まれに見る大規模な社内eスポーツ大会開催!太陽ホールディングス『ストリートファイター6』社内大会イベントレポート&松本Pにインタビュー

太陽ホールディングスが『ストリートファイター6』の社内eスポーツ大会を開催し、国内外の社員が熱戦を繰り広げました。

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まれに見る大規模な社内eスポーツ大会開催!太陽ホールディングス『ストリートファイター6』社内大会イベントレポート&松本Pにインタビュー
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2月1日、esports Style UENOにて『ストリートファイター6』の大会が行われました。

今大会は、同作の公式大会「ストリートファイターリーグ」の協賛企業で知られる太陽ホールディングスの社内大会です。世界中にグループ会社が存在する太陽ホールディングスの関係企業の社員が、今日だけは選手として、対戦格闘ゲームを通じて激闘を繰り広げました。

太陽ホールディングスは、1953年に創業した日本の化学メーカーで、プリント配線板(PCB)用ソルダーレジスト(絶縁保護膜)の分野で世界トップシェアを誇っています。電子材料事業を中心に、医薬品や環境関連事業にも進出しており、グローバルに事業を展開。特にエレクトロニクス業界向けの先端材料開発に強みを持ち、自動車やスマートフォン、半導体製造など幅広い分野に貢献しています。

実況はeスポーツ実況者として有名なふり~だ氏、解説は『ストリートファイター6』のプロデューサーであるカプコンの松本脩平氏という、豪華な布陣です。

準優勝者には2025年3月に両国国技館で行われる「CAPCOM CUP 11」の観戦チケットが授与され、優勝者は上記のチケットに加え、2月にパシフィコ横浜で行われる「ストリートファイターリーグ:Pro-JP」の観戦チケットまで手にすることができます。これはやる気が出ますね。

本大会は台湾や韓国の関連企業からも出場しており、非常に国際色豊かな雰囲気がありました。

というわけで早速大会がスタート。いきなり韓国チームと大阪チームが激突。お互いにザンギエフを使用するという熱い試合が展開しました。

出場者の操作スタイルやランクもバラバラで、クラシックにモダン、初心者帯からマスター帯までが入り交じって戦います。中にはまさかの番狂わせも起き、終始ハラハラする試合が続きました。

会場には社員食堂で作られた応援メニューが展示されていました。ブランカちゃんに、ジェイミーの薬湯瓢箪、ジュリの髪型を模したパン……とても凝ってますね!

決勝戦は、東京代表「浜田と子分」vs福岡代表「おんぶにだっこ」。東京代表のホンダ軍団に、福岡代表チームのラシードが2連敗後に3連勝する逆3タテを起こしました。優勝した福岡代表「おんぶにだっこ」、おめでとうございます!

大会終了後、太陽ホールディングスの執行役員兼チーフブランディングオフィサーである吉野由季子氏と『ストリートファイター6』プロデューサーである松本脩平氏にインタビューする機会を得ました(以下、敬称略)。

太陽ホールディングス 吉野由季子氏

――4年間のストリートファイターリーグ協賛を通じて、最も印象に残っている瞬間や出来事を教えてください。

吉野毎年、シーズンの初めに、今年も弊社が協賛を行う告知を出させていただくのですが、いつもファンの皆様から「太陽さん、今年もありがとう!」と温かい言葉をいただきます。その都度、ファンの皆様と繋がっている実感を覚えることができ、大変嬉しいです。

会社としましては、ここ1年で「ストリートファイターリーグ」から弊社を知ったという新卒社員や、ビジネス上のお客様と巡り会うことができ、こちらも非常に嬉しく思っています。



――大会の協賛や開催を通じて、『ストリートファイター』にはどのような魅力があると感じていますか。

吉野特に今年はストリートファイターリーグの形も変わったこともあり、チームの力・戦略というものが前面に出たのではないかと思っています。

太陽ホールディングスでもチームの力と戦略を意識することは多く、そういった点でシナジーを感じております。

――今回の社内大会は全国5拠点と海外2拠点を含む大規模なものとなりましたが、社内コミュニケーション活性化の観点から、どのような手応えを感じていらっしゃいますか?

吉野大会を開催する際にアンケートを取っているのですが、とても良いフィードバックが返ってきております。

我々のグループ会社も増えてきていますので、他部署や他の会社との連携を取るのが難しくなって参りました。そこでこういった大会を通して、仲間と触れ合える機会が増えることを大変素晴らしいことだと思います。実際、優勝チームも年齢差がありましたから、eスポーツならではの世代を超えた連帯感を育めたのではないでしょうか。

カプコン 松本脩平氏

――一般企業の社内大会としては異例の規模と本格的な運営体制ですが、どのような印象をお持ちですか?また、『ストリートファイター6』の新たな魅力や可能性を発見されましたか?

松本以前から、「eスポーツってプロシーンだけなのか? 」という疑問を持っていまして、自分としてはプロもいればセミプロもいるし、こうしてカジュアルに楽しんでおられる人も皆eスポーツに参加していると考えています。

今回こうして色々な人が盛り上がってくれているところを見て嬉しかったですし、まだまだゲーム側も頑張らねばならないとも思いました。

――『ストリートファイター6』は「日本eスポーツアワード2024」でeスポーツゲーム賞を受賞されましたが、今後のeスポーツシーンでの展開についてお聞かせください。

松本カプコンとしてはストリートファイターリーグとCAPCOM Pro Tourを基軸にプロシーンを展開していますが、これらの大会を観て「自分もプロになりたい」「選手のファンになろう」「ゲームを遊んでみたい」と思う人を増やしていきたい考えがあります。



――太陽ホールディングスのような非ゲーム企業がeスポーツに参入・活用することについて、どのような可能性をお感じになりますか?

松本元々『ストリートファイター6』自体、対戦格闘ゲームを作らなければならないという考えに縛られていたわけではなく、ストリートファイターシリーズの新作を出そうというアイデアからスタートした企画でした。

既存のジャンルや考え方に縛られずに、柔軟にイベントを作っていけるところに、太陽ホールディングスさんとは同じ想いを感じています。


以上、太陽ホールディングスの社内大会のイベントレポートでした。

《各務都心》

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