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歴代の『ポケットモンスター』シリーズでは、イベントや映画の前売り券の特典として“幻のポケモン”と出会える特別なアイテムが配布されていたことがありました。
最近はめっきりなくなってしまいましたが、通常のプレイでは味わえないワクワク感を今でも忘れられないというベテラントレーナーの方も多いでしょう。そこで今回は、過去に実装されていた「幻のポケモン捕獲イベント」を3つピックアップして振り返っていきます。
シリーズ初となった限定アイテム「ジーエスボール」
『ポケットモンスター クリスタルバージョン』で配布されたのが「ジーエスボール」。「モバイルアダプタGB」という機器を使って、ゲームボーイカラーと携帯電話を接続し、そこから「ニュースデータ」を読み込むことで入手できました。
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「ジーエスボール」は手に入れたままだと用途がわからず、ポケモンを捕まえることもできません。しかし、「ヒワダタウン」にいるボール職人のガンテツに鑑定してもらうことで、「ウバメのもり」にて幻のポケモン・セレビィの出現フラグが成立します。
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そして「ウバメのもり」の祠へ向かい、「ジーエスボール」を置くと、空からセレビィが降臨。そのままバトルに入り、捕獲することが可能となります。こうした幻のポケモンに纏わるアイテムがオンラインで配信されたのはシリーズ初。とくにセレビィの入手については、様々なデマが流れていたため、思い出に残っている人も多いのではないでしょうか?
「オーロラチケット」で向かった先にあるものは…?
2004年公開の映画「劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション裂空の訪問者 デオキシス」の前売り券購入特典として配布された「オーロラチケット」は、『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』で使用できるアイテム。これを使うことで、「たんじょうのしま」という特別なマップへ向かうことが可能になります。
無音でどこか不気味な「たんじょうのしま」を訪れると、中央には三角形の物体がポツンと存在。これを調べると一定のパターンで逃げ回り、最短ルートで追いかけ続けることで、最終的にデオキシスが出現しました。
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このミニゲームのような仕様は意外に難しく、配布されたパンフレットを読まない限りノーヒント。失敗すると最初からやり直しになってしまうので、苦戦を強いられた人も多かったようです。
「さいはてのことう」にはミュウに纏わる伏線が
2005年に開催された「ポケモンフェスタ」などで、『ポケットモンスター エメラルド』向けに配布された「ふるびたかいず」。これは「さいはてのことう」という場所へ訪れるために必要なアイテムで、そこには元祖幻のポケモンであるミュウが住んでいます。
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ここで出会えるミュウは、なんと色違いの厳選が可能。現在は『ポケモン GO』のスペシャルリサーチをこなすことでも手に入るのですが、それまでは「さいはてのことう」が唯一正規の色違いミュウを手に入れられる場所でした。
ちなみに「さいはてのことう」には、かつてミュウの研究をしていたフジ博士によって建てられたと思わしき立て札が存在。ところどころ文字が欠けているのですが、読み解いていくと彼の切なる願いを知ることができます。
こうした特別なイベントの数々は、今でも多くの人の思い出に残っているはず。いずれまた、幻のポケモンと素敵な出会いを果たせる日が来るといいですね。