“戦うゼルダ姫”は、最新作『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』が初じゃない! リンクと肩を並べて戦った「ヒロイン」を描いた作品に迫る

『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』が発売される前に、“戦うゼルダ姫”が出てくるゲームを遊んでみませんか?

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“戦うゼルダ姫”は、最新作『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』が初じゃない! リンクと肩を並べて戦った「ヒロイン」を描いた作品に迫る
“戦うゼルダ姫”は、最新作『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』が初じゃない! リンクと肩を並べて戦った「ヒロイン」を描いた作品に迫る 全 11 枚 拡大写真

■「ゼルダ姫」を直接操作! 無双アクションと本編の過去譚が融合

「戦うゼルダ姫」のイメージをすでに持っている人は、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズで活躍する「ゼルダ姫」を見て印象づけられた場合も多いことと思います。

『スマブラ』のように、『ゼルダの伝説』のメインシリーズから離れた“お祭りゲーム”的な作品に登場し、「ゼルダ姫」が直接戦うこともあります。その代表例と言えるのが、『無双』シリーズとコラボレーションした『ゼルダ無双』です。

『ゼルダの伝説』シリーズでは、プレイヤーが動かすのはほとんど「リンク」だけ。しかし『ゼルダ無双』では、「ゼルダ姫」はもちろん「インパ」、「ミドナ」、「ファイ」、「ルト」といった、各作品で冒険を助けてくれた面々もプレイアブル化しました。

さらに、「ガノンドロフ」や「ザント」、「ギラヒム」といった敵側だったキャラクターも操作可能で、作品や敵味方が入り乱れるクロスオーバーな1作として注目を集めました。

その後、『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ』『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX』といったバージョンアップ版も登場し、参戦キャラも続々と増えていきます。

さらに「戦うゼルダ姫」を表現したタイトルもありました。それは、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』です。

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』は、タイトルからも分かる通りこちらも『無双』とのコラボ作品です。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の世界で100年前に起きた「大厄災」を描く内容になっており、本家『ゼルダの伝説』作品と密接な関係にあります。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の「ゼルダ姫」は、100年もの間、厄災ガノンの力を押さえ続けていました。つまり、その100年前を描く『ゼルダ無双 厄災の黙示録』における「ゼルダ姫」と同一人物だといえるでしょう。

しかし、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』で描かれた物語と結末は、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の流れと異なっているため、時系列上は直接繋がっておらず、パラレルな関係にあると思われます。それを理由に、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』はあくまでコラボ作品であり、『ゼルダの伝説』シリーズとは関係ないと考える人もいます。

ちなみに、本シリーズのプロデューサーを務める青沼英二氏は、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』を紹介する動画の中で、「『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の100年前の世界が舞台になっています」「(本編では描けなかった)大厄災を体験することができます」と述べ、2作品の関係性を語りました。

メインシリーズに加わるかどうかは賛否分かれるところですが、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』がシリーズと全く無関係の作品と言い切るのは、少々乱暴な意見でしょう。

そんな『ゼルダ無双 厄災の黙示録』でプレイアブル化を果たした「ゼルダ姫」は、関連作との繋がりを連想させる「シーカーストーン」や、シリーズでもお馴染みの「光の弓矢」などを駆使し、勇敢に戦います。

またDLCを購入すると、なんと「マスターバイク」に乗って戦場を縦横無尽に駆け巡る「ゼルダ姫」を楽しめます。「マスターバイク」は搭乗型の武器として実装されるので、攻撃もお手の物。そのスタイリッシュな活躍を、ぜひその目で直接お確かめください。

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』はニンテンドースイッチソフトなので、今回紹介した作品の中ではもっともアクセスしやすいゲームです。“戦うゼルダ姫”を、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』でたっぷりとご堪能あれ!


「ゼルダ姫」が活躍する作品はこのほかにも色々ありますが、主人公に抜擢されるのは非常に珍しいケースです。シリーズの当たり前をまたひとつ打ち破った『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』に、どうぞご期待ください。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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