バイト生活ゲーム『はたらくUFO』が楽しいのに、現実の仕事がつまらないのはなんで?

UFOがあらゆるバイトを経験する『はたらくUFO』。でも現実の仕事はつらい。どうしてでしょうか?

任天堂 Nintendo Switch
バイト生活ゲーム『はたらくUFO』が楽しいのに、現実の仕事がつまらないのはなんで?
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ニンテンドースイッチで配信された『はたらくUFO』は、主人公のUFOである「ジョブスキー」が地球上のさまざまな仕事を経験する「UFOキャッチャー・バイト生活ゲーム」とでもいえるゲームです。

ジョブスキーは農園で作物を収穫したり、おもちゃ屋さんでぬいぐるみを積んだり、あるいはサラダやパンケーキを盛り付けたりします。つまり仕事です。なのに、なんで現実の仕事はつまらなくて、ゲームの仕事は楽しいのでしょうか?

仕事とゲームの違いって何?


『はたらくUFO』はもともとスマホ向けに配信されていました。ニンテンドースイッチ版では2人プレイに対応しています。

そもそも仕事とゲームの違いとはなんでしょうか。「仕事はつまらなくて、ゲームは楽しい」と考えられますが、逆に楽しい仕事もあればつまらないゲームもあります。

「ゲームは思いどおりになるけど、仕事は思いどおりにならない」と考えてもダメです。『はたらくUFO』は物理演算で物が動くうえに、UFOキャッチャーのように物を掴む必要があります。よって、考えたとおりに配置できないこともしばしば。でも楽しいのですから。

「仕事は報酬のためにするもの」というのも微妙なところ。確かに仕事は賃金を目的にするものですが、ゲームも「遊んだうえでの楽しみ」が報酬とも言えます。無報酬のサービス残業も仕事のうちと言えるのではないでしょうか(本当はよくないものですが)。

スイッチ版の新要素としてステージが追加されたり、南の島で宝探しに挑戦できたりします。

「ゲームはプレイヤーが開発者におもてなしされるもの」なんて考えは良さそうですが、完璧とは言えません。仕事でも上下関係があって配慮する側・される側が存在します。業界において有名な人に対しては、みんなペコペコしますよね。

「ゲームはストレスがない」というのも違います。対戦ゲームはとても楽しい半面ストレスが大きいですし、いわゆるソシャゲを遊んでいるとまるで仕事のような作業だと思ってしまうことも。

そもそも筆者のようなゲームライターはゲームを遊ぶことが仕事に繋がりますし、プロゲーマーなんかさらに「ゲームを遊ぶこと=仕事」といえます。なかなか仕事とゲームの違いをはっきりさせるのは難しい気がしてきますね。


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《すしし》

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