KURO GAMESのオープンワールドアクションRPG『鳴潮』が、本日10月9日にVer2.7「暗き潮に映る夜明け」を配信しました。リナシータ編のクライマックスと言える、メインストーリーとなる潮汐任務が更新されるほか、Ver2.7前半では新キャラクターの「ガルブレーナ」、後半では「仇遠(キュウエン)」が登場します。
今回はKURO GAMESからの提供を受けて、最新アップデートの目玉となるガルブレーナと仇遠を試遊させてもらいました。早速、最新バージョンを試遊した上での感想をお届けしていきます。
※ ゲーム画面は開発中のものです。
◆“某デビルハンター”にしか見えないデビルハンター「ガルブレーナ」

早速、本アップデート以前から度々話題になっていたガルブレーナを使ってみました!彼女は焦熱属性・拳銃タイプのアタッカーキャラクターです。【余炎】と【魔炎】2つのリソースを溜めながら、強化状態移行後に火力を叩き出していくというテクニカルな性能に仕上がっていました。
ガルブレーナは通常攻撃や重撃を繋ぐことで、徐々に【魔炎】が蓄積。【魔炎】が一定量に達すると、共鳴スキル《越焔の翼》が、自身を強化状態に移行する《悪魔の翼撃》へと変化するのです。


強化状態中は、通常攻撃がショットガンを用いたアクションから燃えるような翼と体術を織り交ぜたモーションに切り替わります。この時、蓄積している【余炎】に応じてガルブレーナのあらゆる攻撃ダメージが上昇するのがポイントです。
また、特徴的なのが強化状態後の通常攻撃が1~3段目までは重撃ダメージ扱い、4段目以降は音骸スキルダメージとして換算される仕様です。残像を吸収し過ぎた結果、残像のような肉体に変質してしまったガルブレーナの設定が、キャラクターの個性として反映されています。

そうしたことから、強化状態前の通常攻撃で【魔炎】を溜める一方、【余炎】側のリソースについては、自身を含むチーム内キャラクターが音骸スキルを発動することで溜まるため、ガルブレーナで高い火力を叩き出すには音骸スキルを軸とした立ち回りが求められていきそうに感じました。

ところで、青白く燃える彼女の右手を見ているとなんだか『デビルメイクライ4』の「デビルブリンガー」を思い出してしまいます。しかもジャンプ時の通常攻撃モーションは、ダンテの十八番「レインストーム」ではありませんか。
余談ですが、彼女が扱う2丁銃の名称は「ルクス&アンブラ」です。なんだか愛銃の響きすらもダンテの「エボニー&アイボリー」に似ている気がします。


過去、『鳴潮』プロデューサー・Solon Lee氏はアニメディアのインタビュー企画にて、このように明かしてくれたことを思い出しました。
“『デビルメイクライ』の華麗なアクションとコンボの爽快感は、私たちが特に魅力を感じる要素であり、『鳴潮』の戦闘にもそのエッセンスを取り入れています。”
──アニメディア 2025年5月号 P.31 『鳴潮』製作チームインタビュー より
『デビルメイクライ』好きすぎだろ。
確かにKURO GAMESの熱意が『パニシング:グレイレイヴン』×『デビルメイクライ5』のコラボを実現させたことは明白ですが...。

インスピレーションを受けるというレベルではないくらいに影響され過ぎて、よもや『鳴潮』側に「デビルハンター」の役職を名乗りつつ、あちこちに小ネタを散りばめたようなキャラクターをお出ししてしまうとは思ってもみませんでした。
今回実装の潮汐任務「リナシータ 第二章・第十幕」劇中描写においては、ガルブレーナの立ち位置だったり、ある場面での不死身ぶりだったりがとてつもなくダンデと重なりました(※ こちらはネタバレになるのでぜひご自身の目で確認してください)。
とはいえそんなガルブレーナでも、流石にデビルハンター恒例の決めゼリフまでは......。どちらの作品も大好きな筆者にとっては、「もうここまで来たら『鳴潮』側ともコラボしちゃえよ!」と思わずにはいられないのが本音です。
◆渋かっこ良すぎる盲目の剣客「仇遠(キュウエン)」

後半で登場する仇遠も試遊させてもらいました。彼は気動属性の迅刀を武器とするキャラクターです。ガルブレーナとシナジーが噛み合うかの如く、チームメンバーの音骸スキルダメージを向上させることが可能です。
また、攻撃モーション一つひとつに“粋”なネタが仕込まれており、コンボを止めるたびに仇遠が肌身離さず持ち歩いている竹壺から薬を口に含んだり、帽子を洒落っぽく被ってみたり、あるときは「中身絶対に薬じゃないだろ!」とツッコまずにはいられない、酔拳のような動きすら見せてくれます。


彼は戦闘中に固有リソース【灯りにかざす剣舞】の溜まり具合に応じた効果を得られるのが特徴です。1段階目は通常攻撃の変化、2段階目は音骸スキルダメージをアップさせるバフ効果の獲得、3段階目は強力な重撃攻撃が発動できる自身への強化状態付与といった具合。


仇遠は単体でも気動ダメージを主体とする高火力な攻撃が可能です。また、操作感の気持ち良さといちいちカッコいい攻撃モーションが相まって、浪漫を感じずにはいられないアタッカーキャラだと言えるでしょう。
強キャラ感を漂わすその雰囲気に心惹かれるところですが、どこからともなく出現する「竹」と、彼の動きを一つの絵に昇華する唐突なレターボックスの出現演出が、渋く、唆られます。


ガルブレーナの後になんてキャラクターを出してくれるんだよ。
と、いち漂泊者としても頭を抱えるばかりの心境です。久しぶりの★5男性キャラクターですので、是非ともお迎えしたいところですが、果たして......。
『鳴潮』Ver2.7「暗潮将映の黎明」は、10月9日より配信。詳しくは公式X(旧Twitter)および公式サイトをご確認ください。
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