新型スイッチはこんな人にオススメ!本体初購入者に向け、通常モデルからのメリットも解説

ニンテンドースイッチの新型が発表されました。その特徴に触れつつ、どんな人にオススメなのか紹介します。

任天堂 Nintendo Switch
新型スイッチはこんな人にオススメ!本体初購入者に向け、通常モデルからのメリットも解説
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ついに「新型スイッチ」こと「ニンテンドースイッチ(有機ELモデル)」が発表されました。新カラー・ホワイトを伴っての登場に興奮した方も多いと思います。

肝心のパワーアップ内容は、「有機ELディスプレイ」による映像表現の向上をメインに、ドックや背面スタンドの設計変更、本体保存メモリー増量などを実施。一方で性能面の強化はないことが判明しています。本記事では、そんな新型スイッチがどんな人にオススメかを紹介します。

◆ズバリ「携帯/テーブルモードを多用するうえで、プレイ体験にこだわりたい人」にオススメ!

新型スイッチを一番にオススメしたいのは、携帯/テーブルモードを多用するうえで、プレイ体験にこだわりたい人です。商品名にもある通り、最大の特徴は「有機ELディスプレイ」ならではの色鮮やかな画面でゲームを楽しめること。画面サイズも7インチに拡大されています。

しかし、TVモードでは各々が持つTV/モニターを使用するので、有機ELディスプレイの出番はありません。新型スイッチは性能面の強化もないので、「TVモードでガッツリやりたい!」という人には宝の持ち腐れです。

また、テーブルモード時に本体を支える「背面スタンド」もパワーアップし、フリーストップ式のワイドスタンドとなりました。見やすい角度で画面をしっかりと固定できるので、プレイがより快適に。このほか、クリアなサウンドを楽しめるよう、内蔵スピーカーが新しくなっています。

この2つも携帯/テーブルモードで活用するもの。有機ELディスプレイと同じく、TVモードでは出番がありません。総じて新型スイッチは“携帯/テーブルモードのプレイ体験を向上させたモデル”なのです。

携帯/テーブルモードを多用する人はもちろん、各モードを満遍なく活用するうえで、プレイ体験にこだわりたい人にもオススメ。逆に、TVモードがメインならば必要ありません。自分がどのように使うかで検討しましょう。

◆スイッチデビューにもオススメ!

スイッチを初めて購入する人にも、新型スイッチをオススメします。価格で見れば新型スイッチが37,980円(税込)、通常モデルが32,978円(税込)。5,000円ほど高いですが、「有線LAN」や「本体保存メモリー」を考慮するならば、差額は縮まります。

まずは有線LANについて。スイッチでオンライン要素を楽しむには、ネット環境に接続する必要があります。無線接続も可能ですが、有線接続の方が快適に楽しめます。そして、新型スイッチには「有線LAN端子」が搭載。ドックに直接LANケーブルを繋げるのです。

一方、通常モデルには有線LAN端子がなく、別途アダプターなどを購入しなければなりません。価格は1,500~3,000円ほどです。

次に本体保存メモリーですが、新型スイッチは通常モデルの2倍=64GBを備えています。ソフトをダウンロード購入する場合、作品によってまちまちですが、大作1本で約8GBを使うこともあるので、メモリーが多いに越したことはありません。

外部メモリーとして、別売りの「microSDカード」も使えます。通常モデルの場合、ほとんどのゲーマーは使っていると言っていいでしょう。容量や読み込み速度などで価格は大きく変わりますが、一般的に1,500~3,000円ぐらいのもので十分です。

もちろん新型スイッチでも多数のゲームをダウンロードすれば、いずれ必要になります。しかし、メモリーは通常モデルの2倍もあるので、当分先になることでしょう。

以上から、通常モデルでは別途購入が必要になる「有線LANアダプター」や「メモリー」が、新型スイッチにはデフォルトで搭載されています。これらの費用を考えれば、“有機ELディスプレイが楽しめる新型スイッチを買うのもあり”と考えられるわけです。

なお、21,978円(税込)と最安値のスイッチライトですが、携帯モード専用だったり、一部タイトルを遊べなかったりと、安さゆえに機能が制限されます。スイッチを満遍なく遊びたいならば、やはり新型スイッチがオススメです。

◆携帯モード用の2台目購入を考えるならば「スイッチライト」と要相談

同じく携帯モードで活躍するスイッチライトは、新型スイッチと比べてメリット・デメリットがあります。携帯モードのみで考えた際、快適さを取るならスイッチライト、迫力のゲーム体験を楽しみたいなら新型スイッチをオススメします。

一部機能が制限されるうえ、本体保存メモリーやバッテリー容量も新型に劣るスイッチライトですが、そのサイズ・重量は圧倒的にコンパクト。新型が縦102mm/横242mm/厚さ13.9mm/重さ420gに対し、スイッチライトは縦91.1mm/横208mm/厚さ13.9mm/重さ275gです。

通常モデルと比べても、新型は横幅が3mm、重さが22g増加。携帯性や寝転がってプレイする際などは、スイッチライトに軍配が上がります。

一方の新型スイッチは、有機ELディスプレイならではの色鮮やかな画面でゲームを楽しめるうえ、画面サイズも7インチと大きめ。よりクリアなサウンドを楽しめるよう、内蔵スピーカーも新しくなっています。

画面サイズを比べると、通常モデルは6.2インチ、スイッチライトは5.5インチ。携帯モードでも迫力のゲーム体験を求めるならば、新型スイッチに軍配が上がります。

携帯モード用の2台目購入を予定している人などは、求めるのが「快適さ」or「迫力のゲーム体験」かを考えて選びましょう。もちろん価格も。


新型スイッチで一番重要なのは「TVモードの際は新型スイッチの利点がほとんど活きない」こと。携帯/テーブルモードを多用するうえで、プレイ体験にこだわりたい人にオススメのモデルとなります。この機会に買い替えを考えている方は、自分のプレイスタイルをよく考えて購入を決めましょう。

新型スイッチこと「ニンテンドースイッチ(有機ELモデル)」は、2021年10月8日に発売予定。価格は37,980円(税込)で、ホワイト/ネオンブルー・ネオンレッドの2色が用意されています。


《茶っプリン》

ゲームライター 茶っプリン

「ゲームの新情報を一番に知りたい、そして色んな人に広めたい」そんな思いからゲームライターに。インサイドではニュースライター、時々特集ライターとして活動。関係者、ユーザーから生まれるネットブームにも興味あり。

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