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『ウマ娘プリティーダービー』の登場キャラクター「サトノダイヤモンド」。そのモデルとなった競走馬が、実はゲーム業界――より厳密に言えば「セガ」と縁のある競走馬であることをご存知でしょうか。
これは馬主の里見治氏が関係しています。同氏はセガサミーホールディングス代表取締役会長、セガ取締役名誉会長、サミー代表取締役会長といった名だたる役職を兼任。サトノダイヤモンドは“セガの重鎮の所有馬”なのです(※現在は法人名義)
これを意識してか、サトノダイヤモンドには「セガネタ」がいくつか登場。本記事では解説もかねて、4つのセガネタを紹介します。
◆UFOキャッチャー
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まずは「UFOキャッチャー(クレーンゲーム)」です。なんとサトノダイヤモンド、家にUFOキャッチャーの筐体を所持。1コマ漫画によれば「お父さまがくれました」とのこと。また、メジロマックイーンに筐体をプレゼントしたこともあります。
この「UFOキャッチャー」という言葉、実はセガの登録商標。日本でクレーンゲーム市場が動き始めた1960年代から、セガは筐体造りに取り組んできました。
サトノダイヤモンドの実家「サトノグループ」は、様々な事業を展開する大企業。その系列会社ではUFOキャッチャーの筐体も造られています。両親が系列のゲーム会社へ顔を出す時、よくついていっては、仕事が終わるまでその会社に置いてあった筐体で遊びながら待っていたのだとか。
現実に置き換えた場合、系列のゲーム会社=セガ、サトノグループ=セガサミーグループになるのかも。
◆ジュークボックス
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サトノダイヤモンドのヒミツによれば「実は、お父さまからもらった『ジュークボックス』が宝物」とのこと。このジュークボックスもセガと関係があります。
創業当時のセガはゲーム会社ではなく、業務用アミューズメントマシンの販売・製造会社として設立。そして最初に開発したのが「国産初のジュークボックス」です。この製品は「Service Games」の頭文字を取って「セガ1000」と命名されました。
セガという名前が初登場したのもここ。ジュークボックスは「セガの始まり」と言える代物なのです。