
日本では2026年10月より公開された映画「バイオハザード」は、ゲームの映画化作品としても、一本のアクションホラー作品としても話題になっており、すでに「バイオハザード」映画シリーズでは歴代最高成績となる3億2000万ドル以上を世界で叩き出しています。アメリカでもまだ公開1か月ですから、今後さらに多くの来場者が恐怖におののくことでしょう。
そんな主人公は配達人の青年ブライアン。とある医療物資をラクーンシティに運ぶことになるのですが、そこはすでに異変に見舞われており地獄絵図の様相を呈しています。ラクーンシティという名称は登場するものの、時代設定も、キャラクターもすべてオリジナル。これまでの映画作品を含むすべての『バイオハザード』関連作から独立していて初見でも楽しめる内容でした。
その一方で、謎解きをしないと先に進めないような物語構造だったり、アイテムを入手しながらの攻略だったりと、原作ゲームをイメージした要素で構成されていて、「一般人がもしもゲームの主人公になったら」というコンセプトの『バイオハザード』になっておりファンもニヤリとする内容です。
そのようなコンセプトであるため、作中のブライアンは銃の扱いも初めてでパニックに陥ったり、ひたすら逃げることしかできなかったり、観ている側は原作ゲーム以上にハラハラさせられました。
それはつまり我々も同じ状況に立たされたら、同様のリアクションになるだろうということ。実際に銃を渡されたとして、それをブライアンと同じようにすぐ扱えるでしょうか?
そこで本稿では、一般人でも立ち回れそうな銃以外の対抗手段を『お姉チャンバラORIGIN』『ロリポップチェーンソー RePOP』『SG/ZH School Girl/Zombie Hunter』からピックアップ。そのユニークすぎる武器や戦い方に注目しつつ、真正面からゾンビと戦った美少女たちのサバイバル術を振り返りたいと思います。
◆返り血を武器にする『お姉チャンバラORIGIN』
『お姉チャンバラORIGIN』はディースリー・パブリッシャーが2019年にリリースしたアクションゲームです。2004年にリリースしたシリーズ第1弾『SIMPLE2000シリーズVol.61 THE お姉チャンバラ』と、その続編『SIMPLE2000シリーズVol.90 THE お姉チャンバラ2』を1本に集約しつつリメイクしたものでした。
特徴は、日本刀を手にした美女がゾンビの大群をズバスバと切り伏せる無双系。屍霊と呼ばれるゾンビがあふれる街を進みながら、主人公の「彩」が妹の「咲」の行方を追うことになります。


その本作で注目したのが、屍霊の返り血が限界点に達すると発動する暴走状態と、それが限界突破することで発動する第2の暴走状態「忘我」です。つまり屍霊の返り血こそが彩たちを強くする武器であり、パリィを駆使しながらバッサバッサと切り伏せる爽快感あるアクションゲームをさらに面白くするものです。戦闘力の増加、ひるみアクションの無効、特殊な手段でしか倒せなかったクリーチャーを通常の斬撃でも倒せるという、一時的な強化要素として楽しませてくれました。
現実のゾンビとの戦いでは、たっぷり返り血を浴びる場面もあるはずですから、活用の場は自然と多くなるでしょう。





◆彼氏の生首を有効利用!『ロリポップチェーンソー RePOP』
2024年にリリースされた『ロリポップチェーンソー RePOP』は、2012年にグラスホッパー・マニファクチュアと角川ゲームスがリリースした『ロリポップチェーンソー』のリメイク版。つい最近まで新規衣装を無料アップデートしていたばかりか、東京ゲームショウ2026では完全新作ゲームの『ロリポップチェーンソー2 Back2Back』や実写映画化が発表され、以前から言及されているアニメ化とともに、これからさらに盛り上がるシリーズとなっています。
主人公は、サン・ロメロハイスクールに通う高校生でありゾンビハンターのチアガール「ジュリエット・スターリング」。しかし18歳の誕生日を迎えたその日に街にゾンビが現れて、恋人ニックまで感染させられることに。そこで彼女はゾンビハンターの家系に伝わる魔術でニックを生首の状態にすると、その姿のまま、ともにゾンビハントを開始するのでした。


そんな本作で注目したのは、ジュリエットの彼氏であるニックの生首を使った数々のアクションです。
ゲーム本編では、ゾンビに噛まれた恋人ニックを救うため、毒素が脳に回る前に肉体から頭部を切り離し、魔術で生きながらせるという反則的な手段に出たジュリエット。その設定も狂気ですが、ニックを腰にぶら下げたまま事件解決に乗り出すその絵面もまた狂気です。
ショップで購入できる「ニックチケット」を使用するとルーレットがおこなえるのですが、出目によってはニックの生首を振り回してゾンビにダメージを与える「ニックトス」や、ボタン連打でコインが大量に溢れてくる「ニックシェイク」などで力を貸してくれます。さらに道中には首のないゾンビもいて、それにニックの生首を取り付けることで一時的にゾンビの肉体を動かすことも!
現実世界では、生存者がいない地獄のような状況で話し相手が欲しくなるでしょうから、そんな時にもちょうど良い“パートナー”であり“アイテム”です。






◆脱いだ服でゾンビをかく乱!『SG/ZH School Girl/Zombie Hunter』
ディースリー・パブリッシャーが2017年にリリースした『SG/ZH School Girl/Zombie Hunter』(スクールガールゾンビハンター)は、ゾンビが大量発生した学校に取り残された少女5名の脱出劇を描いたサバイバルアクションです。「お姉チャンバラ」シリーズと同じ世界ながら、こちらはさまざまな銃器をブッ放すTPS。ショットガン特性のあるヒロイン、隠されたものを察知する特技を持ったヒロインなどを使い分け、学校に隠された謎を解き明かすことになります。
登場する5名のヒロインはすべて普通の少女であり、銃の扱いに慣れてはいるものの、彩やジュリエットのような特殊な育ちではありません。そんな彼女たちがゾンビの群れに対抗するには、知恵を振り絞らなければならない……。そこで思いついたのが、匂いの残った衣服をその場で脱ぎ、デコイとして利用する驚きの方法でした。
この段階で開発スタッフに天才がいることは間違いありません。


服デコイが凄いのは、ほとんどのゾンビのターゲットをそらせることにあります。しかも服だけではなく下着まで! 下着デコイはあらかじめ用意したものをアイテムとして使用する形ですが、その準備段階では着替えを名目にシャワーシーンまで流れるなど、現在では盛り込めないような要素となっていて時代を感じさせます。もちろん着用時間が長ければ長いほど効果が高まるオマケつきです。






なおDLCコスチュームは『お姉チャンバラORIGIN』や『ロリポップチェーンソー RePOP』とは比べものにならないくらい“ひどいもの”があるので、気になった人は調べてみてはいかがでしょうか。
このように、同じ「美少女×ゾンビゲーム」といっても個性はさまざま。事件に巻き込まれた時、あなたならどの戦い方を選びますか?







