
ポケットペアは7月9日、PS5版『Palworld / パルワールド』でセーブデータが消失する不具合について、詳細と今後の対応を発表しました。
◆PS5版セーブデータ消失バグの原因判明
『パルワールド』では7月4日より、PS5版においてセーブデータが消失する不具合が報告されていました。
調査の結果、PS5版において特定の操作によりセーブデータ(オートセーブ、バックアップデータを含む)が多数蓄積されることで、PS5本体側にシステムエラーが発生し、セーブデータの破損・消失する場合があることが確認されたといいます。
本不具合の対応として、7月10日に修正用のアップデートを配信。セーブデータの保存件数を最大10件までに制限(※すでに11件以上のセーブデータを持つ場合でも、自動的にデータが削除されることはありません)するほか、セーブシステム全体の安定性を向上させるといいます。
◆不具合発生済みのプレイヤーは全セーブデータ完全削除
なお、既に不具合が発生したプレイヤー(「CE-100022-5」または「CE-100096-6」のエラーを一度でも確認)については、修正用アップデート適応以降であっても、既に破損しているセーブデータが原因で、再び同様の不具合が発生する可能性があるとのこと。
そのため、PS5本体メニューから『パルワールド』の全セーブデータを完全に削除する必要があります。なお、『パルワールド』はセーブデータを端末(クライアント)側に保存する仕様のため、消失したデータをポケットペア側から復元することはできません。
ポケットペアは「このようなご案内となり誠に申し訳ございません」と謝罪。「皆さまに安心してプレイしていただける環境を一日も早くご提供できるよう、開発チーム一同、引き続き尽力してまいります」とコメントしています。
なお、『パルワールド』は早期アクセス中(開発段階)の作品です。今回の不具合を「仕方ない」と一言で済ませるのは難しいかもしれませんが、早期アクセス中の作品にはこういったリスクがあることに留意しておく必要があります。