30代や40代、いや50代ゲーマーも必見!?“復活”で読み解く「ニンダイ」の注目作品4選

「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2024.8.27」で行われた発表は、多くのゲームファンを喜ばせました。その中には、“復活”が鍵となるタイトルもあり、そちらも見逃せません。

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30代や40代、いや50代ゲーマーも必見!?“復活”で読み解く「ニンダイ」の注目作品4選
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『英雄伝説 空の軌跡 the 1st(仮称)』:2025年予定

『イース』シリーズと並び、日本ファルコムの代表作として名を馳せている『英雄伝説』シリーズは、初めてその名を冠した『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』(1989年)以降、様々な作品が登場しました。

イセルハーサを舞台とする『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』および『英雄伝説II』を皮切りに、1994年から1999年にかけて『英雄伝説III 白き魔女』・『英雄伝説IV 朱紅い雫』『英雄伝説V 海の檻歌』の3部作を展開。90年代全般にわたり、『英雄伝説』シリーズが飛躍を見せます。

しかし、シリーズ展開はこのタイミングで、ひとつの区切りを迎えます。これまで2~3年ほどの間隔で作品がリリースされていましたが、2000年代前半はナンバリング展開がしばらく途絶え、最新作を待ち侘びる期間が続きました。

そんな一抹の不安を打ち破り、シリーズに新たな活気をもたらしたのが、『英雄伝説 空の軌跡FC』(2004年発売)です。この作品を機に、壮大な『軌跡』シリーズが幕を開け、その流れは今もなお続いています。

『軌跡』シリーズと一口に言っても、主だった作品だけでも相当数にのぼります。まずは『空の軌跡』3作品に始まり、『零の軌跡』や『碧の軌跡』、『閃の軌跡』4作品、スピンオフ的な『那由多の軌跡』『創の軌跡』、『黎の軌跡』2作品のほか、2024年9月26日には最新作の『界の軌跡』も発売されます。

これだけの作品を展開している『軌跡』シリーズは、早いもので20年を超える月日を歩んできました。何作かごとに大きな節目を迎えているため、それぞれを遊ぶだけでも十分楽しめますが、「シリーズ作は最初から遊びたい」と思う人も少なくないでしょう。

ただし、『軌跡』シリーズの1作目となる『英雄伝説 空の軌跡FC』は、原点のPC版のほか、PSP版やPS3版なども登場しましたが、最新のものでも2015年発売のPS Vita版か、2016年配信のiOS/Android版となります。

最も新しくても8~9年前ですし、PS Vita未所持の人が今から本体を購入するのはハードルが高めでしょう。またiOS/Android版は、2024年8月30日の正午に新規販売が停止します。こうした理由から、今現在『英雄伝説 空の軌跡FC』を遊ぶのは、少々難しい状況にありました。

ですが今回の「Nintendo Direct」で、『英雄伝説 空の軌跡FC』をフルリメイクする『英雄伝説 空の軌跡 the 1st』(仮称)が電撃的に発表されました。プラットフォームはニンテンドースイッチで、2025年に発売される予定です。

20年の歴史を誇る『軌跡』シリーズを遊びたい、でも触れるタイミングが分からない……そんな悩みを抱えていた人は、本作の登場が絶好の機会となるでしょう。シリーズに入門する機会を「復活」させてくれる『英雄伝説 空の軌跡 the 1st』(仮称)の登場を、楽しみにお待ちください。



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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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