『FGO』で注目!ゲームによく登場する「クトゥルフ神話」って何?【特集】

最近ツイッターなどのSNSでもよく見かけるようになった「クトゥルフ神話」という言葉。iOS/Androidアプリ『Fate/Grand Order』で登場した”セイレム”が、「クトゥルフ神話」の作品の舞台“アーカム”のモチーフであることから注目を集めました。

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『FGO』で注目!ゲームによく登場する「クトゥルフ神話」って何?【特集】
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最近ツイッターなどのSNSでもよく見かけるようになった「クトゥルフ神話」という言葉。iOS/Androidアプリ『Fate/Grand Order』で登場した”セイレム”が、「クトゥルフ神話」の作品の舞台“アーカム”のモチーフであることから注目を集めました。ツイッターでもたくさんの考察や解説が流れてきましたが、色々ありすぎて正直なにがなんだかわからない……と思った人も多いのではないでしょうか?

今回はそんな「クトゥルフ神話」の基本の“き”を紹介。筆者も難しい事はよく分かりませんので、そういった人にも分かりやすいよう説明します。

◆クトゥルフ神話ってそもそも何?


「クトゥルフ神話」というのは“創作”の小説です。ジャンルはSFホラー。作中ではありえないことが起こり、宇宙的、神に匹敵するような生物が色々登場するのですが、「ちょっと本当にありそうかも?」というリアルさがあるのです。そのリアルさが、ここまで人々に愛され続けてきた理由のひとつでもあります。

そして「クトゥルフ神話」というのは一つの物語を指しているわけではなく、似たような世界観や生物が登場する作品群の総称になります。今回注目されたきっかけは『FGO』ですので、それで例えると「クトゥルフ神話」は「タイプムーン作品」にあたります。

タイプムーン作品と言えば『空の境界』や『月姫』、『Fate』シリーズなど。それぞれの世界観がおおよそ共通していますが、まったく別の物語が描かれています。そしてメインライターは奈須きのこさんですが、今では『Fate』というくくりで様々な作家が書いている……まさに「クトゥルフ神話」も、同じような世界観の物語を、多数の作者が執筆しているので、近いものがあります。

◆結局クトゥルフって?誰が書いてるの?



「クトゥルフ神話」の“クトゥルフ”というのは、生物の名称です。総称だと思われがちなのですが、犬で例えると、クトゥルフは「犬」という意味ではなく、個体名である「ポチ」や「ハチ」に当たります。なので、「クトゥルフ神話」に登場する生物が全て「クトゥルフ」という呼び名ではありません。作中に登場する不思議な生物たちは、それぞれ名前もありますが「神性」「神話生物」「宇宙生物」などと呼ばれています。

そして「クトゥルフ神話」は、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトを中心とした複数の小説家によって作られています。なぜ複数なのかというと、ラヴクラフトの物語の設定を気にいった仲間たちがお互いに意見を交換し合い、どんどん作品が生まれたからです。それはラヴクラフトの後輩たちにまで広がっていき、やがて「クトゥルフ神話」と呼ばれる作品群を作り上げていきました。

中心人物であるラヴクラフト氏は雑誌に作品が掲載されていたものの、生前に単独の本として出版されたのは「インスマウスの影」のみでした。40代なかばという若さで亡くなった後に、仲間であるオーガスト・ダーレスがラヴクラフト作品のためにアーカムハウスという出版社を作ります。そして世に出すことができたからこそ、今でも手に取って読む事ができるのです。

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《タカロク》

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