改めて挑む“稲作1年目”・・・しかし、今度はQ&Aがある!
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続いて、“お米 作り方”のQ&Aを参考にしながら、2度目の稲作1年目を開始。展開的に1年目は、田植えからのスタート。早速Q&Aを調べると、稲の苗を植える間隔についての情報があります。早速助かる展開! この情報を元に、田植えを進めていきます。
苗がうまく育っていたなら、畝間(うねま)も株間(かぶま)も30センチメートルぐらいにして植えます。
草丈(くさたけ)が短く、まだ株の分かれが進んでいない苗が多い場合には、株間を20~25センチメートルくらいにつめて植えるとよいと言われています。
ちなみにQ&Aには、「米作りに必要な機械」の記述もあるので、そちらも軽くチェックしてみました。
1.苗(なえ)を育てるための種まき機、育(いく)びょう機
2.田おこし、しろかき、たい肥(ひ)をまくためのトラクター
3.田植えを行うための田植え機
4.農薬をまくための動力防除機(どうりょくぼうじょき)
5.稲刈(いねか)りを行うためのコンバイン
6.収穫(しゅうかく)したイネを乾燥(かんそう)・もみすりを行うための乾燥、籾摺(もみす)り機、などが一般的に使用されています。
なるほど、どれも稲作に必要なものばかりです。しかし、ご安心ください。『天穂のサクナヒメ』には、機械に代わって各行程をこなす作業員がしっかりといます。そう、サクナヒメです!
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そんなサクナヒメの活躍で、田植えも無事完了。しかし後で調べたところ、「疎植」はあまりよくない模様(参考:千葉県「疎植に要注意」)。これは完全にプレイヤーの腕前の問題なので、Q&Aに罪はありません。
幸い、1回目の1年目も「疎植」だったので、比較に影響はない・・・と思いたい!
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春から夏にかけては、雑草との戦いに入ります。多い時は、田んぼの一角だけで5回も引き抜くハメになったことも。こまめな管理が欠かせません。
Q&Aを見ると、害虫についての情報がたっぷりと載っています。
稲の害虫は、5月にイネミズゾウムシやイネドロオイムシなど、7月になるとニカメイチュウやコブノメイガなどが発生します。
稲の害虫の天敵としては、ムナカタコマユバチ、ズイムシアカタマコバチ、セグロカマバチ、ケシカタビロアメンボ、コモリグモ類、コサラグモ類などがいます 。
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ムナカタコマユバチなどは(多分)捕まえられませんが、蛙や蜘蛛が害虫を食べてくれるはず。意識的に周囲や屋内を見回り、せっせと田んぼに放します。
ちなみにQ&Aには、「虫追い」という害虫駆除方法もありました。
いわゆる「虫追い(むしおい)」、「虫送り」といって、農家がみんなで太鼓(たいこ)、半鐘(はんしょう)、たいまつ等をもち、声を出しながら田んぼのまわりを歩き、稲(いね)に付く虫を追い払ったと言われています。
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稲を作っている田んぼは住居の目の前なので、日常の生活がそのまま「虫追い」の効果を発揮してくれそうです。
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作中だと、肥料作りは2年目に案内が入る要素です。しかし、「米作りは土作りからと言われますが、大事なことは水と肥料分(ひりょうぶん)と酸素(さんそ)です」とQ&Aにあるので、1年目から肥料を作って撒いてみます。
基礎材が心許ないので、気休め程度かもしれませんが、やって悪いことはない!・・・はず。
ほとんどの田んぼの土には何かが不足しているので、肥料を入れたり、砂地で水はけが良すぎたら、肥料分や水を保つ力が弱くなるので、粘土質(ねんどしつ)の土を加えたりして欠点を補(おぎな)ってあげます。
何が不足しているのか、その見極めも大事なようです。す、すみません、先生!
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雑草を抜いたり、肥料を撒いたりするものの、日々の作業といえばそれくらいで、後は見守る(=バトルに励む)日々が続きます。しかし、これで本当にいいのか? 気になった時は、Q&Aをチェックすれば大体解決できるはず。
稲は寒さに弱い作物ですから、日本の場合は、夏季(開花期(かいかき))の最低気温が問題となります。
一般的(いっぱんてき)には、開花前の約2週間の最低気温が17度以下になると花粉が奇形(きけい)となりお米が実らなくなります。
開花期の最低気温がこれ以下になるようですと、栽培は困難(こんなん)になります。
やっぱり役立つQ&A。とはいえ、気温そのものはお天道様次第。神といえども、サクナヒメの領分を超える分野では──と諦めかけていたら、こんな記述もありました。
気温が低い時は、稲を寒さから守るため水を深くしたり、あるいは、根の張りを良くするため、時々水を干(ほ)して土の中へ空気を供給したりします。
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おお、これは目から鱗! なんとなく、気温が高すぎる時に温度を下げるために水を増やす、みたいなイメージを持っていましたが、水が保温もしてくれるんですね。なるほど。こまめな水量の管理が、美味しいお米に繋がるようです。
ちなみに、本作の攻略には直接関係なさそうですが、使う水の量についての情報もQ&Aにありました。
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夏のいちばん暑い日、10アールの田んぼの稲は約6.5トンの水を吸います。これを1株(かぶ)の稲になおして計算すると約300gになります。
なお、稲は一生の間に10アール当たり400トン、1株当たり約20kgの水を吸います。
そんなに水を使うのか・・・! 尽きぬ水があり、すでに用水路も完備されていたこの環境、天国すぎるのでは。
ふつう、水田には3~5センチメートルの深さの水を入れておきます。農家が朝夕水田を見回るのは、この水の深さを調節するためです。
こちらは、攻略する上でも役立ちそうな情報です。これがいわゆる“足首くらい”の目安なのでしょう。
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