■オープンワールド作品が広く支持される中、3つの作品が抜きん出た結果に
PS5ユーザーがいつ頃購入し、どんな点に満足し、不満を抱いたのか。その実態が伺えるアンケート結果となりましたが、最後に取り上げるのは「気に入ったPS5ソフト」です。専売に限らず、PS5で遊んで特に気に入ったゲームについて意見を募集したところ、幅広いタイトルの名前が上がりました。
比較的新しい『Lies of P』や『Fate/Samurai Remnant』をはじめ、対戦格闘の定番『ストリートファイター6』、発売当初は専売だった『Returnal』、名作を蘇らせた『バイオハザード RE:4』、根強く支持されている『地球防衛軍6』、対戦型オンラインゲームの人気作『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』など、ジャンルからプレイ感まで様々なゲームがPS5ユーザーを魅了しています。
その中でも一定以上の支持を集めたのは、『ホグワーツ・レガシー』や『サイバーパンク2077』、『Horizon Forbidden West』、『原神』といったオープンワールド作品です。世界観は、ファンタジーから近未来まで多種多彩ですが、高いマシンパワーを駆使する大作の名前がよく上がるのは、PS5だからこそ求められている部分なのかもしれません。
さらに意見が集中したのは、『エルデンリング』や『Ghost of Tsushima Director's Cut』、『Marvel's Spider-Man 2』など。こちらもオープンワールド作品が数多く占めており、唯一の例外が『ファイナルファンタジー7 リメイク インターグレード』でした。
こうした作品が連なる中、抜きん出て多かった上位勢は『グランツーリスモ7』、『ファイナルファンタジー16』、そして『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』の3作品でした。ここまではオープンワールドが強かったものの、トップクラスは全く違うジャンルが占めており、なかなか興味深い限りです。
ラインナップの弱さが不満点としてあがったPS5ですが、今月末にはいよいよ『ファイナルファンタジーVII リバース』が登場します。この作品に合わせ、PS5を購入する人も少なくなさそうです。
また、今年だけでも『ドラゴンズドグマ2』に『Rise of the Ronin』、『SAND LAND』、『Stellar Blade』、『メタファー:リファンタジオ』などの作品が控えていますし、2025年には『グランド・セフト・オートVI』や『モンスターハンターワイルズ』が登場予定。こうしたタイトルの登場で、大きく飛躍できるのか。PS5ユーザーにとっても、この1~2年の展開は目の離せないところでしょう。