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『遊戯王 マスターデュエル』で人気があるデッキといえば、原作漫画『遊☆戯☆王』のキャラクターが使っていたカードたち。激動する環境の中で、そうしたカードは通用しなくなった…と思いがちですが、実は上手く“アップデート”すればまだまだ現役で活躍してくれます。
そこで本稿では、『マスターデュエル』の世界で生まれ変わった彼らのデッキをご紹介。前回取り上げた武藤遊戯と城之内克也のデッキに引き続き、今回は海馬瀬人の使う「青眼の白龍」と、マリク・イシュタールの「ラーの翼神竜」に注目してみましょう。
2016年の劇場版で超強化!「青眼の白龍」デッキ
「青眼の白龍」といえば、「遊戯王」で最も有名なモンスターカードの1つ。原作で武藤遊戯のライバル・海馬瀬人が繰り出したこのカードは、多くのファンに衝撃を与えました。
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伝説のドラゴンはその後も古びることなく、「遊戯王」の歴史とともに歩み続けています。とくに2016年に新作劇場映画『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』が公開された際には、新規のサポート・派生カードが多数追加され、飛躍的な進歩を遂げることに。
その中でも一際強力なのが、「青眼の亜白龍」(ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン)。攻撃力3000/守備力2500と高ステータスでありながら、手札の「青眼の白龍」を見せるだけで簡単に特殊召喚できます。
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さらに、攻撃を放棄する代わりに相手のモンスター1体を破壊する優れた効果も。フィールド・墓地では「青眼の白龍」として扱われるため、各種サポートカードを使える上、融合素材にすることも可能。まさに至れり尽くせりのカードと言えるでしょう。
また、儀式モンスターである「ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン」も負けず劣らず強力なモンスター。「相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない」という耐性効果と、「守備表示モンスターを攻撃した時に倍の貫通ダメージを与える」という超攻撃的な効果を併せ持っています。
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さらに融合モンスターである「真青眼の究極竜」(ネオ・ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)も、きわめて強力。攻撃力4500/守備力3800の高ステータスと、1ターンに3回攻撃できる連続攻撃効果を持っており、1ターンで勝負を決められるポテンシャルです。
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新規エースモンスターの登場により、爆発力を増した「青眼の白龍」デッキ。「トレード・イン」、「ドラゴン・目覚めの旋律」などの手札交換カードをうまく使い、これらのモンスターの特殊召喚を狙っていきましょう。