『遊戯王 マスターデュエル』素早く負ける“自爆デッキ”が大流行!ついには「死なせねーぜ」とライバルを回復させるメタまで回り出す

絶対、お前を死なせない……。

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『遊戯王 マスターデュエル』素早く負ける“自爆デッキ”が大流行!ついには「死なせねーぜ」とライバルを回復させるメタまで回り出す
『遊戯王 マスターデュエル』素早く負ける“自爆デッキ”が大流行!ついには「死なせねーぜ」とライバルを回復させるメタまで回り出す 全 3 枚 拡大写真

コナミデジタルエンタテインメントが手掛ける、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Steam/ニンテンドースイッチ/スマホ向け『遊戯王 マスターデュエル』。本作で開催中の「エクシーズフェスティバル」イベントにおいて、“自爆デッキ”なるものが誕生し大きな話題になっています。

「自爆デッキ」とはその名の通り、自らにダメージを与えて敗北することを目的としたデッキ。ただひたすらに、効率良く負けを目指す構築です。

なぜ、そのようなデッキが流行っているのでしょうか。それはイベントの報酬獲得方法に原因があります。本イベントでは対戦結果に応じて「メダル」が手に入るのですが、その枚数は勝利なら「100」、敗北なら「50」と設定されています(いずれもマイデッキ使用時)。

この仕様を見た一部のユーザーから、「長時間じっくり対戦して1勝を勝ち取るよりも、すばやく負けを繰り返したほうが効率的なのでは?」という見方が出始め、やがて拡散。かくして冒頭の“自爆デッキ”が流行ることとなりました。

そんな状況を受け、ついには「自爆メタ」なるデッキも登場。こちらは、素早く自爆しようとする相手を「絶対に死なせない」という逆転の発想から生まれており、「ヒロイック・ギフト」「衛生兵マッスラー」など“相手を回復するカード”によって自爆を阻止し、なるべく長く生き残らせようとします。これにより、効率のみを重視したプレイヤーの目論見は打ち砕けますが、もちろん自爆デッキ以外には一切通用しません。こ、混沌が深い…。


「真っ当にデュエルを楽しみたい」と本件を問題視する声から、「自爆したほうが効率良いのだから仕方ない」という意見まで、賛否両論が広がっている本イベント。もちろん全ての人がこうしたデッキを使っているわけではなく、普通にイベント戦を楽しめることもあります。

イベント初日には人気カード、“エルドリッチ”の禁止が発表されるなど、話題に事欠かない「エクシーズフェスティバル」は、2月24日13:59まで開催予定です。

※【2月18日19時25分追記】その後アップデートが行われ、勝利時のメダル獲得数が5倍に調整されました。


《高村 響》

多義的に面白いことが好きです 高村 響

兵庫県生まれ。子供の頃からゲームを初めとしたサブカル全般にハマっていたものの、なぜか大学にて文学研究で博士課程まで進むことに。本が好きで、でも憎い。純文学を中心とした関係性の中で生きていたが、思うところあってゲームライターに転向。その結果、研究のさなかゲームをしまくっていたことが恩師にバレつつある。 読んでくださっている皆様、どうぞよろしくお願いします。

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