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PS5が壊れました。先日、エルデンリングをプレイ中に画面がプツッと切れて真っ暗になったと思ったら、本体の電源が落ちていて、その後、うんともすんとも言わなくなりました。修理を申し込んで直すことになったんですが、発売直後に購入していましたので、1年間のメーカー保証はすでに切れていました。
結局、メイン基板の部品交換ということで、本体初期化の上、税込み27,500円ものお金がかかってしまいました。
大変つらい思いをしたわけですが、酷い目に遭うと仕事になるのがライターのいいところでして。せっかくですので、故障から修理までの流れや、壊れる前に入っておけばよかったと思うサービスなど、共有しておこうと思います。
■まずは修理せずに改善しないかチェックしよう
PS5が不具合を起こしたら、まずはPlayStation公式サイトの「オンライン修理受付サービス」ページを閲覧しましょう。ただし、すぐに修理受付をするのではなく、「不具合が発生しているので原因と対策を調べたい」というボタンをクリックします。すると、よくある不具合の確認や故障診断ができるので、そこで自分のPS5の症状について調べられます。修理に出さなくても、システムソフトウェアアップデートや、ケーブルを接続しなおすことなどで症状が改善するケースもあります。
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どうしても症状が改善しない場合は「故障しているので 修理を申し込みたい」から修理申し込みを行います。申し込みの際には、住所等の個人情報の他、PS5の型名も聞かれますので、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。PS5の型名は、外箱か、本体を縦置きした際に底になる面に書かれています。
症状や、修理金額の見積もりが必要かどうか、配送は自分で配送業者に頼むか、梱包だけして取りに来てもらうかなど、サイトの指示に沿って必要な情報を入力したら比較的簡単に申し込みは終了します。確認のメールがありますが、迷惑メールフォルダーに入ってしまうことがあるので、メールが来ないなと思ったらそちらも確認してみてください。
■梱包から返却まで 梱包する前に必ず注意を読みましょう
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PS5の梱包を始める前には、必ず「オンライン修理受付サービス」ページ内の「発送の準備をする」をよく読みましょう。というのも、後から必要なものが入っていないと大変な場合があるのです。おそらく、家にPS5の箱がちょうどよく入る段ボールなんていうのは、なかなか都合よく持っていないと思います。しかし、大切なPS5ですから、しっかり梱包したいですよね。筆者も家にあった段ボールを切って貼って、なんとか厳重に梱包しました。そのあと、梱包した中に「オンライン修理受付番号」などを入れておかなければいけないと知って愕然としました。やり直しです。ユーザーが後からつけたSSDの取り外しや、セーブデータのバックアップなども指示されていますので、ぜひみなさんはじっくり確認してから作業に取り掛かるようにしてください。
その後どんな流れになるか、日数等は個別のケースで変わると思いますので、あくまで参考として筆者の例を書いておきます。PS5がプレイステーションクリニックに到着すると登録したメールアドレスに連絡がきます。その後6日で、見積り金額と修理を進めてよいかの確認がきました。これは登録した電話番号のSMSでした。修理をお願いすると1週間後に修理完了と発送のお知らせ。修理申し込みをしてから手元にPS5が戻ってくるまで、2週間と少しかかりました。
■PS5が壊れる前にしておけば良かったこと
さて、最後に、PS5が故障する前に、入っておくと良いサービスを2つご紹介しておきます。ひとつ目はPlayStation Plus。目当ては“セーブデータお預かり”サービスです。筆者もそうでしたが、突然故障し、その後、一切PS5が起動できないまま修理のため初期化、ということが起こると、被害甚大なのはセーブデータです。PlayStation Plusのセーブデータお預かりであれば、自動でセーブデータをクラウドに保存しておくことが出来ます。加入した後は、必ずセーブデータの自動同期設定をしておきましょう。筆者はこれでセーブデータが助かりました。
PlayStation Plusは月額で税込み850円、長い期間で申し込むと少しお得になるという仕組みです。セーブデータお預かり以外にも、オンライン関連のサービスがついて来ますので、そちらの情報もあわせて確認し、検討材料にすると良いでしょう。それでも加入したくないという人は、USBストレージドライブなどに定期的にバックアップを取るという方法もあります。
もう1つ、これは利用できる人が限られるのですが、PlayStation延長保証サービス。購入後1年間のメーカー保証が有効な間に手続きをすると、税込み4,400円でPS5のメーカー保証を2年間延長することができます。4,400円を高いとみるか安いとみるかは人それぞれですが、27,500円の請求が来た時に、筆者が「延長保証に入っていれば……」と強く後悔したことはお伝えしておきます。
PS5が壊れた実体験を元に、修理の流れや、壊れる前に入っておくと良いサービスなどお話しました。この記事を読んで、万が一に備えてもらい、同じような目に遭う人が少しでもいなくなればと思います。