世界を救うのに疲れたゲーマーへ!「アトリエ」シリーズおすすめ5選─話題の最新作『ユミアのアトリエ』の次に遊びたい過去作も

“僕たちは、今まで、何度、世界を救っただろう?”

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世界を救うのに疲れたゲーマーへ!「アトリエ」シリーズおすすめ5選─話題の最新作『ユミアのアトリエ』の次に遊びたい過去作も
世界を救うのに疲れたゲーマーへ!「アトリエ」シリーズおすすめ5選─話題の最新作『ユミアのアトリエ』の次に遊びたい過去作も 全 22 枚 拡大写真

錬金術RPG「アトリエ」シリーズの1作目『マリーのアトリエ』が1997年に登場してから、28年が経ちました。2~4タイトルごとに世界観が変わるアトリエ作品では、現在までに様々なシリーズが誕生しています。

  • ザールブルグシリーズ:『マリー』、『エリー』、『リリー』

  • グラムナートシリーズ:『ユーディー』、『ヴィオラート』

  • イリスシリーズ:『イリス1』、『イリス2』、『イリスGF』

  • マナケミアシリーズ:『マナケミア1』、『マナケミア2』

  • アーランドシリーズ:『ロロナ』、『トトリ』、『メルル』、『ルルア』

  • 黄昏シリーズ:『アーシャ』、『エスカ&ロジー』、『シャリー』

  • 不思議シリーズ:『ソフィー1』、『ソフィー2』、『フィリス』、『リディー&スール』

  • 秘密シリーズ:『ライザ1』、『ライザ2』、『ライザ3』

  • その他:『レスレリアーナ』

そんな中、新たに2025年3月21日に登場したのが『ユミアのアトリエ』です。

この記事では最新作の紹介に加えて、ここからアトリエに興味を持った方におすすめの過去タイトルを4つ紹介します。世界を救うのに疲れたゲーマーは、ぜひ最後までご覧ください。

◆『ユミアのアトリエ ~追憶の錬金術師と幻想の地~』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Steam)

『ユミアのアトリエ ~追憶の錬金術士と幻創の地~』は、錬金術RPG「アトリエ」シリーズの最新作です。

舞台は、数百年前に錬金術の力で大きな発展を遂げるも、謎の天変地異によって滅びたとされる「アラディス帝国」。事件をきっかけに世界では“錬金術は滅亡を招く禁忌の術”として忌避されるようになります。

時が経ち、母の死をきっかけに自身が錬金術士の家系であると知った主人公「ユミア」は、母の真意と禁じられた錬金術の真実を探るため、「アラディス調査団」に参加して歴史の真実を解き明かす旅に出ることに。“記憶”をテーマに、ユミアたちの物語が描かれます。

本作では、マップがシームレスに繋がったオープンフィールドで、縦横に広がる未知の大陸をさまざまなアクションやアイテムを駆使しながら冒険していくことが可能です。銃や弓を駆使して遠くの素材を採取したり、敵の動きを止めたり、崖にかかったハシゴを下ろして探索を進めましょう。

戦闘は、直感的でリアルタイムなシステムが採用されています。近距離と遠距離のスタイルを自由に使い分けて戦うことができることに加え、スタイルによってキャラクターのスキルや性能が切り替わるので、アトリエ史上最も自由度の高いバトルが展開されることが魅力の1つです。

調合は従来の「アトリエ」シリーズ主人公のように錬金釜をかき混ぜる調合は行わず、マナと呼ばれるエネルギーを操って行います。これによりフィールドでアイテムを作れる「略式調合」が可能。フィールドとシームレスに繋がる新たな調合システムは冒険の幅を広げてくれることでしょう。もちろん、マナを操るユミアの可愛らしい踊り動作にも要注目です。

このほか拠点を建築したり自分好みの家具を配置できる新機能「ハウジング」も用意されている本作。ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。


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◆『マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術師~』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4)

『マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術師~』は、1997年に発売されたシリーズの原点であるスローライフRPG『マリーのアトリエ』のフルリメイク作品です。王立魔術学校の落ちこぼれの主人公「マリー」が、5年後の卒業を目指して錬金術、冒険、依頼達成に奮闘します。

プレイヤーは5年間何をするのも自由です。マルチエンディングが採用されているので、特定の敵を倒したり、錬金術の最高峰アイテム“賢者の石”を作成したり、ひたすら寝て何もしないことを選んだりと様々なプレイスタイルが楽しめます。

また、DX版では無期限モードが追加されました。こちらは5年間というストーリー上の設定を気にすることなく遊べるモードですので、腰を据えてじっくり遊びたいプレイヤーの方にはありがたい機能ですね。

プレイヤーは近場で採取しながら簡単な依頼でお金を稼ぎ、稼いだお金で参考書や器材を揃えたり、強い冒険者を雇ったりして、錬金術師として高度な調合が行えることを目指しましょう。

戦闘はコマンド入力型のターン制バトルが採用されているので、キャラクターによる攻撃範囲の違いを上手く活用することが戦いでは重要となります。リメイク版では、戦闘の早送り・オート機能が追加されているのでレベル上げが簡単になり、より錬金術に集中できるようになりました。

“世界を救うのはもうやめた”というキャッチコピーで、原作発売当時は当たり前だった“世界を救う”RPGの壁に挑戦し、その後の「アトリエ」シリーズの火付け役となった原点作品。『ユミアのアトリエ』でアトリエに興味を持ったなら、手に取ってみて欲しいタイトルです。


◆『ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術師~ DX』(ニンテンドースイッチ/PS4/Steam)

『ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術師~ DX』は、「アーランド」シリーズの1作目として2009年に発売された『ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~』のリメイク版『新・ロロナのアトリエ』をベースに、調合やバトルシステムが強化され、やり込み要素が追加された作品です。人気イラストレーターである岸田メル氏がデザインを手掛けていることでも知られています。

かつてアーランド王国に残された遺跡から科学を復活させた旅人が開いた錬金術のアトリエは、怠け者の店主によって存亡の危機に瀕していました。前店主である師匠に代わりアトリエの新店主に就任した主人公「ロロナ」は、店の評判の回復と、アトリエ存続の条件として王国から3年に渡って3ヶ月置きに出される依頼に挑むことになります。

プレイヤーは王国から年に4回出される依頼に合わせてアイテムを調合して納品しましょう。依頼は、達成できないとアトリエが取り潰されてしまう定期依頼、評価には影響を与えない代わりに達成することでさまざまなボーナスを受けられる不定期依頼の2種類があります。不定期依頼でボーナスを得ながら、定期依頼で街での「人気度」をあげていくことが重要です。

最近のアトリエ作品では物語上の時間制限が撤廃されていますが、本作は『マリーのアトリエ』などと同じで、ゲーム内時間が設けられていることが特徴です。『ユミアのアトリエ』から入ると戸惑うかもしれませんが、この機会に「アトリエ」シリーズへ興味を持った方は、ぜひこのスタイルのアトリエも触ってみてはいかがでしょうか。


◆『ソフィーのアトリエ ~ 不思議な本の錬金術師~ DX』(ニンテンドースイッチ/PS4/Steam)

『ソフィーのアトリエ ~ 不思議な本の錬金術師~ DX』は、「不思議」シリーズの1作目として2015年に発売された『ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~』に、新規エピソードや機能の追加、配信済のDLCの収録などを行ったリメイク版です。

キルヘン・ベルという小さな街に住む少女「ソフィ―」が、ある日、不思議なしゃべる本「プラフタ」と出会い、失われた錬金術を再生させていく物語が描かれています。

本作の目玉は、「アトリエ」シリーズ17作品目のタイトルとして新たに追加された、パズルゲームのようにピースを組み合わせてアイテムを制作していく「錬金術」システムです。素材とする材料が同じでもピースの配置によって完成後のアイテムの性能を変えられるほか、素材が持つ「スキル威力増加」「破壊力増加」「鋭さが増す」などの“特性”を引き継がせることができます。“効果×特性”で異なる特徴を持つアイテムを製作する楽しさが魅力の生産系コンテンツといえますね。

ストーリーは錬金術のレシピを発想することで進行していきます。錬金術に必要な材料は、魔物が徘徊するフィールドを探索して集めましょう。

『ソフィーのアトリエ』のバトルシステムには、ロジカルな立ち回りが求められるターン制バトル「ロジカルターンバトル」が採用されています。特に攻撃・回復系のアイテムは高い効果を発揮するため、錬金術で製作したアイテムを如何に活かしていくか考えることが重要です。

ストレスなく錬金術を楽しむことを重視したシリーズ第一作目『マリーのアトリエ』と同じように、錬金術システムをゲームの要とした原点回帰的な作品ともいえる本作。『ユミアのアトリエ』でもっと錬金術で遊びたいと思った方は遊んでみてはいかがでしょうか。


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◆『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』(ニンテンドースイッチ/PS4/Steam)

『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』は、「秘密」シリーズの1作目として2019年に発売された錬金術RPGです。

どこにでもいる普通の少女「ライザ」は、ある日、仲間たちと村を飛びだし、立ち入りが禁止されている「島の対岸」へ探検に出かけます。その先で、錬金術という不思議な力を使う1人の男に魅せられたライザは、錬金術を教わるため彼に弟子入りすることに。錬金術の力によって世界が広がったライザたちは、まだ訪れたことのない場所を求めて、これまでの遊びとは違う“ひと夏だけの冒険”へと繰り出します。

「アトリエ」シリーズの21作目である本作の錬金術では、新たに「マテリアル環」と呼ばれるシステムが採用されました。これは、ツリー状に繋がったそれぞれの環に材料を投入し、ツリー全体を満たしていくというものです。錬金Lvが上がると投入可能数やマテリアル環の枠数が増えたりなどの成長要素も存在するため、ライザと共に錬金術を取得していく過程が楽しめます。

このほか、錬金術で作成したアイテムに再度手を加えることができる「アイテムリビルド」や、「トラベルボトル」というアイテムを利用して採取地を自ら創り出す「採取地調合」などの機能も追加されていることにも注目です。

幻想的な森の採取地フィールドも作り出せる!

戦闘はシリーズ最新作である『ユミアのアトリエ』と同様にリアルタイムバトルが採用されています。ユミアで「アトリエ」シリーズに興味を持った場合は、似た戦闘システムを採用しているライザを手に取ってみるのも良いかもしれませんね。



メインの部分では細かく触れなかったのでこの場で補足すると、「黄昏」シリーズまでは日数制限による周回プレイが基本でしたが、「不思議」シリーズからは日数制限が撤廃されています。どちらも魅力的なシステムではありますが、『ユミア』から入られた方は「不思議」シリーズ以降の作品が遊びやすいかもしれません。逆に伝統的なスタイルのアトリエ作品で遊びたい方は「黄昏」以前を選ばれえると良いかもしれませんね。

以上、世界を救うのに疲れたゲーマーへ送る「アトリエ」シリーズおすすめタイトル5選でした。気になった作品がありましたら、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。


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PlayStation 5(CFI-2000A01)
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《七成》

七成

2023年12月よりライターとしての活動を開始。趣味が高じてライター業を営むように。FPS・アクションの合間にシミュレーションを挟み心の平穏を保っている。稀にRPG沼に深く浸かり暫し戻らないこともある。ゲームは好きだが三度の飯の方が好き。

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