『真・女神転生』なのにRPGじゃない!? 派生作で展開したアクション4選─19年ぶりの『ライドウ』復活に、入手不可の作品も

『真・女神転生』から派生した作品の中には、RPGではなくアクション要素をメインい取り入れた作品もありました。RPG以外で楽しむ系譜作をご覧ください。

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『真・女神転生』なのにRPGじゃない!? 派生作で展開したアクション4選─19年ぶりの『ライドウ』復活に、入手不可の作品も
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■『ペルソナ』初のアクションRPGが登場!

対戦格闘アクションがリリースされたことで、「『ペルソナ』キャラを直接動かして、様々なアクションを決めたい!」というファンの要望はひとつの形を得ました。

しかし、格ゲーは苦手な人も少なくないため、「格闘だけでなく、アクションRPGも!」といった要望も上がりました。そうした声に応えたと言えるのが、2020年に発売された『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』です。

タイトルからも分かる通り、本作は『ペルソナ5』との関連性が強く、主人公であるジョーカーをはじめ、モルガナや坂本竜司、高巻杏に喜多川祐介など、「心の怪盗団」が引き続き主要メンバーを務めます。

先ほど取り上げた対戦格闘アクションは、ジャンルの特徴ゆえにペルソナ使い同士の戦いが基本でした。一方本作では、数多くの「シャドウ」を相手に、スピーディでテンポのよい3Dアクションが繰り広げられます。

本作の開発には、『無双』シリーズなどで知られるオメガフォースが関わっているため、手触りや爽快感はまさしくアクションRPGそのもの。ただし、複数のシャドウと戦うものの、本作は無双アクションではありません。

むしろ、シャドウに見つからないよう立ち回りつつ、不意打ちを仕掛けて有利に戦いを進める──といった『ペルソナ5』の要素をアクションバトルに落とし込んでおり、モチーフの持ち味を十全に活かした仕上がりになっています。

また物語も、『ペルソナ5』の事件が一段落した半年後を描いているため、いわゆる後日談としても楽しめます。あの時の事件から、誰がどのように成長したのか。続編だからこそ味わえる新たな物語は、ジャンルを問わず魅力的な要素です。

『真・女神転生』らしさをアクションRPGで表現したのが『ライドウ』シリーズだとすれば、『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』は『ペルソナ』アクションを体現した作品と言えるでしょう。



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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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