「数十万円分のゲームも子供の写真も失った」マイクロソフトアカウント永久停止を訴える海外ユーザー登場―類似訴訟ではMSに復旧命令も

大切な思い出やゲームを突然失い、データ復旧も不可能となっています。

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画像は日本マイクロソフト公式サイトより
画像は日本マイクロソフト公式サイトより 全 2 枚 拡大写真

個人のMSアカウントが突如として凍結され、購入した数千ユーロ相当のゲームから息子の幼い頃の写真に至るまで、25年分のデータにアクセスできなくなったと訴えるユーザーが、SNSにその憤りを投稿しています。

永久停止でゲームライブラリも写真もアクセス不能に

投稿者は音楽活動の傍ら、Joshua Khane名義でTwitchやKickのパートナーとしてゲーム配信などを行っている人物です。

Joshuaさんが受け取った通知では、MSアカウントへの第三者による不正アクセスが確認されたため、さらなる不正利用を防ぐ目的でアカウントを永久停止したと説明されていました。その結果、XBOXライブラリの購入済みゲーム(総額数十万円分)は利用できなくなり、「新しいアカウントを作成し、新たに購入する必要があります」と告げられました。

さらにOneDriveに保存していた、子供の赤ちゃん時代の写真を含む25年分のデータへ一切アクセスできなくなり、「暗号化とプライバシー保護のため、当社エンジニアでも復元はできません」という通知に、Joshuaさんは「マイクロソフトは私が(正当な)アカウント所有者だと認め、それがハッキングされた事実を認識した上で、25年分のデータを削除!? 史上最大級のIT企業がそれを復旧できない?ふざけるな」と、怒りあらわな投稿をしています。

似たような事例が発生していた

こうした投稿が注目を集めた背景には、同様の訴訟でマイクロソフトに対し全コンテンツの復元と罰金支払い判決が下されたことも関係していると思われます。

海外メディア「Dexerto」によれば約3か月前、二段階認証を有効化していたブラジルのXBOXユーザーがアカウントを乗っ取られ、購入済みコンテンツへアクセスできなくなる事例が発生。ユーザーはマイクロソフトを訴え、その状況を掲示板Redditで公開していました。7月13日の判決はユーザー側が勝訴し、マイクロソフトに15日以内のアカウントおよびデジタルゲームライブラリ復元と、精神的被害への賠償として400ドル(約6万5000円)の支払いを命じるものでした。

Joshuaさんに対しても法的措置を取るべきと提案するリプライが相次いでいますが、一方で「そもそも25年分の大切なデータをOneDriveだけに託し、他のバックアップが無いほうが信じられない」など批判的な声も見られます。

またDexertoはJoshuaさんの件について、ユーザーの投稿と添付画像以外に本件を裏付ける情報は確認できず、アカウント停止の経緯についても詳細は不明。現時点でマイクロソフトの公式コメントもないと、報じています。


《稲川ゆき》

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