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幻のポケモン・アルセウスに負けずとも劣らない“創造神話”を持つ伝説のポケモン「レジギガス」。しかしなぜか、作中では度々ネタ扱いされるなど、なにかと不憫なポケモンとして有名になってしまっているようです。
ヒスイの大地を創造したレジギガス
「レジギガス」は『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』より登場する“きょだいポケモン”。高さは約4m、重さも約420kgと他のポケモンとは一線を画すスケール感を誇っています。
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また、『ポケットモンスター』シリーズには“レジ”を冠したポケモンが他にも存在していますが、いずれも「レジギガス」が特殊な素材を用いて生み出したのだそう。すなわち、「レジギガス」もれっきとした“創造神”なのです。
他にも、「シンオウ地方(ヒスイ地方)」では大地を司るポケモンと呼ばれている「レジギガス」。ポケモン図鑑の説明によれば、大陸を縄で縛り、そのまま引っ張って動かしたとのこと。ひょっとすると、「シンオウ地方」は元々別の場所に存在していたのかもしれませんね。
作中では不憫な扱いも?
そんな逸話を数々持っている「レジギガス」ですが、その偉大さについてあまり言及されることはない様子。それどころか、作中では“イジられ役”になってしまうこともあるようです。
たとえば、『ポケモンレジェンズ アルセウス』のポケモン図鑑では「レジギガス」がヒスイの大地を創り上げたという伝説に対し、「疑義あれど、真理一片あるやも知れず」と執筆者のラベン博士から疑いの目が。もしかすると、「シンオウ地方(ヒスイ地方)」では“シンオウ様”に比べて、「レジギガス」は語られていないのかもしれません…。
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さらに、同作では各ポケモンの“特性”が撤廃されているのですが、「レジギガス」に関しては唯一無二の“弱点”と言える「スロースタート」が据え置きに。これはフィールドに出てから5ターンの間攻撃と素早さが半減するという効果があり、強力すぎる能力値を持つ「レジギガス」に課せられたハンデのようなもの。そのため、本領を発揮する前に退場してしまう…ということは珍しくありません。
しかし、前向きに捉えればある意味“特別扱い”されているという見方も。また、同作では「ガンバリ系アイテム」でステータスを補うことができるため、「スロースタート」を気にせず、ポテンシャルを発揮してくれるようです。
とはいえ、やはり「レジギガス」の魅力はまだまだ伝わりきっていない印象。数々の伝説はもちろん、ファンの間では過去にアルセウスと対立していたという考察がなされるなど、まだまだ掘り下げるポイントは秘められているはず。
ここはいっそ、続編として“ポケモンレジェンズ レジギガス”が制作される…という可能性に期待したいですね…!