『真・女神転生』なのにRPGじゃない!? 派生作で展開したアクション4選─19年ぶりの『ライドウ』復活に、入手不可の作品も

『真・女神転生』から派生した作品の中には、RPGではなくアクション要素をメインい取り入れた作品もありました。RPG以外で楽しむ系譜作をご覧ください。

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『真・女神転生』なのにRPGじゃない!? 派生作で展開したアクション4選─19年ぶりの『ライドウ』復活に、入手不可の作品も
『真・女神転生』なのにRPGじゃない!? 派生作で展開したアクション4選─19年ぶりの『ライドウ』復活に、入手不可の作品も 全 7 枚 拡大写真

■今では幻となった『真・女神転生』系アクション

最後に紹介する作品は、『ライドウ』とは異なる方向性で、『真・女神転生』をアクションで表現した作品です。『真・女神転生』関連作の中ではかなり個性的な作品ですが、知らない人がいてもおかしくはない、色々な意味で限定的なゲームになります。

そのゲームの名は、『真・女神転生 SYNCHRONICITY PROLOGUE』。2017年に発売された『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』のリリースに先駆け、ドットテイストで描かれた2DアクションゲームのショートPVが公開され、その映像内で本作が取り上げられました。

このPVでは、メトロイドヴァニア風の2Dステージを舞台に、シリーズでお馴染みの人気悪魔「ジャックフロスト」と「ジャックランタン」が軽快なアクションを展開。メガテンファンのみならず、メトロイドヴァニアファンの心もくすぐる要素がてんこ盛りでした。

しかし、発売予告風な画面の上に「嘘です!」と書かれており、本作の発売はジョークだったことも明かします。その後は『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』の映像に切り変わり、ユニークな紹介映像だったことが分かりました。

……ですが、話はここで終わりません。それから数日後、なんと映像にあった2Dアクションゲームの無料配信が電撃的に始まり、多くのファンをもう一度驚かせました。その作品が、『真・女神転生 SYNCHRONICITY PROLOGUE』だったのです。

発売は「嘘です!」とはありましたが、無料での配信は想像の斜め上を行く展開でした。販売はしていないので「嘘」という表現に偽りはないものの、小粒ながら良作の2Dアクションを無料配布とは、ただただ頭が下がるばかりです。

作中には様々な悪魔が入り乱れ、人気の高い「アリス」も定番台詞の「死んでくれる?」と共に登場。ファン心をくすぐるサービス精神満点の作品となっています。

発表からリリースまで驚き尽くめの『真・女神転生 SYNCHRONICITY PROLOGUE』ですが、残念なことに期間限定の配信でした。そのため、現時点での入手は不可能。後から本作の存在に気付いても、遊ぶことができない幻のゲームとなりました。有料でいいから、もう一度配信して欲しいと思う人も多いことでしょう。



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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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