岩田社長が「レボリューション」についてコメント
任天堂の岩田聡社長とのインタビューが「Tech-On」に掲載されています。インタビューで岩田氏は5月のE3で更に詳細が明らかにされると見られる次世代機「レボリューション」についての考え方を述べています。
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まず岩田氏はGDCでの基調講演が大きな賛同を得られたことについて、開発費の高騰に懸念が広がっている為と分析し、「次世代ゲーム機では、現行機種と同じAPIを用意するなど、ゲーム開発費の低減に全力を尽くす」としました。
「レボリューション」のインターフェイスについては、子供の母親にも親しみ易い物を用意するとしながらも、他社にマネをされやすい部分でもある為、詳細は話せないとしました。
標準で無線LANに対応したのは、この数年で家庭にブロードバンドが広く普及したが、リビング・ルームにある機器にまでは普及してないのはLANケーブルを張り巡らせる手間があるためで、これを軽減する為としました。また岩田氏は「ユーザーが何の意識もせずにネットにつながる、というのが理想だ」とも述べています。
また次世代機でHDTV出力が1つの売りになるかという質問では、「子供部屋にまでHDTV受像機が置かれるのはそのはるか先になるだろう。そんな状況で"次世代ゲーム機のウリはHDTV映像だ"とうたっても意味がないように思える」と疑問を示しました。