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2月9日より始まった任天堂の新サービス「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」。その次期追加ソフトの中にはゲームボーイカラーの名作ソフト『コロコロカービィ』の名前もあり、界隈で大きな話題となっています。
一部では「せっかく筋トレしたのに…」という声も上がっているそうですが、いったい『コロコロカービィ』と何の関係があるのでしょうか――。
◆時代を先取りした『コロコロカービィ』
同作といえば『星のカービィ』シリーズ、ひいては全ゲームボーイソフトの中でもかなり異色のタイトルです。カートリッジに「動きセンサー」が内蔵されており、GB本体を動かすことでカービィも転がせる…という独自の操作システムを採用していました。まるで『スプラトゥーン』のジャイロ操作を思わせるようなシステムを、20年以上前に実現していたのですね。
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ニンテンドースイッチのコントローラーにも同種のセンサーが内蔵されているため、恐らく『コロコロカービィ』も独自の操作システムのまま移植されるのでしょう。長年同作の移植を待っていたファンからは、当然ながら喜びの声が上がっていました。
◆GCを振り回していたRTA走者
今流行りのRTA界隈でも人気のソフトであった『コロコロカービィ』ですが、実はかなり変わったプレイスタイルが主流だった模様。というのもRTA界隈ではモニターに繋ぐためもあり、ゲームボーイ互換機「ゲームボーイプレーヤー」をゲームキューブ(以下、GC)に接続してプレイするのが一般的でした。
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しかし前述した通り『コロコロカービィ』は、カートリッジに内蔵された「動きセンサー」によってカービィを操作するゲーム。カービィを動かしたければ、「ゲームボーイプレーヤー」ごとGC本体に動きを与えるしかありません。つまり約1.4kgもあるGCを振り回すわけです!
実際、「RTA in Japan」などの大会では、GC本体を両手でしっかりと掴んだRTA走者の姿が度々目撃されています。
無論、ある程度の筋力は必須。『コロコロカービィ』RTA界隈に参入するためには、筋トレが必要とすら言われていました。
ですが今回、新サービス「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」の登場により、Nintendo Switchで手軽にプレイできるようになるでしょう。ひいては『コロコロカービィ』RTA界隈に参入するための障壁が取っ払われることに。そのため、「せっかく筋トレしたのに…」との声も聞こえてくるというわけです。
ただし競技性と話題性が求められるRTA界隈において、「GC本体を持ってプレイする」というインパクト抜群の構図が廃れるかは微妙なところ。案外、レギュレーションの1つとして残り続けるのでは…との見方もあります。今後の動向を見守りましょう。