スクエニ新作『KILLER INN』先行プレイ!“推理”よりも“ひねりの効いた対戦シューター”として手に汗握るマーダーミステリー【先行プレイレポ】

リアルタイムでの判断が超重要!手に汗握る人狼ゲームです。

ゲーム Steam
スクエニ新作『KILLER INN』先行プレイ!“推理”よりも“ひねりの効いた対戦シューター”として手に汗握るマーダーミステリー【先行プレイレポ】
スクエニ新作『KILLER INN』先行プレイ!“推理”よりも“ひねりの効いた対戦シューター”として手に汗握るマーダーミステリー【先行プレイレポ】 全 10 枚 拡大写真

2026年2月13日、スクウェア・エニックスとTBS GAMESが共同で開発する新作アクションシューター『KILLER INN』がPC(Steam)向けに発売されます。今回Game*Sparkでは、事前試遊会に参加する機会を得ました。本稿ではそのプレイレポをお届けします。

『KILLER INN』は、“マーダーミステリーアクションゲーム”と題されたオンライン対戦ゲームです。プレイヤーたちは最大24人でマッチに参加し、正体を秘匿した「少数の狼チーム」「多数の羊チーム」に分かれて行動し、互いに探索や戦闘、情報収集を行います。事前に聞いていたジャンル名からは推理や議論を主軸に置いたプレイ体験を想像していましたが、実際に触れてみるとその印象とはやや異なる手触りの作品でした。

本作は推理ゲームというよりも、アクションシューターに近いデザインです。ゲーム内では、羊側は死体などの痕跡から得られる証拠を集め、狼を特定して倒しきるか、脱出条件を達成することを目指します。従来の人狼系の例にもれず、生存してタスクを進めることでも勝利が狙えるような作りになっています。狼側は自らの正体を隠しつつ羊を排除し、最終的に全滅させることが目的です。いわゆる会議や投票といった「議論フェーズ」は存在せず、戦闘によって決着がつくのが大きな特徴です。

何はともあれ実践だ!

早速プレイしていきましょう!一戦目は羊側でのプレイです。ゲームにマッチすると、プレイヤーは各自専用の部屋へと通されます。この部屋が初期スポーン地点となっており、試合開始後はここに置かれたアイテムを軽く漁ってから行動を開始します。準備を終えると、館内へと合流し、本格的にゲームが進行していきます。

試合開始後、まず向かうことになるのがマップ上に点在するスタッフ”と呼ばれるNPCたちです。スタッフはショップ機能や特定プレイヤーの追跡、クエストの受注など、ゲームを進めるうえで欠かせない役割を担っています。たとえば医者のスタッフは、回復アイテムやポーションを比較的安価で販売してくれるなど、職業ごとに提供されるサービスが異なります。試合開始時点では、武器やアイテムを一切所持していない状態のため、まずはスタッフのもとでクエストを受注し、報酬を得ることが重要になります。

クエストを達成することで得られるのが“お金”“トークン”です。お金はショップでの買い物や武器の強化、現場などから発見される証拠情報の共有に使用されます。一方、トークンはマップ内に点在する宝箱を開けるために必要となります。宝箱には銃や防具など、あらかじめ内容物のジャンルが決められており、欲しい装備の系統を狙って開けることが可能です。ただし、宝箱のジャンルによって必要なトークン数が異なるため、欲しいものに応じたトークンを用意する必要があります。お金を使って武器や防具を直接購入することもできますが、後々の武器強化にもお金を使うことになるため、必要に応じた買い物が必要になります。結果として、クエストをこなしていくことで自然と装備が整っていく設計になっていると感じました。

スタッフに話しかけよう!

装備がある程度整った頃には、館内で殺人が発生していることが多くなります。誰かが殺害され、死体が発見されると、全体に向けて「場所」と「誰の死体か」がアナウンスされます。ここでプレイヤーは、現場に向かって証拠を集めるか、引き続きクエストや探索を優先して装備を整えるかという選択を迫られます。本作には議論フェーズが存在しないため、オープンVCが使用できるとはいえ、容疑者や情報が揃っていない状態で敵を特定するのは容易ではありません。

一方で、証拠をスタッフに渡すことでお金を得ることができ、さらに味方がその情報をショップで購入できるようになるため、結果的にチーム全体の助けにもなります。強化を取るか、情報を取るかという選択が常につきまとう点が、この作品ならではの楽しさだと感じました。PvPの腕に自信があるプレイヤーであれば、装備を整えたうえで共有された情報をもとに、ヒットマンのように立ち回ることも可能です。一方で、推理に自信があるプレイヤーは、積極的に証拠を集めて犯人の特定を進めることで、別の形でチームに貢献することもできます。

現場の証拠で犯人を特定だ!

試合が進行してくると、羊チームは脱出を目指す段階に入ります。マップ中央付近に存在する港へと続くゲートには4つの鍵がかかっており、これを解錠して先へ進む必要があります。ゲートの先にある船では、6つの錨をすべて上げることで勝利条件を満たすことができます。この鍵を入手するためには、館内に存在する“ガーディアン”と呼ばれる強力なモブを倒す必要があります。ガーディアンは十分な装備がなければ太刀打ちできない相手であり、ここでも探索やクエストによる装備強化の重要性を強く意識させられました。

港の鍵を解放すると、館のエリアはキルゾーンとなり一定時間のカウントが終了するとそこに残されたプレイヤーは全滅します。このころには容疑者が絞られてきていたので橋での待ち伏せによって狼側の殲滅が完了!今回は羊側の勝利でした。

ガーディアンの攻撃

狼側でもプレイだ!

二戦目では、狼側でのプレイです。 狼側では何も犯行をしなければ証拠も残らず安全だと感じるかもしれませんが、実際にはそうはいきません。マッチ開始時点で、各狼プレイヤーには自身の証拠と紐づけられた生贄の死体がすでにマップ内に存在しています。この死体の位置は誰かに発見されるまでは自分のみ表示されています。そのため、試合開始直後に真っ先に証拠を隠滅しに向かうという選択肢もあります。ただし、初動で武器や装備を整える時間を削ってしまったり、隠滅の現場を羊側に押さえられてしまった場合、戦況は一気に不利になります。生贄の証拠をどのタイミングで処理するのか、あるいはあえて放置して動くのか。狼側には、試合開始直後から難しい判断が求められます。

証拠隠滅にはスキルチェックが必要

戦い方としては、武器を用いて正面から撃ち合う選択も可能ですが、狼側である以上、ひっそりと人を処理していく立ち回りも重要になります。宝箱の中には「暗殺武器」カテゴリが存在し、背後から音もなく相手を倒せるナイフなどが手に入ることもあります。こうした装備を活かせば、より狼らしい立ち回りが可能になります。それ以外の序盤の流れは、基本的に羊側と大きく変わりません。クエストをこなし、武器や装備を整えながら戦闘に備えていきます。そうしているうちに、無防備な羊側のプレイヤーを発見。仲間の狼と連携し、見事1キルを奪うことができました。人数差のある狼側は、情報的な優位を活かして確実に敵の数を減らしていくことが重要です。しかし、次も同じように立ち回ろうとしたところで反撃を受け、そのままデス。ここからは観戦モードとして試合の行方を見守ることになります。

観戦中は、観戦者同士でVCやテキストによるコミュニケーションが可能で、これが思いのほか楽しい体験でした。全員の役職が分かった状態で試合を観戦することで、誰がどのような判断をしているのかが明確になり、手に汗握る体験でした。

今回は味方の狼による好プレーが続き、最終的には狼側の勝利となりました。ただし、全4試合を通して狼側が勝利したのはこの1戦のみでした。人狼側は連携や判断が噛み合わなければ勝利が難しく、人狼ゲームとして適切な難易度とバランス調整がなされていると感じました。

総評として、『Among Us』などに代表されるような、議論や推理を中心に据えた人狼系ゲームを想像してプレイすると求めている物とは異なるかもしれません。本作では、話し合いなどの意見交流の場が用意されておらず、推理よりもリアルタイムでの判断と行動が重要です。

一方で、バチバチとした撃ち合いや、状況判断が勝敗を左右するアクション性を求めるプレイヤーには、強く刺さるタイトルだと感じます。敵味方が明確な従来のPvPシューターに慣れている人にとっては、「誰が敵か分からない」という要素が加わることで、これまでとは異なる緊張感を味わえるのではないでしょうか。

本作は推理を楽しむゲームでありつつも疑心暗鬼の中で決断を迫られるアクションゲームとしての側面が強く設計されていると思います。この独特なプレイ体験が『KILLER INN』ならではの魅力だと感じました。


『KILLER INN』はPC(Steam)向けに、2026年2月13日にアーリーアクセスで発売予定。価格は1,200円(税込)です。


《さかな_》

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]

関連ニュース