PS時代の名作RPG『ファイナルファンタジーVII』をベースに、3部作で再構築するリメイクシリーズが現在展開中です。そして、このシリーズの完結編となる『ファイナルファンタジーVII リベレーション』(以下、FF7 リベレーション)が、2027年4月8日に発売されます。
ユーザー待望の発売日が決定したほか、3rdトレーラーも先日公開され、発売に向けた情報公開は今後さらに活発化していくことでしょう。

刺激的な展開が続く中、『FF7 リベレーション』のメディア/インフルエンサー向けの先行プレイ会が実施されました。ゲームプレイの内容は、ドイツのケルンで行われたゲームイベント「Gamescom 2026」でメディア/インフルエンサー向けにクローズド出展されたものと同じ(以下、DEMO 版)とのこと。記事の掲載とは前後してしまいますが、今回の先行プレイ会は「Gamescom 2026」の開催に先駆けて行われました。
このDEMO版で、『FF7 リベレーション』の魅力がどのように描かれていたのか。その体験をプレイレポートでお届けします。
■DEMO版でまさかのボリューム!? 広大な地域を自由に探索

DEMO版とはいえ、『FF7 リベレーション』の初プレイになるため、当然ながら期待は高まっていました。しかし、正直に言えば、今回体験できる内容はごく一部になるだろうとも予想していました。
今回の試遊プレイは、約1時間と限られています。また、発売までまだ時間があることから、マスターアップも先でしょう。そのため、DEMO版は本編の最序盤、あるいは途中の一部を切り取った限定的なプレイになるものと思っていました。こうしたDEMO版の試遊では、体験できる範囲が限られることも珍しくありません。
そうした気持ちを抱えたままDEMO版のプレイに臨んだところ、開始早々にその予想がまったく的外れだったと思い知らされました。

今回のDEMO版でプレイ可能なエリアは、「ミディール」「ゴールドソーサー」「コスタ・デル・ソル」「ウータイ」「ゴンガガ」「ジュノン」「グラスランド」と、多岐に及んでいました。原作をプレイしたユーザーなら、こうした地名だけでも、その範囲の広さが想像できることでしょう。
しかも、DEMO版だからといって、これらの地域が区切られているわけではありません。『FF7 リベレーション』で主人公たちの足となる飛空艇「ハイウインド」を操作し、各地域へ自由に移動できるのです。
DEMO版でありながら、ここまでオープンワールド的な広がりを体験できるとは思っておらず、そのボリューム感に驚かされます。もちろん、製品版とは異なる部分もあるでしょう。しかし、初公開のDEMO版で提供するには、あまりにも規格外の広さです。

これだけのボリュームが用意されているにもかかわらず、プレイできる時間は最初に述べた通り約1時間だけ。明らかに分量と時間が釣り合っておらず、いい意味でまったく時間が足りません。
イベントをスキップして泣く泣く時間を短縮したとしても、範囲を絞って回らなければあっという間に時間が過ぎてしまうでしょう。1時間あっても到底足りないほどのボリュームに、嬉しい悲鳴しか上がりません。
ちなみに、今回のDEMO版では、『FF7 リバース』で実装されたミニゲーム「クイーンズ・ブラッド」もプレイ可能とのことでした。残念ながらとても手が回らず、そちらは今回見送りとしました……。
■ハイウインドからフィールドへ! 空からでも感じる「地続き」の世界

DEMO版は、本編の途中から始まる形になっており、まずはハイウインドの艦内からスタート。ここで、いくつかチュートリアル的な説明を受けます……が、今回は時間が限られているため、そのやりとりは泣く泣くスキップします。
スキップしたチュートリアルの内容は、ここで加入するチョコボの「ピコ」や、解禁される「ワイヤーガン」「WEARシステム」など。これらの要素については、実際のプレイ体験とともに後述します。
そして、プレイして最初に目を見張ったのが、ハイウインドの広さでした。艦内には数十人規模のスタッフがおり、それぞれの持ち場で職務に励んでいます。構造も複数の層に分かれており、まさに「空飛ぶ拠点」と呼べるほどの規模です。

このハイウインドもじっくり探索したいところですが、今回のプレイでチェックしたい内容はほかにもあるため、未練を残しつつも新たなエリアに向かいます。

PVでも公開されている通り、下船はパラシュートによる降下です。行きたい場所までハイウインドで移動し、艦内から直接ダイブ。落下中やパラシュートを展開した後も、態勢を調整して着地先を微調整でき、ハイウインドからフィールドまでシームレスに繋がっているのを改めて実感できます。
空からの着地ながら、世界の繋がりという意味で「地続き」な感覚があり、没入感を保ったまま遊べるのは嬉しいところです。
■チョコボの「ピコ」がすごい! 垂直ジャンプに滑空と探索で大活躍

最初に選んだ行き先は、リメイクシリーズでは初来訪となる「ミディール」です。降り立った場所は山間で、高低差のある岩山が連なっていました。
徒歩によるフィールド移動も可能ですが、快適に移動したいならチョコボの出番です。先ほどのチュートリアルで紹介されたチョコボの「ピコ」を、ボタンひとつで気軽に呼び出せます。
徒歩と比べて移動速度が速いのはもちろんのこと、ピコに騎乗するとその場で垂直にジャンプする「チョコボジェット」が使えるようになります。かなりの高さまで飛べるため、ちょっとした崖を乗り越えるのもチョコボジェットひとつで楽々とこなせます。

しかも、ピコの能力は垂直ジャンプだけではありません。滑空も可能なので、チョコボジェットと組み合わせれば、「垂直ジャンプからの滑空」が場所を問わずいつでも繰り出せます。さらに、飛行中は「エアダッシュ」と呼ばれる高速移動も可能。頼もしいピコを活用することで、フィールド探索が大いにはかどりそうです。
『FF7 リバース』では、エリアごとに異なるチョコボに乗り継ぎましたが、『FF7 リベレーション』では一貫してピコに乗り続けるとのこと。ピコには成長要素もあるので、その意味でも長い付き合いになりそうです。
ピコに乗りながら探索した実感は、さきほど触れた移動性能の高さに助けられ、行きたい場所へすんなりと移動しやすく快適でした。地形の起伏は探索の鬼門になりがちですが、ピコのおかげで製品版では滞りのない探索を楽しめそうです。

また、同じく艦内のチュートリアルで解禁された「ワイヤーガン」も、フィールド上の移動や探索を助けてくれる存在です。こちらは、ワイヤーを特定箇所に打ち込み、それを巻き取ることで、指定した場所まで一気に移動できるアイテムとなります。
使える場所は限られていますが、高所への移動も楽々。今回のプレイでは、ミディールにある村の中での移動に一役買ってくれました。

