◆コーデ道 入門編3:気に入った装備ありきで考えてみよう
「この装備かっこいい/かわいい!」というものを見つけたら、それを軸にしてコーデを考えていくメソッドです。ジグソーパズルで例えるなら最初に作りやすい外周を完成させるようなもので、つまりはそこから先も考えやすくなるわけです。最後に、特定のアイテムを活かすという発想からスタートしたコーデを紹介します!
■アグリアスさんっぽい(?)からだ下装備を活かしたい!
「さすらいのコート下」はハーフパンツに腰巻きが合わさったデザインなのですが、マスカレイドブーツを合わせると「ロングのパンツにブーツを合わせている」ように見えることに気が付き、「これは、そこはかとなく『ファイナルファンタジー タクティクス』のアグリアスさんっぽくできるのでは?」と、考えたコーデです。とはいえ、似せるのが目的ではないということもあり、カラーはアグリアスさんの青とは対照的な赤を基調にしました。
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■「賢者のぼうし」が最高すぎた
時系列としては、前述の「賢者編」より先に考案しました。「賢者のぼうし」のデザインを初めて見たときに「『ヴィーナス&ブレイブス ~魔女と女神と滅びの予言~』のアルヴィのような、帽子+赤基調の令嬢風コーデはできないだろうか?」と思ったのが着想のきっかけです。もっとも、アルヴィはノースリーブを着ているキャラクターですので、あくまで発想のきっかけにとどまるのみとなりました。
なお、2003年にPS2で発売され、その後PSPにも移植された『ヴィーナス&ブレイブス』はストーリーとシステムの両輪が絶妙に噛み合ったRPGで、PS2で5本の指に入るレベルの傑作です(私見)。機会があったらぜひ遊んでみてくださいね。
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■「ゴシックハット」…アリだな!
あるとき一緒にパーティーを組んだ他のプレイヤーが「ゴシックハット」を装備しているのを見て「これはアリだな…」と、頭装備ありきで考えた魔法使い用コーデ……なのですが、人に見せたら「僧侶っぽいね!」と言われてしまいました。カラーが青基調だったからでしょうか? “『ドラゴンクエスト』の僧侶といえば青”……やはり、社会現象にもなった『DQIII』が築き上げたイメージは強いですね。そう言われてからというもの、自分でも僧侶用に見えてきました。
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■あれもこれも…複数のコンセプトごった煮コーデ
「『ストリートバンダナ』がいいデザインなので活かしたい」「お腹が出るのでカチっとキメるのが難しい『かたりべの服上』をなんとか活かしたい」「闇の領界での冒険によく似合う、暗い色を基調としたコーデを考えたい」という複数のコンセプトが悪魔合体した結果、生まれたコーデです。軽装の防具で戦うレンジャーやまもの使い、どうぐ使いなどで遊ぶときに、よくこのコーデを使っています。
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■魔法使いといえばやはりこれだ!
「女の魔法使いを象徴するものといえば、やはり魔女帽(とんがり帽子)だ」「『DQIII』のイメージで、緑とオレンジを基調にしよう」「ついでにマーニャの紫髪&褐色肌を取り入れてしまえ」とあれこれ詰め込んで、アタマ装備の「ウィッチハット」を基点に魔法使い用コーデを作り直しました。これで誰が見ても魔法使いに見えるはず! これにてリベンジ(?)完了です!
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さて、コーデのメソッド紹介はいかがでしたでしょうか。「最初に何らかのモデルやコンセプトを決める」ことと、「全体的な色使いを統一する」こと。この2つを守れば、“最初からこういうセット装備(コーデ)だったのではないか”と思える組み合わせを作れる日も遠くはありません。そして、一度この沼にハマったら終わりはありません。ああ、楽しい……。
筆者は『ガールズモード』に一番ハマっていた時期はコーデを学ぶために女性ファッション誌を普通に読んでいましたが、それと同じようなもので『DQX』においてのコーデ遊びでは、過去にハマったファンタジー作品のイメージが大いに役立っています。やはり、日頃からインプットをしておくことが大切ですね!
なんだか、上を目指す人に意識改革をうながすスタートアップ向けビジネス記事のようなオチになってしまいましたが、2020年もコーデを堪能できるゲームが数多く出てくれることに期待しつつ、この辺りで筆を置かせていただきます。それではみなさま、よいお年&よいコーデ道を~!
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