難しい」とされつつも、「クリアした」とは書かれていません。
I am the only person in history to beat 1-2 Switch
byu/Elfilin inNintendoSwitch
この「皿回し」のクリア報告が世界中のどこにもないのに気付いたのが、海外ゲーマーのElfilin氏。「皿回し」は常に協力者と2人プレイでなければならず、しかも30秒ごとに回す皿がどんどん小さくなり、難易度が急上昇していきます。
少しでもバランスを崩して失敗すると、また一番最初の大きな皿からやり直さなければならず、「ひたすら繰り返し遊ぶことは苦痛で腕も痛くなった」とElfilin氏は振り返るコメントを寄せました。
しかし諦めることなく数時間、Elfilin氏とパートナーは次々と皿回しのテクニックを発見し、ついに2分間生き延びることに成功したといいます。その証拠として、同氏は「皿回し」の真のエンディング動画を公開。
あわせてRedditにはElfilin氏とそのパートナーの偉業を称えるコメントが溢れたほか、真偽は不明ながら”ゲームのテスターの1人”が現れ、「社内で皿回しをクリアできた人は誰もいなかったと思います。正直言って、あのゲームを作ろうと思ったこと自体が驚きです」というコメントを寄せています。
一見カジュアル層向けで、“完全制覇”が非常に難しいというのが知られていなかった『1-2-Switch』(もちろん筆者も知りませんでした)。これを機会に過去のカジュアル系ゲームを漁ってみると、完全制覇が未だなされていないゲームももしかしたらあるのかもしれません。