ANYCOLORは10月30日、「攻撃的行為及び誹謗中傷行為対策チーム」の2026年10月活動報告を公開しました。
◆1年間で104件に対応―誹謗中傷や殺害予告、荒らし行為に法的措置
バーチャルライバーグループ「にじさんじ」などを運営するANYCOLORは、脅迫行為やインターネット上の誹謗中傷に対応する目的で、2020年9月に対策チームを設置しています。今回の活動報告によると、2025年11月1日から2026年10月30日までの集計期間における対応件数は104件でした。
対応の対象となった主な行為類型は以下のとおりです。
名誉毀損などの誹謗中傷行為
プライバシー権の侵害行為
著作権を侵害する行為(所属ライバーのビジュアルをわいせつな意図で利用する行為など)
殺害予告などの脅迫行為
いわゆる「荒らし」行為(YouTubeなどの配信中に妨害意図をもってコメントを連投する行為、XなどのSNSで関連ハッシュタグを付けた無関係なポストやリプライを連続投稿する行為)
いわゆる「なりすまし」行為
X(旧Twitter)などのSNSで所属ライバーの名誉権やプライバシー権を侵害するアカウントに対しては、運営者への通報を実施しました。さらに悪質と認めたケースでは外部の法律事務所と連携し、プロバイダなどへの発信者情報開示請求を行ったうえで、民事・刑事の両面から責任追及を進めています。
また、YouTubeなどの動画投稿プラットフォームでライバーの活動妨害や誹謗中傷を意図して行われた「荒らし行為」には、営業権侵害を理由とする民事責任の追及を実施しました。このほか、同社のガイドラインに違反した無断転載・切り抜き動画への削除請求も行われています。
◆「白雪巴」への権利侵害で140万円の示談成立、「家長むぎ」を騙る店舗への対応も
インターネット掲示板における名誉毀損やプライバシー権侵害の書き込みに対しても、外部法律事務所と連携した法的措置が複数講じられました。具体的な事案として、所属ライバー「白雪巴」さんに対する権利侵害行為への対応が報告されています。匿名掲示板での投稿に対して発信者情報開示請求を行い、特定した人物らとの間で、合計140万円の損害賠償金の支払義務を認める内容で示談が成立しました。このほかにも、SNSや匿名掲示板で権利侵害を行ったアカウントへの開示請求が認められ、損害賠償請求を進行している事案が存在します。
なりすまし行為への対策では、所属ライバーの名前やビジュアルの不正使用、類似IDを用いたアカウントに対して各プラットフォーマーへの削除申請を実施。二次創作ガイドラインに反してコンテンツを無断転載している一部の悪質なアカウントには、著作権侵害を理由とした発信者情報開示請求および損害賠償請求もあわせて行う方針です。
さらに、所属ライバー「家長むぎ」さんの名前を不正に使用してなりすまし行為を行う人物を雇い、ライバーと会えるかのような謳い文句で集客を行った店舗に対して、必要な対応を実施したことも明かされました。これに関連して、「家長むぎ」さんに対する事実無根かつ悪意のある憶測を流布したアカウントへの法的な責任追及も進められています。
なお、今回報告された内容は対応した事案の一部であり、現在進行中の事案も複数存在します。同社は、所属ライバーや従業員などの関係者が業務上の取引関係にない人物へ金銭や物品を要求したり、私的な接触を試みたりすることはないと注意を促しており、不審な連絡を受けた場合は同社のお問い合わせ窓口や最寄りの警察署へ通報するよう呼びかけています。
「攻撃的行為及び誹謗中傷行為対策チーム」の活動報告について、詳細はANYCOLOR公式サイトをご確認ください。



