ダークでハードな世界観が魅力
これらの作品に共通している特徴はなんなのでしょうか。「コードギアス」「鋼の錬金術師」「天元突破グレンラガン」の3作品なら、「肉親やそれに類する親しい間柄の人物の死がきっかけとなって物語が動き出している」ということが挙げられるかと思います。
「コードギアス」は母親であるマリアンヌ・ヴィ・ブリタニアが死亡した(と思った)主人公・ルルーシュの復讐の物語として始まります。「鋼の錬金術師」では、主人公のエドが、病気で失った母を甦らせるために禁断の業である人体錬成に挑み、失敗。自身の手足と弟の肉体を失い、それを取り戻すために旅に出ます。「天元突破グレンラガン」でも、主人公のシモンが“兄貴”と慕うカミナを失って以降、加速度的に物語が動き始めます。
こうした肉親の死や、それをバックボーンとしたダークでハードな展開こそ、2000年代の名作アニメに共通する特徴…なのかもしれません。ネット上では他にも「血界戦線」や「金色のガッシュベル!!」といった名作アニメ作品をスマホゲーム化して欲しいという声が。いずれもコミカルな部分がありつつ、本筋は先に挙げた3作品に負けず劣らずダークでハードな作品。これらもスマホゲーム化すると面白そうですね。期待しておきましょう。