◆Bリーグを制すは破壊力か機動力か、それとも特殊能力か
──お次はBリーグ。まずはイブラヒム監督の「帝国立コーヴァス高校」から。
ケーバック:全体的に投手の球速があんまり高くないですよね。オート対戦のAIが変化球ばっかり投げるようになっちゃうんじゃないかな。
ゆさ:コーヴァス高校は育成の段階でセーブせずに終了してリセットペナルティが発生しちゃったんですよね。なので、他の高校と比較するとちょっと気の毒な部分があります。
※栄冠ナインではリセットをすると所属選手の能力が大幅に下がってしまう
ケーバック:うわー、それは仕方ないね。でも打撃に全振りせずに外野手も守備Dのラインまで育ててるのが偉すぎます。
──遊間投手が今回の出場校では唯一のオリジナル変化球持ちなので、どこまで頑張れるかがカギになりそうです。
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ケーバック:オート対戦は最終的にはAI頼みなので、こういう特別な要素はワンチャンありますよ。
──葛葉監督の「神速高校」はいかがでしょうか。
ゆさ:ここは甲子園連覇を達成してて、正直言って優勝候補ですよね。
ケーバック:めっちゃ強い!敢えて心配なポイントを挙げるとすれば、エースがノビEで「速球中心」なのが気になるかな。三振はあんまり取れないかも知れないし、相手の弾道が下がる「ゴロピッチャー」の能力があるから内野の守備力が重要だと思う。
ゆさ:内野は捕球が低かったり「エラー」持ちだったりするのが気になりますね。投手のスタミナって味方のエラーでもガクッと減るので。
──「ゴロピッチャー」は本作から追加された特殊能力なので、オート対戦でも未知数のものがあります。この高校は全体的に尖った能力の選手が多いですね。
ケーバック:このルールだと2年生以下は最後まで育成できないので、ある程度一芸に特化するのが賢いと言えますよね。それにしても主力のルカ選手が強すぎて、見た時はびっくりして声が出ちゃいました(笑)。
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ゆさ:9番打者が打席で粘れる「カット打ち」を持っていて、控えている1番打者の「威圧感」の恩恵を受けて相手投手のスタミナを削る作戦がいやらしすぎます。ファールで粘るのは自操作では難しいので、オート対戦ならではの戦術ですね。
──ニュイ・ソシエール監督の「チョモランマ高校」はちょっと変わったドラフトで注目を集めました。
ゆさ:めぇもと(舞元)選手以外は全員女性ライバーなんですよね。
ケーバック:それは推せる(笑)。全体的に基礎能力はそこまで高くないけど、特殊能力はめっちゃ良いですね。例えば「ケガしにくさ」や「回復」って今回のルールでは意味がない能力なんですけど、この高校は発動しやすい能力が多い印象です。
ゆさ:エースのハナちゃん投手は「ノビB」と「闘志」の組み合わせがかなり強いし、変化球も打たせて取るには良い球種なので見た目以上の化学反応が起きるかもですね。内野の守備も良い。
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ケーバック:打線も「2番最強理論」で王覇山(葉山)選手に任せた!って感じでめっちゃ好きです。他の選手もパワーは低くてもヒットはありそうなので、敵エースのスタミナを削れば混戦に持ち込めそうです。
──最後は昨年度準優勝、椎名唯華監督の「にじさんじ高校」です。
ケーバック:転生OBの3・4番が最強。栄冠ナイン3年でこんなに強い選手を作るのは上手すぎます。どのコースでもホームランにできる能力ですね。
ゆさ:特にコメントする必要がない程に強いです。
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ケーバック:先発できそうな投手が4人もいる選手層もすごいですね。ベンチにも打撃の良い選手がいるから、投手に代打を出しやすくて采配の幅が広い。
ゆさ:恐らくは剣持選手が先発なんですけど“虚空ボール”こと超スローボールがオート対戦で逆効果にならないと良いけど……。
──投げる球種を指定できないので、同じボールばかり投げてしまうことがあるのが『パワプロ』AIの難しいところです。
ケーバック:変化量1のボールは打たれやすいので、育成段階であえて覚えさせないのも戦術ですね。ただ、逆に変化量が小さいことで空振りにならず凡打に打ち取れるケースもあるらしいので、絶対に弱いとは言い切れないのが絶妙な要素ですね。
◆強豪校が有力も、一発勝負ならではの逆転要素にも注目
──ということで一気に全チームの選手をチェックしましたが、ここからは優勝予想としておふたりの本命チームと対抗チームを挙げてもらいましょう。
ケーバック:僕の本命は王道だけどBリーグの「にじさんじ高校」かな。他の高校はチャンスで投手に打席が回ってきたときに代打を出せないことも多そうだけど、ここは層が厚いので総合力が抜けてると思います。対抗はちょっと悩んだけど交代までしっかり考えている育成方針の好みもあって「加賀美大附属高校」で!
ゆさ:僕は本命が「加賀美大附属高校」で!推し要素も10%ほど入ってるけど、素直にバランスが良くて強力だと思います。対抗は「神速高校」ですね。どの高校も肩力を上げきれてないから、広い球場では俊足揃いのチームが有利かなと。ヒットが2ベースになったり盗塁が決まったりすると予想しました。
──やはり育成で甲子園優勝しているチームへの評価は高くなりますね。逆に穴予想ではないですが、ちょっと注目のチームを挙げるとすればどこでしょうか。
ケーバック:僕は女の子ばっかりだからチョモランマ高校かな(笑)。っていうのは半分冗談で、特殊能力構成も魅力的だし葉山選手に任せる打線も面白いので、意外と一発はありそうだと予想します。
ゆさ:僕は「王立ヘルエスタ高校」の月ノ投手が今大会ナンバーワンピッチャーだと思うので、そこが注目です。「キャッチャーA」もあって、このバッテリーだけで全チーム完封できる可能性があるんじゃないかなって。
ケーバック:確かに投手さえ良ければ勝てる可能性があるのが面白いところだよね。
ゆさ:例年と同じ形式なら試合中の重要な局面で「ターニングポイント」システムがあるはずなんです。ターニングポイントでは守備側が抑えきると次の回の攻撃で飛躍的に能力があげられるので、打力不足も投手で補えるのがポイントですね。
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──ありがとうございます。今回は対人戦プロプレイヤーのおふたりにとっては若干得意分野とは異なる中で、それぞれ視点で優勝予想をしていただきました。果たして的中するかは本戦を見てのお楽しみということで。
ケーバック:チームがダウンロードできるので実際に戦わせてシミュレーションするのもアリですが、あえて能力だけ見て語り合うのも楽しみ方のひとつですよね。
ゆさ:楽しかったです。皆さんも是非推しの高校を推しあってみてください!
──ちなみに、対人戦で使えるとしたら使ってみたい選手はいましたか?
ケーバック:「加賀美大附属」の野手軍団が強すぎるから、打ちまくりたいですね。
ゆさ:僕はYASHIRO投手のシンカーとシンキングツーシームが投げてて楽しそうだなって感じます。
──栄冠ナインで育成した選手を操作して対戦、なんてのも楽しそうですね。本日はありがとうございました。
ケーバック& ゆさありがとうございました!
注目のにじさんじ甲子園は8月12日開幕。12日のAリーグ総当たり戦、13日のBリーグ総当たり戦が行われ、14日に決勝戦が予定されています。