
酷暑が続きますがインサイド読者の皆さんは如何お過ごしでしょうか。筆者は先日数年ぶりに海水浴に行ってきたのですが、あまりの暑さと日差しに見事やられました。暫くはリアルの海に入るのは控えたいかも。
さて、そんなわけで今回は、バーチャルの世界で海が楽しめる作品を5つ紹介します。どれも個性的な作品となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
◆『Sea Fantasy』(ニンテンドースイッチ/Xbox Series X|S/Steam)
『Sea Fantasy』は、人類間の戦争によって大陸の70%が水没したファンタジー世界を舞台にしたピクセルオープンワールドアクションRPGです。田舎の島出身の青年「ロッド」と「アクセル」の2人は“光り輝く龍”と出逢ったことで、戦争で利用された生物兵器・黒龍の復活を阻止するべく旅をすることになります。
本作の特徴は釣りが主体のRPGという点です。ゲームでは、釣りが得意なロッドと運動神経抜群のアクセルを切り替えながら、不思議な海洋生物「シーアズ(SeaAZ)」を釣り上げたり、障害物を乗り越えていきましょう。


シーアズは、ダメージを与えHP0にすれば釣り上げることが可能です。釣りの攻略方法は、ゲージの「ヒットエリア」と「クリティカルエリア」にタイミング良くバーを停止させること。見た目や希少性が異なる100種類以上のシーアズを釣り上げましょう。

運動神経が優れたアクセルを使えば、巨大な岩石を持ち上げてシーアズにぶつけてから釣りバトルに移行したり、巨大なボスと戦うことも可能です。

Steamで“非常に好評”を獲得するなど、釣り×アクションRPGという意外な組み合わせが評価されている本作。気になった方はぜひプレイしてみては。なおXbox版は7月18日発売予定です。
◆『FOREVER BLUE LUMINOUS』(ニンテンドースイッチ)
『FOREVER BLUE LUMINOUS』は、ダイバーとなり神秘的な海中の世界を探索するダイビングアドベンチャーゲームです。2007年にWii向けに発売された『FOREVER BLUE』、2009年に発売された『FOREVER BLUE 海の呼び声』の続編に位置し、『LUMINOUS』では限られたダイバーにしか知られていない不思議な海域「ベールド海」が舞台となっています。
『FOREVER BLUE』らしい海中探索を自由気ままに楽しむことも良いですが、本作は最大30人でのオンラインプレイに対応していますので、同じ海域を他のダイバーと一緒に探索することが可能に。それぞれが見つけたものを共有したり、ジェスチャーでコミュニケーションをとったり、みんなで同じ場所に向かうこともできます。


ゲームに登場する海洋生物は500種類以上。馴染み深い生物だけでなく、大昔に絶滅したはずの生き物や、幻の生き物も登場します。もちろん、これらの生物と一緒に鮮やかな海中や、日の当たらない深海の海中散歩を楽しむこともできます。


神秘的な海中で普段と違う体験を味わえる本作で、ゆったりとした時間を過ごしてはいかがでしょうか。
◆『デイヴ・ザ・ダイバー』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Steam/PC)
『デイヴ・ザ・ダイバー』は、主人公「デイヴ」が親友「コブラ」のおいしい誘いに乗せられて、昼間は神秘的な海に潜り魚を獲るダイビングパート、夜は海辺の寿司屋を営む経営パートを繰り返す、ハイブリッド・海洋アドベンチャーゲームです。
ダイビングパートでは、ダイビングする度に生態系や地形が変化する不思議な海「ブルーホール」に、朝から夕方にかけて潜り魚を調達します。海には200種類以上の海洋生物や古代遺物が存在しており、幻想的な海中の探索も楽しめますね。
寿司に欠かせない魚は、銛などの武器で仕留められます。しかし、場合によっては大きなサメや超巨大なボス生物と遭遇することも。そんな時は、ブルーホールで拾える素材と設計図があれば作ることができる強力な武器を手に立ち向かいましょう。


経営パートでは、獲ってきた魚や、ゲームを進めることでアンロックされる農場で育てた穀物などを利用して、夜限定の寿司屋を営業します。このパートでプレイヤーが行うことは、おもに提供するメニューを決めることと、ホールでの給仕です。調理はデイヴの唯一のパートナーである「バンチョ」が行ってくれます。しかし、売上は料理の提供スピードや値段などで変わるため、プレイヤーが汗水たらしてワンオペを極めることが重要です。

また本作には、メインコンテンツであるダイビングと寿司屋経営のほかにも、農場経営をしたり、アイドルオタクをしたり、浦島太郎になったりとサブコンテンツも豊富に用意されています。いろいろできるボリューミーな経営シミュをお探しの方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
◆『深世海 Into the Depths』(ニンテンドースイッチ)
『深世海 Into the Depths』は、地表が氷に覆われ人々が海中で暮らすことを余儀なくされた世界を舞台で「潜海者」となり、広大な海「世海」を探索し、多様な生物や人間がかつて使っていた文明の残骸を探していく潜水探検アクションです
本作では、ありがちな地表を目指す物語ではなく、終わりの見えない深海を探索することになります。プレイヤーは海底深く、より息の続かない世界を目指すなかで、さまざまな緊張と恐怖を味わうことになるでしょう。

たとえば、ゲームの進行によってキャラクターの装備は強化される一方で、肝心の酸素ボンベはちょっとの操作ミスで簡単に壊れるため、どれだけレベルアップしても絶対に安全な探索というものはありません。ホームベースとなる潜水艦の近くでは酸素の供給を受けられますが、離れて探索する時には酸素の残量に注意を払う必要があります。レベルアップによる中だるみはなく、常に緊張がまとわりつくゲームデザインが魅力といえますね。


世海には文明の残骸だけでなく、多様な生物も存在します。プレイヤーは、彼らにとって侵略者であるため、テリトリーに足を踏み入れれば戦闘が発生することも。装備を駆使した浮遊感のある海中アクションが楽しめますよ。

高いクオリティの映像と音づくりも合わさり、海の魅力と恐怖を一度に味わうことができる名作をぜひ遊んでみては。
◆『Loddlenaut』
『Loddlenaut』は、巨大企業「GUPPI社」による海洋汚染から海を守るべく、「星間宇宙清掃人」としてゴミを回収しながら、惑星の豊かな生態系を蘇らせることを目指す海洋ゴミ回収アドベンチャーです。
ゲームはエリアの清掃を行い進捗率を100%にすることで進行していきます。オープンワールドを探索し、かつてこの惑星に暮らしていた人々の手がかりを探しながら、ゴミや汚れを見つけ清掃を行っていきましょう。
GUPPIが所有していた建物、船、機械の残骸が沈む海では、さまざまな形での清掃作業が必要になります。そこで「バブルガン」や「バキューム」、乗り込んで使う「パドルスクラバー」などの道具を駆使したり、拾い集めたゴミで装備をアップグレードしていくことが重要です。
惑星を探索しているとウーパールーパーそっくりの生き物「ロードル」に出会うことがあります。ロードルは保護することでなつき、おもちゃを与えて遊ばせたり、餌やおやつを与えて進化させることが可能です。また進化すると、植物の成長を促したり、周囲の汚れを除去することができるので、頼もしい相棒になります。
2023年にリリースされた作品ですが、Steamでは今なお“圧倒的に好評”を取り続けている作品です。クリアまでの時間はおよそ10時間ほどであることに加えて、ぼうっとしながらでも遊べる癒し系ゲームでもありますので、ひとまず手元に置いておいて、思いついた時にプレイしてみても良いかもしれませんね。
以上、夏に遊びたい海が感じられるタイトル5つの紹介でした。気になった作品がありましたら、ぜひプ遊んでみてください。