2021年6月10日にサービスが開始されたiOS/Android向けゲームアプリ『二ノ国:Cross Worlds』の運営元であるネットマーブルは、本作のプライバシーポリシーを改訂しました。
本作は、レベルファイブによるRPGシリーズ『二ノ国』の最新作としてリリースされるモバイル向けMMORPG。「一ノ国」の住人である主人公は、、ある日「プロジェクトN」という仮想現実ゲームにβテスターとして参加したことで「二ノ国」の世界に足を踏み入れることになります。プレイヤーキャラクター(クラス)には、ソードマンやウィッチ、エンジニア、ローグなどが用意されており、プレイヤーは、それぞれのキャラクターの個性を生かしたスキルを使いこなしていくことになります。
本作はサービス開始直後、ユーザーに同意を求めるプライバシーポリシーの個人情報の取り扱いの項目にて、ユーザーの氏名や住所、メールアドレス、電話番号のほか、銀行口座やマイナンバーの情報を収集するとの記述がありました。多くのユーザーから「なぜ銀行口座とマイナンバーの情報が必要なのか」と疑問視する声があがっていましたが、この度、同社は該当の項目を改定し、マイナンバーと銀行口座の記述は削除されました。
そもそもマイナンバーと銀行口座の記述がされていたのは、ネットマーブルがサービスを提供しているゲーム『BTS Universe Story』に搭載されているクリエイターシステムが関係しています。これは、ユーザーがコンテンツを作成し、そのコンテンツが他のユーザーから評価されることで、同社から対価が貰えるシステムです。これを利用するには、同社から銀行口座への入金を行うための銀行口座情報を提供しなければならず、その過程で税金処理のためにマイナンバーなどの一部情報が必要になりました。
しかし、本作にはクリエイターシステムが搭載されていないにも関わらず、該当の項目に銀行口座とマイナンバーの記述が含まれていたため、削除する運びになりました。
同社は、「課金トラブルにおけるお問い合わせの対応や、キャンペーンの商品発送など、必要に応じてお客様の同意を得たうえで、お客様ご自身で入力していただくことはございますが、お客様の同意を得ずに自動で個人情報を収集することはございません。特に、現在お問い合わせを多くいただいております、銀行口座番号(通帳の写し)、TIN(マイナンバー)につきましては、情報を収集させていただく予定はなく、その他の個人情報につきましてもお客様の同意を得ずに自動で個人情報を収集することはございませんので、ご安心ください」とコメントしています。
改訂後のプライバシーポリシーについてはこちらから確認できます。