HD-2D初のアクションRPG『冒険家エリオットの千年物語』は、“自分好みのスタイルを模索する楽しさ”ד累積する物語の厚み”の相乗効果に大満足!【先行プレビュー】

HD-2D初のアクションRPG『冒険家エリオットの千年物語』。その挑戦は、どのような形を成したのか。気になる話題作の魅力を、いち早くお届けします。

ゲーム プレイレポート
HD-2D初のアクションRPG『冒険家エリオットの千年物語』は、“自分好みのスタイルを模索する楽しさ”ד累積する物語の厚み”の相乗効果に大満足!【先行プレビュー】
HD-2D初のアクションRPG『冒険家エリオットの千年物語』は、“自分好みのスタイルを模索する楽しさ”ד累積する物語の厚み”の相乗効果に大満足!【先行プレビュー】 全 21 枚 拡大写真

■レベル制なしだからこそ光る戦闘の個性

特徴的なのは世界観だけでなく、アクションRPGというジャンルとしても、『冒険家エリオットの千年物語』は独自性をしっかり打ち出しています。

ジャンルとしてはアクションRPGですが、一般的な作品にある「経験値を稼いでレベルアップする」といったシステムはありません。敵を倒して得られるのは、「ソール」と呼ばれる通貨や「魔石の欠片」、あとは一部の武器で使う消耗品や一時的に能力を強化するアイテムなどです。

そもそも、エリオット自身はステータス面で大きく成長しません。「生命の欠片」を4つ集めるごとに体力の上限がひとつずつ上がっていきますが、少なくとも序盤の範囲では、彼自身の攻撃力や防御力は変化しません。

RPGらしい成長がないため、一見物足りなく感じるかもしれません。しかし、そうした成長要素がないため、敵の強さも攻撃力や体力に頼っておらず、攻撃手段や行動パターンによってそれぞれが個性を発揮しています。

序盤だけでも、高速で体当たりしてくる敵もいれば、地中へ潜って攪乱したり、間合いを詰めながら突きを放ったりする敵もいたりと、攻撃方法は実に多彩です。また、ボスも個々で異なる攻撃を放ってくるため、攻略の糸口を毎回見つける楽しさがありました。

敵味方ともに数値的なインフレが控えめだからこそ、敵ごとに個性のある動きで差別化を図っているように感じられます。そのおかげで、こちらの立ち回りも単調にならず、純粋にアクションバトルを楽しめました。

■武器の組み合わせで見つける、自分だけのスタイル

立ち回りが単調にならずに済んだのは、本作に用意されていた「武器の使い分け」が楽しかったのも大きな要因でしょう。

エリオットの戦闘スタイルは、装備する武器によって大きく変化します。使用する武器は「剣」「槍」「ハンマー」「鎖鎌」「ブーメラン」「弓」「爆弾」の全7種類。それぞれ性能や射程、扱い方が大きく異なります。

こうした武器は、同時に2種類まで装備可能です。□ボタンと△ボタンに割り当てる形式なので、使い分けも直感的に行えます。そして、2種類の武器を組み合わせて戦うことで、本作のバトルはより確かな手応えを与えてくれます。

例えば、リーチの長い槍で敵を突き続けると、ノックバックで相手が射程外へ離れてしまいます。そんな時に素早くブーメランを投げれば、さらなる追撃が可能です。装備済みならボタンひとつで攻撃する武器を使い分けられるので、操作も非常にシンプルです。

逆に、ブーメランで敵を怯ませてから接近し、剣で一気に攻め込むといった戦法も爽快でした。また、振りは遅めですが攻撃力の高いハンマーを主軸にしつつ、攻撃範囲が広く振りの速い剣でハンマーの弱みを補う、といった組み合わせも悪くありません。

弓や爆弾はリソース消費(矢や爆弾そのもの)があるため連発はできませんが、そのぶん使い勝手や攻撃力の高さが魅力的です。使いこなせば、頼もしい武器になってくれます。

筆者の好みで使う武器や組み合わせが偏ってしまいましたが、それだけプレイヤーの好みを反映させやすいシステムになっているとも言えるでしょう。自分なりの戦い方を模索できるのも、『冒険家エリオットの千年物語』が持つ醍醐味のひとつです。

なお、装備していない武器もショートカットで素早く持ち替えられます。ピンポイントで爆弾や弓を使う、という戦法もやりやすいため、ショートカットを活用すれば戦略の幅はさらに広がることでしょう。


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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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