第51回のロコレポは、フライハイワークスが10月16日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト『ワケダス』のプレイレポートをお届けします。
『ワケダス』は、ステージ上のマス目に配置されたブロックを色ごとに「分け出す(ワケダス)」、ステージクリア型のパズルゲーム。
フライハイワークスはこれまでに『魔女と勇者』や『ガンマンストーリー』、『ゲキヤバランナー』など、ワンコイン以下の求めやすい価格帯で3DSダウンロードソフトをリリースしています。
■タイトルそのまま。ブロックの色を分ければ、ステージクリア
『ワケダス』のルールは、様々な色のブロックを「赤は赤、黄は黄」といった具合に、各色がつながるようにスライドすることができればステージクリアというもの。
ブロックは縦または横方向にスライドさせることが可能で、押し出されたブロックは反対側からループして出現します。また、ブロックは各色の通常タイプのほかに、2色が組合わさったブロックや、動かせない「固定ブロック」も出現。ステージクリアまでの手数によって星付けされるため、トライ&エラーしながら1つずつブロックをスライドしていくのが基本です。
パズルのルールとしては、メガハウスから発売されているおもちゃの『ルービックキューブ(Rubik's Cube)』に通じるところがあるように思いました。
■クジラの形の雲に風船など、上画面の情景に癒される
主にタッチパネルの下画面を見つめながらプレイする本作ですが、上画面に表示されるステージの背景は重要な癒しポイント。軽やかなBGMとともに映し出される景色は、その種類こそ多くないものの、じっと眺めているとクジラの形の雲が出現したり、カラフルな風船や孫悟空(?)が飛んできたりと、芸の細かいエフェクトによってパズルに集中した思考を和ませてくれます。
■ボリュームたっぷりの、合計300ステージ
ゲームにはステージのマス目の数に合わせて、「3×3」「4×4」「5×5」の3種類の難易度が存在。各難易度ごとに100ステージ、合計300ステージが用意されていて、ボリュームは必要十分です。ルールの特性上、マス目が増えるごとに難易度も加速度的に上昇するため、後半のステージはかなり歯応えのある内容になっています。
■ユーザーフレンドリーで熱中度の高い、思考型パズルゲーム
『ワケダス』。ブロックを色ごとに「分け出す(ワケダス)」という、タイトルそのままのルールはとてもシンプルで、プレイすればすぐにその楽しさを味わえるパズルゲームです。
ルールがシンプルな分、ステージの構成はかなり考えてデザインされていて、パッと見の構図が面白いものから「こんなのクリアできるの?」と思わせるものまで、かなり多彩。上画面の仕掛けなど、全体的にユーザーを楽しませる雰囲気に満ちている点も素敵です。
『ワケダス』は、好評配信中で価格は300円(税込)です。
(c) Flyhigh Works
(c) CIRCLE Ent.
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【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
Twitter:@Rococo_TestType