『オーバークック2』で生まれるお手伝い意欲ーゲームと子どものいい関係

『オーバークック2』を親子でプレイしていたら、子どもが積極的にお手伝いをしてくれるようになりました。

任天堂 Nintendo Switch
『オーバークック2』で生まれるお手伝い意欲ーゲームと子どものいい関係
『オーバークック2』で生まれるお手伝い意欲ーゲームと子どものいい関係 全 10 枚 拡大写真

子どもの頃、家族と外食に行って厨房の中で料理をするシェフに憧れたことありませんか?まな板を叩く包丁の軽快な音、宙を舞う炒められた野菜たち…どれも素人には真似できないワザの数々ですが、そんな料理人の世界を体験できるのが『オーバークック2』。このゲーム、親子でプレイすると実に子どもにいい影響があります。なんと、子どもが積極的にお手伝いをしてくれるようになったのです。

子どもに食育、してますか?


突然ですが…みなさんは食べ物を大事にしていますか?自分の子どもがご飯をよく残して困っているなんて方もいるのではないでしょうか。『オーバークック2』は冒頭からこのようなちょっとホラーテイストな映像が流れます。


食べ残されたパンその名も『ゾンビブレッド』が登場。所々に一口程度食べられた歯形が残ってる可哀想なやつらです。筆者の息子はまだ4歳なので食べ物を粗末にすると『ゾンビブレッド』が出てきちゃうと本気で悩んでいます。


ゲームをやりながら食べ物の大切さを学べる!それが『オーバークック2』なのです!

ポップでキュートなキャラクターがズラリ!


先ほど冒頭でホラーテイストと言いましたが実はこんなにポップでキュートなキャラクターばかりが登場します。ヒゲの立派なおじさんやクッキー焼いてくれそうなおばあちゃん、パンダやネズミなどの動物も登場。

絵本の中の一コマのように忙しそうに厨房を駆け回る姿を想像するのか、子ども達に人気があったのは画像にもいるパンダやネズミなどの動物たちでした!最初は登場する動物も少ないので取り合いになってしまうことも…



ゲームを進めると他にも可愛いキャラクターが続々現れます。ちなみに筆者のイチオシはなんともやる気の感じられない猫のキャラクター。この顔でもいそいそと料理を作るので可愛いくて最高!このように自分のお気に入りのキャラクターを探してゲームをすると、更に盛り上がること間違いなしですね!


ゲームから生まれる子どものお手伝い意欲!


子どもたちがお手伝いを自主的にしてくれるのはとても嬉しいことなのですが、小さな子どもに火を使う作業や包丁なんかは危ないので任せられません。でも、ゲームの中だから任せられるということもあります。

本作は、プレイを通じで料理の過程を学ぶことが可能。ゲームが現実世界でのお手伝いに大いに役立つのです。

・ 材料切って盛り付けて…楽しいお手伝い


料理に大事な要素の一つ”盛り付け”はゲーム内でもとても大事です。注文はサラダですが…レタス・トマト・キュウリの3種類を組み合わせて作ります。が、よく見るとキュウリが入っていないサラダや、レタスだけなど注文はバラバラ…。


ただ全部を盛り付ければOKというわけではなく、注文に合わせて盛り付け方も変えなければいけません。なので、ポップでキュートな見た目とは裏腹…実はとてつもなく忙しいゲームです。筆者も最初は油断していたのでクリアするのがやっと…という状況でした。


レタスをちぎって、トマトも入れて…と、グリーンサラダのレシピを子どもたちもゲームで自然と覚えることができました。現実世界でも、「サラダ作るの手伝って!」と言えば、レタスをちぎってくれるように!『オーバークック2』のお陰です!

・火を使うのって難しい


料理に欠かせないのが「火」の存在。加熱調理は毎日の食卓に欠かせません。『オーバークック2』にも、加熱調理が必要なレシピが登場。

トマトをカットしたあとにフライパンで熱して、茹でたパスタと和えてトマトパスタのレシピ。これがガスコンロでの加熱が必要な面で、クリアするのに一苦労しました。

「ママ、燃えてるー!」


そうです。コンロにフライパンや鍋をかけっぱなしにしていると、気が付けば燃え上がる炎が…。もちろん、火事になった部分では調理作業なんて出来ませんから消火活動が始まります。その間は調理がままならないのでタイムロス。そして火事になってしまったことへの恐怖感や罪悪感…そう、お料理って難しいんです。

でも、火を扱うことってそのくらい難しく危ないことだと伝えるのは教育にはもってこいです。火の使い方を間違えると、

「ほら、こうやって火事になっちゃうんだよ」

と実際に見せてあげるわけにはいきませんから!ゲームを通じて料理の難しさと、火を扱うことの大変さを知ってもらえる…なんて素敵なゲームなのでしょう。

・お皿が足りない!


料理をして盛り付けてお客さんに提供して…順調に進めているかと思ったら、アレッ?お皿が足りない…。そう、現実と同じく使った食器は洗わなければなりません。ご飯を炊いてる合間や食材を切ったあと、盛り付け終わった隙にパッと片付けます。

ゲーム中、お皿を洗わなくても問題のないステージもありますが途中からは、ほぼ必ずと言っていいほど登場する作業になります。これには子ども達も大苦戦!



「お皿、まだ洗ってないよ~」

料理を通じて後片付けの大切さと大変さを教えてくれる…

実際に教えるのには危なかったり難しかったりすることも多いですが、子どもにお手伝いをしてもらうことが多いのは料理だと思います。その練習をゲームの中で実践でき、子どもに料理の過程や後片付けまで自然と教えてくれる、それが『オーバークック2』なのです。

ゲームを通して自信が付くと現実世界のお手伝いが身近なものになり、積極的に頑張ってくれる子どもに成長します。更にゲームを通じて親子のコミュニケーションがとれる!一家に一台、『オーバークック2』をぜひお試しください。

《三浦希枝》

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