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いよいよ2022年1月28日に発売されるニンテンドースイッチ向けタイトル 『ポケモンレジェンズ アルセウス』。本作は『ポケットモンスター』シリーズでありながら、広い世界を自由に冒険できる、アクションとRPGの融合を目指した挑戦的な作品になっています。
今回はメディア向けプレビューイベントで本作を一足先に体験できたので、どのようなゲームになっているのかをご紹介します。
なお、イベントで体験できたのはフィールド、拠点となるコトブキムラの各店舗、そしてボスとして立ちはだかるキング戦の3フェーズ。結論を先にいうと、いつもとはかなり違うポケモン体験になっていました。
◆アクションゲームでもある新たな『ポケットモンスター』
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『ポケモンレジェンズ アルセウス』では世界が複数のフィールドで描かれており、今回は草木が生い茂る「黒曜の原野」を体験できました。
冒険の舞台となるヒスイ地方は、昔のシンオウ地方。なので「ビッパ」、「コリンク」、「ムックル」など、馴染みあるポケモンたちと出会えます。
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本作では広いフィールドで主人公を自由に動かせるため、プレイ感覚はほぼふつうのアクションゲームです。バトルに入らずともそのままポケモンにモンスターボールを投げればゲット可能!
ただし、ポケモンによって動きが異なります。たとえば臆病なポケモンに対しては、見つからないようにしゃがんで草むらや岩陰に隠れつつ狙いを定める必要があるわけです。道具もいろいろな種類があり、姿を隠せる「めかくしだま」やポケモンをおびき寄せる「よせだま」などを活用すると捕獲しやすくなるでしょう。
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なお、フィールド上には材料が落ちていたり、あるいはぼんぐりがなった木や鉱石が存在します。手持ちのポケモンをそこに向けて繰り出すと材料をゲットしてくれるので、いろいろ拾い集めてベースキャンプやコトブキムラなどで道具をクラフト可能。収集も重要になってくるわけですね。
フィールド上には好戦的なポケモンもいるため、見つかってしまったときは攻撃に気をつけましょう。主人公はある程度の攻撃を受けると目の前が真っ暗になってしまい、ベースキャンプに戻されてしまいます。回避アクションをうまく使って逃げ切ったり、手持ちのポケモンを繰り出してバトルに持ち込んでいきましょう。
◆バトルは従来のコマンド選択+新要素!アクションが苦手な人も大丈夫
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探索をしているときはアクションゲームのようですが、ポケモンを繰り出してバトルに入ると従来のターン制コマンド選択式RPGになります。とはいえ、いつもの『ポケットモンスター』シリーズ と異なる部分もいろいろあります。
バトルはシームレスにはじまる(ポケモンを繰り出した瞬間にバトル開始)。
複数の野生のポケモンと同時に戦うこともある。
主人公は任意で移動可能(そのまま逃げることもできる)。
行動順が追加されており、すばやさや繰り出す技によってより早く・多く行動できる。
技の性能を変化させる「力業」、「早業」が登場。
手持ちのポケモンがすべてひんし状態になってもゲームオーバー(目の前が真っ暗)にはならない。
このほかにも、従来と基本システムが違うので技の効果が変化していることも。たとえば従来は先制技だった「でんこうせっか」は、行動順が早くなりやすくなる効果をもった技になっていますし、「ステルスロック」は攻撃+ターン経過時にダメージ付与といった技に変わってます。
バトル中にポケモンの近くへ行くと主人公も攻撃を食らいますが、これでダメージを受けることはないようです。また、バトル中はボールを投げる動作も不要(従来と同じくコマンドを選択するだけ)なので、アクションが苦手な人は積極的にバトルへ持ち込んでから捕獲するといいでしょう。
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技の威力が増加する一方で行動順が遅くなりやすい「力業」、逆に行動順は早くなりやすくなるものの技の威力が落ちる「早業」も重大な新要素です。相手のポケモンをうまく倒すときにも使えますが、捕獲するときにほどよくHPを削る調整にも使えます。
◆ヤバすぎる「オヤブン」など、従来のポケモンと大きく異なるポイント
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フィールドをぶらぶら歩いていると、通常よりも体が大きく、目が赤く光った明らかにヤバそうなポケモンとも出会います。「オヤブン」と呼ばれるこのポケモンは明らかに強く、油断すると一瞬で手持ちのポケモンがすべて倒されてしまうでしょう。
筆者はオヤブンの「ヘラクロス」に出会ったのですが、こちらの手持ちのポケモンがLv.10代なのに相手はLv.45。しかも「つるぎのまい」で攻撃を上げてから「すてみタックル」ですべてのポケモンをなぎ倒すヤバい相手でした。あっという間に手持ちのポケモンが倒されてしまい、必死に逃げだすハメに。
その直後に目が赤く光った「ラッキー」に見つかりそうになり、またもや冷や汗をかきながら逃走。まだ未開の地といえるヒスイ地方での冒険はまさしく"サバイバル"。山間部ではレベルの高いゴーリキーがたくさんうろついていたりと、どこを移動するかで体験もかなり変化しそうです。
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また、ヒスイ地方はかなり広いのでポケモンライドが役に立ちます。「アヤシシ」に乗れば地上を高速で移動できますし、水上では「イダイトウ」に乗って水中に住むポケモンたちを捕獲可能。「ウォーグル(ヒスイのすがた)」の力を借りれば空を飛べるので、ポケモンやクラフトの材料を探すのもラクラクです。ただし高いところから落ちると主人公に対する落下ダメージがあるので要注意!
さらに、ポケモンの能力や技などの仕様も従来の作品と異なります。
ポケモンの進化はメニュー画面から任意で可能。
ポケモンに高さと重さの個体差あり。
ポケモンの性格はあるが、特性はなし。
技は「技覚え」でいつでも習得可能。
レベルが上がるなどで「技皆伝」状態になり、技ごとに力業・早業が使えるように。
ポケモン図鑑はたくさん捕まえたり、特定の行動を見ることで各情報が埋まっていく。
図鑑を埋めていくとお金も手に入る。
本作は広い世界を自由に冒険してたくさんのポケモンを捕まえていくのがメインなので、従来のシリーズとは異なりこの形式に最適化されたシステムになっているようです。
ちなみに、世界観に合わせた演出や音楽もポイントです。本作の進化エフェクトは従来とかなり違ったカッコいい仕上がりになっていますし、サウンドは『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』の楽曲を和風アレンジしたものが採用されていました。効果音にも「おっ」と思うかも。
◆コトブキムラでは冒険の準備のみならず、カスタマイズも楽しめる!
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拠点となる「コトブキムラ」にはさまざまな施設が用意されています。主人公が所属するギンガ団の拠点があったり、いろいろな人と会話もできます。何より多くのお店が揃っているのがポイントです。
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呉服屋ではさまざまな衣装が買えます。着物などの世界観に合わせたものだけでなく、空手着や忍者装束もあり、柄も豊富。どこかで見たことのあるような気がする遮光機などのアクセサリーも存在します。
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散髪屋もあり、おかっぱやざんぎり頭といったレトロな髪型にしたり、ツインテールにして色を変えたりとカスタマイズ性はなかなかのもの。姿を変えたあとは写真屋で撮影も楽しめます。
このほかにもクラフトレシピを買える店や、ほかプレイヤーとポケモン交換ができる屋台(交換屋)、ポケモンに技を伝授する訓練場なども用意されていました。民家にも入ることが可能で、土間を超えると靴を脱いでいるなんて細かいところもちゃんとしています。
なお、冒険できるフィールドとコトブキムラは完全に分かれています。確かに各フィールドは広いのですが、それらがすべて繋がったいわゆるオープンワールドではないようです。
◆いよいよ挑戦、強大なボス「キング」を鎮めよ!
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試遊会の最後には「キング」との戦いを体験できました。ヒスイ地方では暴走状態となった「キング」「クイーン」と呼ばれる、全身から光を放ち通常よりも体が大きくなっているポケモンがおり、任務として彼らを鎮めてあげる必要があります。今回は巨大な斧のような腕を持つ「バサギリ」に挑戦。
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キングを鎮めるには、まず主人公のアクション で「シズメダマ」を当てる必要があります。投げ方はモンスターボールと同じですが、相手が積極的に攻撃をしてくるところに注意。攻撃のタイミングを見計らって回避してから投げるといいでしょう。
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また、相手の隙ができたタイミングで手持ちのポケモンを繰り出し、バトルを行うこともできます。相手のHPを削りきれればたくさんシズメダマを当てられるようになります。
アクションが苦手な人はちょっと不安に思うかもしれませんが、少なくともバサギリ戦はそこまで技量を求められる内容ではありませんでした(攻撃の動きなども非常にわかりやすくなっている)。積極的にポケモンバトルへ誘い込むような動きをすれば、アクションの比重が下がって遊びやすくなると思われます。
なお、製品版ではバサギリ以外にもより強力な「キング」「クイーン」が主人公を待ち受けているとのこと。
◆挑戦しつつも変わりすぎない新しい『ポケットモンスター』
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『ポケモンレジェンズ アルセウス』はアクション要素が追加されて新鮮な体験が用意されていますが、従来のコマンド選択式RPGとしてのポケモンが好きだという人にも遊びやすくなっているように感じられました。
ポケモンを捕獲するにしても、アクションだけで捕まえる人もいれば、とりあえずバトルに持ち込んで確実に捕まえることも可能です。確かに挑戦的ではあるのですが、まったく違うゲームになったわけではないように見えました。
今回の試遊で体験できたのはあくまで一部分だけ。ほかにどのようなフィールドがあるのか、ヒスイ地方ではどういったポケモンや人々との出会いがあるのか、そして何よりアルセウスを巡るどんなストーリーが展開されるのかも気になるところです。
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