
一方で、本作は必要なカードを入手してデッキを組む性質上、他のソーシャルゲームと比べて課金の重要性が高く、さらに対人戦の成績によってビギナーからマスターまでランク分けされるので上級者と初心者に差が付きやすく見えます。
そこで、数々の対戦型カードゲームをプレイしてきた筆者が、「今から始めて上級者に追いつけるのか」を検証してみました。本記事は一つの考察に過ぎず選択したクラスや戦術の違いはありますが、考え方は共通している部分が多いので、『シャドウバース』をこれから始める人の参考になればと思います。
■課金額を抑えながら上級者に追いつく

上級者の仲間入りを果たすのを目標としつつ、できる限り課金をしないで辿り着けるところを探りたく、今回は「ランクをかけて争うランダムマッチング対戦」で、Aランクになるのを一つの区切りとします。
本作は全てのカードを使用できる「アンリミテッド」と、最新の5つのパックとプライズのみ使用できる「ローテーション」の2つのフォーマットがありますが、筆者は「アンリミテッド」で挑戦をしています。
■最終的に課金は避けられないのは心得ている
これまで対戦型カードゲームをプレイしてきた経験から、優れた能力を持つカード無くしてデッキが強くならないのは分かっています。絶対に負けないデッキなどというのは存在しませんし、定期的に新しいパックが出るので同じデッキのままだと戦術は古くなるからです。
もちろん、楽しみ方はそれぞれだと思います。今回はあくまでも上級者に追いつくことを前提に、いつかは避けられない課金をできる限り遅らせました。なぜなら、やみくもに課金をして高レアカードを入手しても勝てません。
優れたカード=高レアカードであることは必ずしも成立しないからです。自分が勝つためのデッキを組むにあたって、本当に必要なカードが決まるまでは、ひたすら仮説と検証を繰り返します。
※本作ではカードパックを購入する以外に、エーテルを溜めることで好きなカードを生成できますが、高レアカードの生成には時間がかかるため、課金ありきで考えています。
■自分の感性に合うデッキを選んだ
本作は8つのクラスから1つを選び、そのクラスでしか使えないカードをメインにデッキを組みます。クラスごとにデッキの特性は解説されているので、自分の好みで選びました。流行のデッキ、扱いやすいデッキを選ぶという選択もありますが、自分の感性にピッタリ来ないと長続きしないと判断したからです。
クラスごとの相性はもちろん、優秀なカードが多いなど現環境で抜きん出ているクラスは間違いなくあります。それでも、できる限り公平になるように運営がゲームバランスを調整している限り、どのクラスでも一番になれる確率はあるはずです。
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