「ストリートファイター6」仕様の『ハヤブサ』、発売は2027年春…新たなバイクファン創出へ、価格は「手の届く範囲」に

スズキと人気ゲーム『ストリートファイター6』がコラボレーションした特別仕様の『ハヤブサ』が市販化決定。9月17日より開幕した「東京ゲームショウ2026」に、『Hayabusa Tuned by JURI』が展示され、ゲームファンの注目を集めている。

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スズキ Hayabusa Tuned by JURI(東京ゲームショウ2026)
スズキ Hayabusa Tuned by JURI(東京ゲームショウ2026) 全 31 枚 拡大写真

スズキと人気ゲーム『ストリートファイター6』がコラボレーションした特別仕様の『ハヤブサ』が市販化決定。9月17日より開幕した「東京ゲームショウ2026」に、『Hayabusa Tuned by JURI』が展示され、ゲームファンの注目を集めている。スズキは「100台くらいはやりたい」と目標を掲げ、新たなバイクファン創出に意気込む。

「Hayabusa Tuned by JURI」は、カプコンの人気ゲーム「ストリートファイター6」に登場する女性格闘家「ジュリ」をイメージしたカラーリングを施し、勝利を追い求めるジュリの強さを表現した特別なモデル。2026年3月に、スズキが協賛した同ゲームの世界大会「CAPCOM CUP 12」および「ストリートファイターリーグ:ワールドチャンピオンシップ2025」の会場で初公開。以来、来場者やファンから市販化を望む声など多くの反響が寄せられていた。

スズキ Hayabusa Tuned by JURI(東京ゲームショウ2026)

これを受け16日夜、「Hayabusa Tuned by JURI」を日本および海外で数量限定で販売することが発表された。現時点では発売日や販売方法等に関する詳細は発表されておらず、今後スズキのWebサイト等で順次発表予定だとしている。

この発表に合わせ、9月17日から21日まで幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2026」では「Hayabusa Tuned by JURI」が展示。入場ゲートすぐのコンコースに特別ブースを構え、その世界観を感じられるだけでなく、またがり試乗&撮影もおこなうことができる。同イベントは世界規模で注目されるゲームの祭典とあって、国際色豊かな来場者たちが続々とブースを訪れ、記念撮影を楽しむ様子が見られた。

◆「想像を超える反響」から市販化へ

スズキ Hayabusa Tuned by JURIと二輪事業本部長の伊勢敬常務

会場を訪れたスズキ二輪事業本部長の伊勢敬常務は、「Hayabusa Tuned by JURI」を発表してからの反響について「想像を超えるくらいの大きな反響だった」とし、市販化への要望だけでなく、「免許をどういう風に取れば良いのか、といった、既存のお客様とは全然違う質問も多く頂いた」と驚きを隠せない様子だ。

「これは反響が大きいなということで、私たちもお客様に届ける以上は、当然品質や量産性を保って長く使っていただけるように検討した。信頼性を確保できたということから、今回、限定販売するという形をとることができた」と市販化の経緯について明かした。

スズキは、「ストリートファイター6」だけでなく同じカプコンの『モンスターハンター』とのコラボレーションによるコンセプトカー&バイクなども発表しており、異業種との協業に積極的だ。だが「単なるキャラクターとのコラボレーションではなく、ゲームとモビリティの融合による新しい体験価値の創出」だと伊勢常務は語る。

スズキ Hayabusa Tuned by JURI(東京ゲームショウ2026)

数あるIP(知的財産)の中で、なぜゲーム、なぜ「ストリートファイター6」なのか。そこには高齢化するバイク市場に、若いゲームファンを取り込むことで若返りを図るねらいもあるが、カプコンが主催するeスポーツ大会「CAPCOM CUP」の熱狂にバイクとの共通点を見出したことが大きいという。

「非日常的な感覚がバイクと似ている。バイクの素晴らしさは、非日常的なところにある。風を感じる、人が思うように扱える…四輪ではなかなか味わえないもの。ストリートファイターも人が操って(戦うことで)勝負が決まる。バイクの世界と、ゲームの世界は非常にマッチしているのでは」(伊勢常務)

◆約100台限定、価格は「手の届く範囲」に

スズキ 二輪事業本部長の伊勢敬常務

「ストリートファイター6」のジュリコラボとしては、2025年3月にスポーツバイク『GSX-8R』をベースとした『GSX-8R Tuned by JURI』を発表していた。市販化にあたってハヤブサを選んだのは「スズキのフラッグシップだから」だ。どうせ思い切ってやるならハヤブサしかない、と市販化を決定した。日本を含めた世界に向けた限定販売となるが、その台数については「やれて100台ではないか」と伊勢常務は話す。

もともとハヤブサは、高性能なフラッグシップモデルであり生産台数は他モデルと比べても多くはない。その上で、Tuned by JURI仕様にするための特別な塗装工程などによって、通常のラインでは生産できず職人による手作業もおこなうため、100台程度となる見込みだという。

スズキ Hayabusa Tuned by JURI(東京ゲームショウ2026)

それだけのプレミアム性を持つモデルとなると、気になるのは価格だ。伊勢常務は「スズキのスピリッツとしては、皆様に手の届く範囲内(の価格)でやりたい」と明かした。2026年9月現在のハヤブサのメーカー希望小売価格は223万3000円(税込)となっている。

その上で伊勢常務は、「Hayabusa Tuned by JURI」を「新しいお客様に乗ってもらいたい」と意気込む。「既存の多くのお客様には、ハヤブサを所有する喜びを感じて頂いている。新しいお客様にもそれを感じていただきたい。若い人、初めてスズキに乗る方、初めてスポーツバイクに乗る方にも言える。ハヤブサは大きくて乗りにくいんじゃないかと思われるかもしれないが、乗ったら逆で、もう“めちゃ乗りやすい”。ぜひ新しいお客様に乗っていただきたい」と展望を話した。

発売は2027年春頃を見込んでいる。

《宮崎壮人@レスポンス》

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