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今でこそデデデ大王は仲間になることも多いですが、かつては単なる悪者でした。ゲームボーイ『星のカービィ』ではプププランド中の食料を独り占めしようとしたわけで、食いしん坊なカービィとしては許せない存在とも言えたわけです。
そのせいか『星のカービィ 夢の泉の物語』の最終ステージでは、夢の泉にスターロッドを納めてはならないと言うデデデ大王が無視されてしまいます。しかし、その行動は本当にプププランドを思ってのことでした。つまり、ここからカービィとデデデ大王の関係が変化し始める名シーンとなったわけです。
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『星のカービィ64』では、カービィと仲間たちがリップルスターを救うために冒険を繰り広げます。道中ではクリスタルというものを集めつつリップルスターへと向かうのですが、それをすべて手に入れないと真の敵と戦えない中途半端なエンディングとなってしまうのです。
そのエンディングは一見するとふつうなのですが、カービィたちがプププランドへ帰るシーンの時にリップルスター女王がニヤリと不気味に笑うのです。その表情はゾッとするようなものになっており、これを見て真エンディングを目指したプレイヤーも多かったのではないでしょうか。