■『ギャラリーオブラビリンス』だけで『Castlevana Dominus Collection』のパッケージ版超え
『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』が好調な出だしでしたが、『悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス』の中古価格はどうなっているのでしょうか。
古いゲームほど中古価格は高くなる……とは一概に言えませんが、ひとつの要因ではあります。その理屈に沿うなら、先ほどの3,000円を下回る可能性も0ではありません。

各サイトを覗いたところ、安ければ4,000円前後で並んでいますが、この価格帯のものは説明書やパッケージに不足・不備があるものばかり。内容物が一通り揃っているものは、7,000円前後でようやく見かけるようになりました。
この最安値はコナミ・ザ・ベスト版だったので、オリジナル版と言っていいかは解釈が分かれるところでしょう。ただし、最初期のバージョンも7,000円台後半で見かけているので、今回は7,000円という判定で進めたいと思います。

DS版『悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス』を令和7年9月にプレイするには、ざっと7,000円の出費が必要です。さきほどの1,245円どころか、『Castlevana Dominus Collection』のパッケージ版(通常)を購入してもおつりがくるほどの額です。
古いほど高くなるという中古ゲームの傾向は、『悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス』には当てはまらなかった模様です。
■『奪われた刻印』なら、DELUXE EDITIONにも手が届く!?
3本目の『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』はシャノアを主人公に据え、印術「グリフ」でアクションやバトルの幅を広げた作品です。探索系の3作品の中では最も新しいものの、それでも発売は2008年なので、約17年が経過しています。
この年月が中古価格にどのような影響を与えたのでしょうか。いくつかのサイトを回ってみたところ、説明書やパッケージのないソフト単体だけで約8,000円~8,000円台後半。完品は約9.000円でようやく見つけました。

店舗によっては大台の10,000円に乗っているケースもあり、プレミア価格での流通といっても間違いなさそうです。世の中には驚くほど高価な中古ゲームも存在するとはいえ、一般販売されて一定数が出回った作品でこれほど高価なのもそう多くはありません。
今回の判定を9.000円としても、通常のパッケージ版(4,980円)どころか、DELUXE EDITION(8,980円)とおおむね同額。DSソフトを1本買うか、DELUXE EDITIONを買うか、時代を超えてほぼ天秤が釣り合っています。
相当の時間が経っているのに、3作品のオリジナル版は今も高い人気と中古相場を維持していることが分かりました。
ここまで調べた3本の中古価格を合算すると、3,000円+7,000円+9.000円=19,000円になります。『Castlevana Dominus Collection』のパッケージ版(通常)と比べると、約14,000円もの価格差が。DELUXE EDITIONですら、ダブルスコアの大差です。

もちろん、オリジナル版にはコレクションとしての価値もあるため、単純に「どちらの方が得」とは言いきれません。一方で、視点を変えると『Castlevana Dominus Collection』のパッケージ版も十分お得感があります。
安さや利便性を追求するならダウンロード版、コスパと所有欲をバランスよく満たすパッケージ版と、プレイヤーのスタンスに合わせて選べるようになった『Castlevana Dominus Collection』。『悪魔城ドラキュラ Revisited』のプレイも含め、この機会にどちらかに手を伸ばしてみてはいかがですか。

※今回調べた中古価格は目安であり、価格を保証するものではありません。また、価格は執筆時点のものとなります。なお、フリマアプリは今回参考にしておりません。