『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』遊郭編の“残念すぎる”化粧は? 炭治郎の“嘘つき顔”は? あの変顔が3Dモデルでどう表現されたのかご紹介【フォトレポ】

原作でもユニークな描画が多かった「鬼滅の刃」。その魅力を、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』ではどのように表現したのか。あの女装姿はどうなったのでしょうか。

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『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』遊郭編の“残念すぎる”化粧は? 炭治郎の“嘘つき顔”は? あの変顔が3Dモデルでどう表現されたのかご紹介【フォトレポ】
『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』遊郭編の“残念すぎる”化粧は? 炭治郎の“嘘つき顔”は? あの変顔が3Dモデルでどう表現されたのかご紹介【フォトレポ】 全 59 枚 拡大写真

■ゲームでも“零れ出そう”な甘露寺蜜璃

ここまでは、炭治郎、善逸、伊之助の大胆ビジュアルに注目しましたが、「刀鍛冶の里編」では他のキャラクターにも目を向けてみましょう。

炭治郎たちのようなデフォルメとは違いますが、忘れられないのが「甘露寺蜜璃」の登場シーン。炭治郎を見かけた蜜璃が、慌てた様子で駆けつけてきます。

この時の蜜璃は、湯上りのため浴衣を着用。そして彼女は、恵まれた肉体の持ち主で、フィジカルが非常に高く、そして体型も非常に豊かです。つまり……胸がもう大変なことに。

これには炭治郎も焦り、「あっ危ない! 気をつけてください!! 乳房が零れ出そうです!!」と、直球な心配&助言。ここの炭治郎もなかなか味わい深い表情ですが、関心事としてはやはり“零れ出そう”な部分が気になります。

幸い、大事に至る前に蜜璃が炭治郎の目の前に来たため、零れ出る危険は去りました。しかし、蜜璃の感情は暴走したままで、挨拶を無視された怒りが冷めません。

そんな彼女に対して炭治郎は、突然夕食の話を切り出します。「松茸ご飯だそうです」と。

この発言に、蜜璃は「えーーーっ!!! ほんとォ!?」と、喜色満面。松茸ご飯の喜びを表現しながら、夕食の場へと向かいました。

炭治郎はともかく、蜜璃の描写はデフォルメなどされておらず、豊かな表情変化を等身大のまま描いています。もちろんこれも、原作に沿った忠実な描写。こだわりの表現に感嘆しつつ、ゲームでも可愛い蜜璃に癒されます。

■玄弥の戸惑いと困惑も、3Dモデルでしっかり描写

「刀鍛冶の里編」では、「時透無一郎」の成長や、不死川玄弥の活躍も印象に残ります。本記事はユニークな表現に絞っているため、格好良い姿は別の機会で披露するとして、ここでは2人の忘れられないビジュアルをお届けします。

戦いの中で一線を越え、無一郎は精神的にも肉体的にも大きな成長を見せました。激戦だったのは間違いなく、勝利した無一郎の身を刀鍛冶の鉄穴森が案じますが、「大丈夫大丈夫、すごく今気分がいいんだ」と、穏やかな振る舞いで応じます。

……その直後、口から大量の泡を吐き出すまでは。そんな様子も本作では余すところなく描写しており、普段は落ち着いている無一郎の貴重な一瞬をゲームでも堪能できます。

無一郎の泡吐きシーンは、原作通りデフォルメされた表現でしたが、玄弥については等身大な描写に注目したいところ。鬼との戦いの最中、苦戦しつつも活躍する炭治郎の姿を目の当たりにした玄弥は、胸倉をつかんで「上弦を倒すのは…俺だ!!」と意気込みます。

「柱になるのは俺だ!!」と叫ぶ玄弥の心には、同期である炭治郎に対するライバル心や、兄の後を追いかけたい心情など、様々な感情が交錯しているはず。しかし、この時は玄弥の様々な背景はまだ明確になっておらず、言われる側からすればただただ圧を感じるだけです。

しかし、炭治郎は玄弥の怒りに反発せず、また臆する様子もなく「なるほど!! そうかわかった!!」と答えます。炭治郎の性格を考えるに、上弦を倒して柱になるという玄弥の発言をそのまま受け取ったのでしょう。

さらに、自分と禰豆子が全力で援護するとも告げ、「三人で頑張ろう!!」と玄弥を励まします。そんな炭治郎の想定外すぎる反応に対して、玄弥は言葉もなく唖然とするばかり。

そしてトドメになったのが、炭治郎の曇りなき眼。さきほどの発言が急場しのぎの嘘や誤魔化しではなく、本心以外の何者でもないことが一目瞭然です。

あまりに真っすぐすぎる炭治郎の発言と視線を前に、あれほど憤っていた玄弥は戸惑うことしかできません。デフォルメのような極端な描写ではないのに、玄弥の困惑ぶりがゲームでも手に取るように分かります。



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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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