
VTuber界隈にて、FA(ファンアート)を巡る謎のマナーが波紋を呼んでいます。
◆VTuberが「他のVTuberのファンアート」を“いいね”するのはNG?
事の発端は、VTuber事務所「ステラバースプロダクション」に所属する「愛耶夢耶からめ」さんの投稿。「以前から他のVTuberさんに関するFAが好きでいいねをしていたのですが、そちらの行為が営業行為になってしまうとの指摘を受けました」と説明しています。
周囲の反応を見るに、どうやらVTuberの“いいね”は、イラストレーターに「いいイラストですね。自分にも描いてくれませんか?」と捉えられる模様。似たような指摘を受けたというVTuberたちの声もいくつか寄せられています。
愛耶夢耶さんは「不安にさせてしまったVTuber様、そしてリスナー様、本当に大変申し訳ございません!」と謝罪し、「以後このような事がないようにいいねをする投稿は慎重に選ばせていただきます」と続けました。
また、事務所側も声明を発表。「タレントの行動が、意図せずとも他の方にご懸念やご不快な思いを抱かせてしまう可能性があったという点において、タレント本人も深く反省しており、私どもスタッフにおきましても監督不行き届き、ならびにSNS上での振る舞いに対する配慮が至らなかった点を深く反省しております」と謝罪しました。
◆大多数が「そんなマナー聞いたことない」と否定
しかし、一方で大多数から「そんなマナー聞いたことない」「どう考えてもデメリットしかない謎マナー」「FA描きとして言わせてもらうと、VTuberの“いいね”は普通に嬉しいです」との意見も寄せられています。
事務所の謝罪に対しても「公式が謝罪するのはかなり良くないんじゃないかな。これによって界隈に謎ルールが追加されてしまう」「これを企業単位で謝るのはマジでやめてほしい。VTuber業界のために本当にならない」と批判が相次ぐ形に。
こうした反応を受けてか、事務所は当初の声明を撤回。本意ではなかったと前置きし、「FAへの「いいね」が営業行為にあたる認識や考えは断じて無く、素晴らしい作品への敬意と好意を示す、非常に前向きで喜ばしい行為であると強く考えております。皆様におかれましても、今後とも素晴らしいと感じた作品に対し、引き続き、ためらうことなく「いいね」を送っていただけますと幸いです」としています。
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