TOKYO GAME SHOW 2026にて『ストリートファイター』シリーズの実写映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』のイベントが開催されました。
イベントには豪華吹き替え陣が参加。リュウ役の高橋広樹さん、ケン役の岸祐二さん、春麗役の折笠富美子さん、そして『ストリートファイター6』のディレクターである中山貴之さんが登壇。声優陣御三方はそれぞれキャラクターに似せた衣装がバッチリ似合っていました!
まずは映画のあらすじが紹介され、その後、実写映画化や日本語吹き替えについてのトークが繰り広げられます。

映画では、幼い頃から兄弟のように育ち、ともに格闘家として名を馳せたリュウとケンが、ある理由から疎遠になっています。そんな2人の前に謎の女性・春麗が現れ「ワールド・ウォリアー・トーナメント」への招待状を差し出します。

――今回、実写映画化の話を聞いたときは、どのような感想を持ちましたか?
高橋さんは「やったな、という感じですね。どんどん飛躍していくのは嬉しいです」と、シリーズが新たな展開を迎えることへの喜びを語りました。

一方、岸さんは「27年やっているんですが、違うキャストになる可能性もあったので、ハラハラドキドキでした。早くオファーが来ますようにと毎日祈っていました」と、今回もケン役を担当できることへの思いを明かしました。

折笠さんは今回、春麗を意識した髪型で登壇。「お団子にしてみました。調子に乗ってみました(笑)」と会場を和ませました。
さらに折笠さんは、カプコンカップをプライベートで訪れた際に、中山さんから「お願いします」とフライングで声をかけられたというエピソードも披露しました。

――撮影現場はどのような雰囲気でしたか?
中山さんは、実写映画の撮影現場について「アクターさんもゲームが大好きで、撮影現場の横にアーケード筐体があったくらい」と、ゲームとの距離が近い現場だったことを明かしました。
さらに「ガイル役のコーディ・ローズが自前のPS5をトレーラーハウスに持ってきていたので、『ストリートファイター6』でボコボコにしました(笑)」と、撮影の合間にゲームを楽しんでいたことも明かしました。

キャストやスタッフ同士の交流も盛んだったようで、「みんな和気あいあいと、仲良くやってくれていました」と振り返ります。
そして、特に印象に残っている人物としてザンギエフ役のオリヴィエ・リヒタースを挙げ、「ザンギエフがデカい!」とコメント。「消しゴムを持っているのかと思ったら、携帯電話でした(笑)」というエピソードも披露し、会場の笑いを誘いました。

――完成した映画を観て、どのように感じましたか?
高橋さんは「ゲームの技がそのまま出てくると、幸せな気分になります」とコメント。岸さんは「自分の役を愛しているのが伝わってきました」と、俳優陣がキャラクターに向き合っていることを評価しました。
折笠さんも「早く大きなスクリーンで観たいと思いました」と期待を寄せます。中山さんは、「ストIIを人間が動いたらどうなるのか、というところにこだわってやってくれていました」と、ゲームのキャラクターや技を実写で再現することへのこだわりを語りました。

――ゲームと映画の演技ではどういったところが異なりますか?
高橋さんは「ゲームは自分の声がゲームに収録されるんですが、吹き替えは向こうの俳優さんの声に当てるので、ちょっと難しいところはありました」と収録時の違いを説明。その一方で、「(リュウ役の)アンドリュー・小路がリュウになりきってくれたので、楽しくやれました」と、海外の俳優との演技の掛け合いを楽しんだことを明かしました。
岸さんはケンについて「僕がケンの声を当てるのは『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』からなんですが、今の演技は年齢を重ねていった彼なんです。でも映画のケンは若い。もう一度、役作りをし直しました」と、若いケンに合わせて演技を改めたことを語りました。
折笠さんは「正義感マシマシで演じました! 今回は、とにかくかっこよくお願いします、と言われたので」と春麗についてコメント。中山さんも「映像に合わせて、すごく素敵な演技をしていただいて」とキャスト陣の演技を称賛し、「普段のゲーム音声の収録とは違って、勉強になりました」と語りました。

――映画の見どころを教えてください。
高橋さんは「とにかく息つく暇がないです。始まったら駆け抜けていくという感じです」と、スピーディーな展開をアピール。さらに「昔からよく知っている声でキャラクターがしゃべってくれるという安心感があると思います。吹き替え版のほうは、そちらにも注目していただきたいです」と、日本語吹き替え版ならではの魅力を語りました。
岸さんは「音楽や選曲がめちゃめちゃかっこいいです」と、音楽にも注目してほしいと呼びかけました。

折笠さんは「必殺技がリアルになると、こうなんだ! という楽しさがありました」とコメント。さらに「どのセリフも、戦いに対する思いの中から出てくる言葉なので、名言、名言、名言……これも名言です」と、劇中のセリフにも注目してほしいと何度も語っていました。
中山さんも「観ていたら一瞬で終わるくらい濃いですよ」と、作品の密度をアピールしました。

ここで、サプライズ発表が3つ、お披露目されます。まずは、日本語吹き替え版の予告映像が初公開されました。
安定の豪華声優陣による日本語版予告……まさしくゲームの世界から飛び出してきたかのような感動がありました!
続いて、第2弾となる日本語吹き替え版キャストが発表されました。中山さんは「ゲームと同じ声優を揃えたかったんですよ」と改めてキャスティングへのこだわりを説明したうえで「実はこの人にも参加してもらいました……」と発表。

なんと、マービン役をVTuberの葛葉さんが担当することが明らかになりました!
中山さんは葛葉さんについて「『ストリートファイター6』を遊んでいただいて、すごく愛を感じていました。この機会にお願いできないかと思いました」と起用の経緯を説明。
葛葉さんからのコメントも紹介されました。「マジで俺でいいんですか!? とびっくりしました。収録は緊張したんですが、良い経験をさせてもらいました。マービンもクセのある良いキャラしているので、掛け合いなんかを楽しんでください」

中山さんは葛葉さんの演技について、「プロの声優さんと並んでもおかしくないくらいのクオリティで、イケてるマービンを演じてくれました」と太鼓判を押しました。

最後に、登壇者からファンへのメッセージが送られました。
折笠さんは「お集まりいただきありがとうございます。素敵な、アツい映画ができました。必ず観に来てください」と呼びかけました。
岸さんは「この映画に向けて、愛と魂を込めまくりました。劇場で何度でも観てください。手加減は期待しないでくれ!」と力強くアピール。
高橋さんは「本日はまことにありがとうございました。これはもう格闘映画です! 大興奮できる映画になっています。ファンの方には必ず刺さると思います!」と、作品の魅力を語りました。
最後に中山さんは「御三方、ありがとうございます。楽しい映画になっています。知らない人でも楽しめます」とコメント。

『ストリートファイター』ファンはもちろん、シリーズを知らない人にも楽しんでもらえる作品であることをアピールし、イベントは締めくくられました。
『ストリートファイター/ザ・ムービー』は2026年10月16日、公開予定です。



